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翼をください
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翼をくださいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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息もつかせぬ展開!ハラハラドキドキの連続!心を鷲掴みにする感動の場面! 用意周到に配置され、緻密に計算され尽くした映画のワンカットのように、読者(私)を物語の世界へ引きずり込んでいく。この本の目次を見ているだけで、映画のシナリオのようだ。 物語の引力が読者を惹きつけて離さない。「ページを捲る指が止まらない」とは、よく表現される例えであるが、この本はまさにその通りだ。次が気になってやめられないのである。 また、筆者の取材力にも最大限の評価を惜しまない。数多くの文献にあたり、関係者に取材を重ね、事実を踏まえた上で、物語を構築していっている。極めてノンフィクションに近いフィクションなのだ。 ぜひ、エイミーと一緒に、順平と一緒に、世界初の世界一周飛行に飛びたってほしい。 | ||||
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原田マハ7冊目。 原田マハさんの作品は暗幕のゲルニカ、リーチ先生など、美術館勤務をしていた経験からもわかるように美術に関するものが大半かと思っていました。 しかし、本作は、飛行機に関するもの。私は今まで飛行機にあまり関心がなかったのですが、この本を読むことで 世界一周飛行に初めて成功した ニッポン号についても知りましたし、アメリアイヤハートの存在も恥ずかしながら初めて知りました。しかし、知らなくても内容がとても丁寧に作り込まれており、大変読みやすかったです。毎回原田マハさんの作品は 参考文献の多さからもわかるようにかなり細かく下調べされて書かれているため、読んでいる方も史実に照らし合わせながら安心して読めます。本作にも専門知識などもたくさん盛り込まれていましたが、人物描写とストーリー展開が巧みで、無知の私も当時の世界観にハマってしまいました。 | ||||
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世界はひとつ エイミーも日本の飛行機の乗組員も気持ちは同じなのに国に翻弄されてやるせない気持ちになりますが、どこまでも前向きであきらめない行動が読んでいてとても勇気を与えてもらえます。どうかエイミーの未来が幸せである様にと願っています 本当にいい本をよんだな〜って思えます。原田 マハ先生ありがとうございます | ||||
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青山翔子は、暁星新聞創業135周年記念企画の一環として暁星新聞主筆の岡林にインタビューすることになった。そしてそのインタビューで、山田順平というカメラマンだった男の存在を知る。山田のことを調べていく中で、彼女は1枚の写真を発見する。そこに写っていた飛行機と女性は・・・? 歴史の中に埋もれてしまった真実を見つけ出すために、彼女は行動を開始する。 ニッポン号は、第二次世界大戦前期における日本の民間航空機で、4大陸と2大洋を連続周航した日本初の飛行機である。1939年8月26日に羽田飛行場(現 東京国際空港)を離陸し、10月22日に帰国した。日本製の飛行機と日本人乗組員が、世界一周の長距離飛行を世界で初めて成功させるという快挙だった。だが、戦争前の複雑な国際情勢の中、この素晴らしいできごとは封印されてしまった・・・。 この作品は、この実際にあったできごとをもとに作られた物語だ。ニッポン号に乗り込み世界一周を成し遂げようとする男たちと、ひとりのアメリカ女性の物語・・・。その女性エイミーがどう日本の飛行機や日本人と関わるのか?読み進めていくうちにしだいにその謎が明らかになる。 世界一周に賭ける男たちとエイミーとの絆の描写はとても感動的だった。数々の困難をひとつひとつ乗り越え、彼らは偉業達成へと突き進む。物語の中にどんどん引き込まれて、自分も空を飛んでいる気持ちになってしまった。こんなふうに飛べたならステキだろうと思う。エイミーもそんな気持ちだったのだろう。彼女はただ自由に空を飛びたかっただけなのだ。エイミーのその後の人生を想うと切なく哀しい。そして、山田順平の人生も・・・。戦争は、どんな理由があろうと絶対にしてはならないと強く思う。 単行本で500ページ弱あったが、全く長さは感じなかった。夢中になって読んだ。本当に面白かった。オススメです! | ||||
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事実に基づいたニッポン号の話。その中に秘められたアメリカの女性パイロットの苦悩。 わくわくして読み、そして感動の読後感でした。よくこれだけの事実を調べられたなと感心もし、 女性パイロットのその後が心に突き刺さっている感じです。 なぜ、これだけの事実が日本人に知られてないのか? | ||||
