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花々
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花々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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明青も幸も名前は出てくるけれど、 その姿は見えません。 完全に『カフーを待ちわびて』とは別の物語だと考えといた方がいいです。 カフーを待ちわびてで語られた明青と幸の物語と平行して 進んでいた二人の女性を中心にした短編集です。 安住の地を求めていた純子と 与那喜島を故郷に持つ成子。 純子は故郷を捨て旅人になった女性。 成子は故郷を捨て東京でキャリアウーマンとして成功している。 この対照的な、しかしどこか似ている女性二人が 女性一人旅の宿というテーマで奄美の島々を取材しようとするが そこで彼女たちに運命の出会いが。 彼女たちは それぞれに自分の道を歩み始める。 心の隅々にまで余韻が染み渡りました。 純子と成子の二人が本当に探していたもの、 それを見つけ、それぞれが満足の行く日々を過ごしている、 そんな最後のシーンがとても印象的でした。 明青や幸は登場しないけれど、 そんなのが気にならないくらいの作品でした。 物語の核となる花々。 物語とマッチしていてとても良かった。 最後の純子の母親の残したメモ。 母親の子を思う気持ちが非常に切なかったです。 | ||||
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