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売国奴の持参金
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売国奴の持参金の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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| 彼の作品をそうたくさん読んでいるわけではないが。 主人公のサム・マクレディがモスクワに入った。それを見つけたKGB将軍が言った。「二十四時間体制で監視、尾行をしろ。・・・レーニン廟の方を向いて屁をこいたらこれも逮捕するんだ」笑。マクレディが新聞を持ち、サンドウィッチとアイスクリームを買って公園のベンチで時を過ごした。ずっと監視していたKGB要員は、彼に時間を聞いただけの老婦人やらアイスクリーム売りやらを拘束して徹底的に調べ、訊問した。さらに彼がごみ箱に捨てたサンドウィッチの包み紙を回収し鑑識で調べ上げた。出たのは、パン、バター、キュウリ、卵の残滓だけだった・・・笑。 作者は、KGBをおちょくったのか、戯画化したのか分からないが、ユーモアのあるこの場面が楽しかった。 | ||||
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| 最高の大人向け娯楽小説だと思います。 初めて読んだ時は、こんなに面白い本があるのかとびっくりしました。 電子書籍版が無いようなので、ぜひ出してほしいです。 とにかく面白いです。 精密で、本当に素晴らしい内容です。 強く強くおすすめします! | ||||
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| フォーサイスはどれも面白く読めます | ||||
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| 本書『売国奴の持参金』サミエル・マクレディ・シリーズ四部作の第二作である。 評者は、フレデリック・フォーサオイスの作品で、このマクレディ・シリーズは一作も読んでいなかったので何か一作読もうと本作を選び読むことにした。 東西冷戦も収束を迎えようとしているころの英・米・ソの情報機関の暗躍を、著者フォーサイスならではの筆致でこの物語の主人公サミエル・マクレディを描きだしている。 本書の主人公は、マクレディではなく、むしろアメリカCIAへ身柄を投げ出したソ連KGB大佐のピョートル・オルローフかも知れない。 英国DDPS(欺瞞逆情報及び心理工作部長)、通称〝騙し屋″ことサミエル・マクレディは、何年も前から情報源としてKGBロンドン駐在官事務所のボス、ニコライ・ゴロドフから情報を得ていた。 ミハイル・ゴルバチョフが提唱したペレストロイカの始まった頃だが、まだまだ熾烈な諜報戦が続いていることをテーマにした物語である。 CIAへ亡命したピョートル・オルローフを信頼したCIAは、その裏を取り、この亡命者を信頼し始めている。 が、騙し屋ことサミエル・マクレディがニコライ・ゴロドフから得た情報は? ネタバレになるからここらで書くのを止めておきます。 時代背景を考えると本書裏ページで記してあった「スパイ対スパイの息詰まる駆け引きが始まる・・・・・。〝最後のスパイ小説″マクレディ・シリーズ四部第二弾」との言葉に偽りはない。 1990年のある日の火曜日に開催された聴聞会で弁護するデニス・ゴーントの開陳するマクレディの過去の活躍を語ることでストーリーが構成された『売国奴の持参金』は、中編ともいえるページ数の作品だったが、まあまあ楽しむことが出来た作品であった。 やはりシリーズ第一作の月曜日から始まる『騙し屋』から読むべきだったと思いながら本書を読み終えたのです。 | ||||
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| 引退を勧告されたSISの騙し屋“マクレディ”の公聴会は続く。ソ連軍将校団がソールズベリー平野でのイギリス軍の演習に招待された。演習はそれぞれの思惑を秘めながら、穏やかにすすめられた。3日目、突然、GRUの将校パヴェル・クルチェンコ少佐が逃亡し、アメリカへの亡命を申し入れた。ロンドン駐在のCIAの一員ジョー・ロスはクルチェンコの正体を確認する。本名ピョートル・オルローフ、KGB大佐。アメリカは亡命を受け入れた。亡命者は多くの情報をもたらした。CIAはあらゆる手段でその情報の裏付けをとり、彼を信用し始めていた。どの情報も超一流の秘密事項だった。が、マクレディはなにか腑におちなかった。亡命者の真意は何なのか、スパイとスパイの息詰まる駆け引きと心理戦がはじまる―。 | ||||
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| さすがはフォーサイスと言える作品です。発売当時も購入したのですが、引越しなどで紛失してました。 また手にできて幸運です。 | ||||
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| マクレディ四部作(といっても原書では一冊の本なのだが)の第二部。意に沿わない人事 異動への異議によって開かれた聴聞会で回想式に語られるのは第一部「騙し屋」と同じ。 今回は敵の放った"トロイの木馬"による偽情報を、どうマクレディが暴いていくかが見所。 英国の招待によって軍事演習を視察に訪問中の将校団の一員だったオルローフが、 アメリカへの亡命を希望する。これによって騒動は始まる。当然CIAは何か裏がある のではないかと疑い、慎重に尋問を進める。しかしオルローフの証言は徐々にCIA 長官の信頼を勝ち取っていく。それに対してマクレディはオルローフへの疑いの目を 捨てようとしない。彼はソ連KGB内部に運営する"資産"を切り札として持っていたのだ。 亡命希望のスパイの価値は持ってきた情報すなわち"花嫁の持参金"によって決まる。 しかしそこには敵の仕掛けた罠があるかも知れない。オフローフは本物か?偽物か? 彼の真の狙いは何なのか?騙し騙されの諜報の世界でおのれを信じ、果敢な 作戦でオフローフとの一騎打ちに挑むマクレディ。緊迫感が読者をとらえて放さない。 | ||||
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| 騙し屋、サム・マクレディ・シリーズの四部作の第二弾。 重要な機密情報を持つKGB大佐がCIAを頼って亡命した。 CIAのジョー・ロスは、KGB大佐を受け入れるが、今回の事件で、誰が誰まで騙しているのか、誰が騙されているのか。 SIS、マクレディは、どのような立場で動くのか。熟練の駆け引きが光る。 ソ連、アメリカ、イギリスのそれぞれの思惑をはらみ、最後まで飽きさせない。 | ||||
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| イギリス情報機関SISの「欺瞞、逆情報及び心理工作部」部長を務めるベテラン・エージェント、サム・マクレディの諜報工作シリーズ第2弾。イギリスでKGB大佐がアメリカへ亡命し、そこからもたらされる情報に満足するCIA、その亡命に腑に落ちないものを感じるSIS、亡命の真意を疑うKGB将校。。。スパイとスパイの駆け引き、騙しあい、心理戦が巧妙に描かれている。亡命者受け入れの一般的な手続きや亡命後の生活が垣間見れるのも面白い。 | ||||
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