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とっても面白くて本を閉じるのが惜しくて一気に読んでしまいました。 | ||||
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感動しすぎて何も手に付かず、1時間くらい床に伏せてしまうくらいのプラチナ本に出会いました。今の私に必要なメッセージが1冊の本に集約され、本を読むのが遅い私も、約500ページの大作を2時間で夢中で読んでしまいました。戦前、日本製の飛行機と日本人乗組員が、世界一周の長距離飛行を世界で初めて成功した話です。政治的な問題で、歴史に封印されてしまった偉業。なぜ表紙のアメリカ人女性にスポットライトが当たるのかは、読んでみたら納得です。 この本を通して得たメッセージ。次から次に書き留めずにはいられない一文が登場するので、ページをめくるのと書き留めるのと忙しく手を動かしていました。 @ 私達は孤立してはいけない。ひとつの世界を生きる人類として、栄光と自由、そして平和を分かち合わなければならないのです。 @ I fly. Higher, faster, and further. Then, I shall return. 私は飛ぶ。より高く、もっと速く、ずっと遠くへ。そして必ず、帰ってくる。 @ 民族の違い、国家の違い、個人の違いはどうしたってある。それを認めて、受け入れること。それが共存共栄への第一歩。 @ 決して思い上がらず、怖いことを十分承知で、それでも挑む。慎重に、丁寧に。そこにこそ、成功の鍵があるのだ。 @ 信じること、仲間を、飛行機を、自分を信じて飛ぶこと。それが、どんな危険からも救ってくれる唯一の方法です。 @ 世界はひとつ まだ人生に十分時間のある今、この本に出会えたことに感謝します。今日からの私は、昨日までの私とは全く違うステージにいます。原田さん、素晴らしい作品を有難うございます(^ ^)/ | ||||
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久しぶりに出会った胸熱くなる大作。 大西洋単独横断飛行など輝かしい経歴を持つアメリカの女性飛行士と、戦前に世界一周に挑戦した日本の民間機の男たち7人。 ふたつのノンフィクションをかけあわせたストーリーは、読みすすむうちにまるで自分が飛んでいるかのように、拍手喝采を受けているかのように、あるいは追撃されているかのように。信頼の絆で結ばれたチームで空を飛ぶことの魅力にどんどんとりつかれていく。 彼等はみな「翼」がなければならないのだ。 女性飛行士エイミーの凛とした生き様と、彼女を支え信じる家族、ニッポン号の男たちの絆、開戦2年前に世界を飛び「せかいはひとつ」と心底思う飛行士たち。この本を読まずにいるなんてもったいない、勧めてもらって本当によかったと、心から思う秀作。 | ||||
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女性飛行士の話。 実話を元にした、いや本当は実話なんじゃないか、と疑ってしまうようなフィクション。 まだ空を飛ぶこと自体が挑戦だった時代に、より遠くに飛ぼうとした女性飛行士と、 そんな時代に世界一周をしようとした日本の飛行士たち。 全く関係なく見える両者が実は・・・ 空を飛ぶ話としても十分面白いんだけど、 何より、「より高く」「より遠くに」一生懸命飛ぼうとする人たちの (これが本当に純粋な、いい人ばかり出てくるのです。。) 努力や挫折や、成功して喜ぶドラマを、一緒に味わって欲しい!と思います。 文句なくオススメです。 | ||||
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世界一周に挑んだ女性パイロットと、初めて世界一周をした純国産飛行機「ニッポン」号に関わる人々との、史実と虚構を交えた物語。 一緒に飛んだ。面白かった。 久しぶりにやられた。 寝るのも忘れ読みふけった、あの胸熱くする時間を再び味わいたい冒険小説ファンには特にお薦め。おそらく期待は裏切られないはず。内容紹介に”大冒険ラブストーリー”と書いてあるが、ラブストーリーを期待すると拍子抜けするかと。恋愛が無いわけではないが…。1930年代の設定だが、あの時代特有の重苦しさはあまり感じられず長編ながらあっさりと読めてしまう。おそらく登場人物や、飛行機などについて丁寧に書かれあるからではないかと。このあたりの著者の姿勢に大変好感がもてた。飛行ルートにおいて端折られている部分あるのが残念だったが、これは字数の都合上しょうがないといったところか。ところどころニクイ演出がありグッとくるものがあるはず。 ぜひ手にとって、一緒に飛んでみて欲しい。 *内容紹介ですが、”勇気と友情の物語”と最初の文面から変更されたようです。当初は”大冒険ラブストーリー”となっていましたので、上記レビューにはそのようになっております。 | ||||
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