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花々



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【この小説が収録されている参考書籍】
花々
花々 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)

花々の評価: 4.38/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

余韻が残る

明青も幸も名前は出てくるけれど、
その姿は見えません。
完全に『カフーを待ちわびて』とは別の物語だと考えといた方がいいです。
カフーを待ちわびてで語られた明青と幸の物語と平行して
進んでいた二人の女性を中心にした短編集です。

安住の地を求めていた純子と
与那喜島を故郷に持つ成子。
純子は故郷を捨て旅人になった女性。
成子は故郷を捨て東京でキャリアウーマンとして成功している。
この対照的な、しかしどこか似ている女性二人が
女性一人旅の宿というテーマで奄美の島々を取材しようとするが
そこで彼女たちに運命の出会いが。
彼女たちは
それぞれに自分の道を歩み始める。

心の隅々にまで余韻が染み渡りました。
純子と成子の二人が本当に探していたもの、
それを見つけ、それぞれが満足の行く日々を過ごしている、
そんな最後のシーンがとても印象的でした。
明青や幸は登場しないけれど、
そんなのが気にならないくらいの作品でした。
物語の核となる花々。
物語とマッチしていてとても良かった。

最後の純子の母親の残したメモ。
母親の子を思う気持ちが非常に切なかったです。
花々Amazon書評・レビュー:花々より
4796670009

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