■スポンサードリンク
64(ロクヨン)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全416件 321~340 17/21ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひとつひとつの文がとても短く、接続詞を使わずに、圧倒的な情報量で読者に世界観を提示してくるようなスタイル。豊富な語彙が読んでいて気持ちよく、言い回しにリズムがあるので知らず知らずのうちにページをめくってしまいました。ひとつひとつの文を味わいながら読める幸せを感じました。そして、刑事部VS警務部というメインストーリーに、タイトルにもなっている「64」のほか、いくつものサブストーリーが絡まりながら物語りは前に進み、そして、最終的にすべてが決着を見る構成力の気持ちよさ。幸せな時間を与えてくれる本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長い年月をかけて描かれただけあり、読み応えがありました。 警察組織とマスコミ、真実をつきとめるにはこの両輪が上手くかみ合うことが必須です。 しかし、日本ではまだまだ被害者家族に対するこころのケアーが遅れていることが分かります。 読者である私たちの意識、モラルが問われている作品でもあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若干、無理目の設定やとりわけ、三上の家族問題が解決していない など、荒削りな部分はありますが、それを補って有り余る力のある 作家だと思います。とにかく読者をグイグイ引っ張っていく力には 脱帽しました。Kindle版はすべて購入、すべて読みました。住宅の 事情で、あまり本をたくさん手元に置けないのでKindleには重宝し ていますので、これからもKindle版を出していただけると嬉しいで す。もちろん、新作も期待しています。作者の年齢からいって、 ちょうど円熟期ではないでしょうか。どんな作品が出てくるか楽し みです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
没入です。一気読みしました。 とにかく臨場感、泥臭さ、着地点の解らない展開で、最後まで引っ張られました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
警察社会の実態がリアルに描かれていて面白かった。 他の作品も読んでみたくなった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半は少し読み続けるのに不安を覚えたのだが、一転前中盤から一気に骨太で繊細な刑事がの輪郭が浮き出て、ストーリーの面白さが倍増しました。違う作品も読みたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々の長編小説、他の方も書かれている通り読みはじめから横山ワールドに没頭していきます。お勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理ものと権力闘争もののいいとこ取りであり、長編であるがページをめくる手が止まらない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白い警察小説。 読み応え十分あります。 小説自体が長編で分量も多いのですが、グイグイ読ませます。 特に主人公で警察広報官の「三上」の葛藤の描き方がすばらしい! その心情描写に共感して、ついつい「三上頑張れ!まけるな!」と応援したくなる。 小説ってどれだけ「主人公との共感」出来るか?にかかっているんじゃないかと思うのですが、この小説は十分に共感因子がたくさんあります。 特に組織内で理想と現実の間に立っていている人にはとても刺さる内容だと思う。 主人公の目線からD県警警察本部の組織人としての立場、広報官として、チームリーダーとしての理想、メディアとの情報公開への葛藤が、小説全体の基礎をなしています。 主人公の内面の葛藤が物語のベースラインを奏でていて、その基礎が十分書ききれていた上で、「64」と呼ばれる誘拐事件の捜査がメロディラインとなり、その2つが絶妙なハーモニーとなり、物語をグイグイ引っ張っている。 警察組織内部の隠蔽や秘密、上層部と前線で働く末端職員の戦いが前半戦。 そして、後半では前半戦の組織内の抗争を全部ひっくり返すような事件が勃発する その中で主人公「三上」がどのように活躍していくのか? そして結末は、思いもよらない展開に! お勧めです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横山秀夫の警察小説の典型的な作品。作品紹介の警察の内部の対立を題材とあったがそのものであった。サスペンスの題材を最後まで明かさずに読ませるテクニックは優れている。半落ちとロクヨン、この技術に堪能したので次回は読まないかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
64のタイトルの意味に納得した。 普段、取り上げない、警察内部が描かれていた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「半落ち」と「クライマーズハイ」を足して0・8がけした感じです。ぜひ、というか、たぶん、広報官だかその後の三上だかの続編はでるでしょうね。期待しています。婦警の美雲さんも気になるし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恐れ入りました。素晴らしい作品だと思います。いつもながら横山秀夫氏の文章表現が大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白いです。横山秀夫のファンになりました。書店で買うより安いのでまた利用します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読めました。著者らしい面白い作品でした。次回作も期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
警察という大組織の中で対立するキャリアとノンキャリア、マスコミと警察広報、刑事部と警務部、これらの対立する組織人間の調整・折衝のやりとりが非常に面白い。対立する組織の中で、管理職はどのように人と折衝し、調整し、どのように行動すれば、うまく事は運ぶのかが、丁寧に書いてある。折衝・調整のノウハウ本として読んでもいいと思う。管理職教育の教科書としても使えると思った。中間管理職の日々の仕事が、そのままこの小説に書いてあるように思った。 そしてミステリーとしても完璧であった。最後は最高のミステリーエンターテイメントであり、どう筋が展開するのか、ドキドキしながら読んだが、最後の最後でジグソーパズルの最後のピースがぴったりはまって、一つの絵が完成したという感激を味わった。横山秀夫の最高傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に面白くあっという間に読めました。 よく考えられた伏線、最後にそれらの回収と長い小説ですが引き込まれるように読めます。 非現実的なところもありますがそれを感じさせない話のまわし方に脱帽です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変有名な人気作家の久々の長編傑作。ミステリーは好きではないが、この小説は非常に面白かった。 主人公は中年の泥臭くしぶとい警察広報官。 自分とは年も離れていて全く接点のない人物なのに、主人公の内面の葛藤が 事細かに、これでもかこれでもかと書かれているために、 主人公と一緒になって行動しているような気がするほど一体感を感じた。 そしてこれはただの推理物ではない。 知的好奇心をくすぐる謎のキーワードが多く出てきて、続きを読ませる設定やストーリーの素晴らしさは 勿論のことながら、それだけではない。 それは仕事への真摯な姿勢であり、家族を思う愛情であり、男と女の愛情という、 刑事のみならず多くの一般人が持っている感情の描写の秀逸さである。 しかも次々と起こる厄介なトラブルや事件に合わせて、その感情はだんだんと変化し、成長していく。 私は女性読者だから、最初は、「警察」という特異な男社会で、男性作家、特に推理物に多い女性の容姿への 必要以上の描写、男性特有の言い回しに少し違和感を感じていた。 婦警がお飾りもの、腫れもののように扱われ、美しい妻と醜い顔をした娘への思いがあまりにも自分勝手で、 女をことさらに守り、美化し、そして肝心の場面では端へ置く描写に鼻白んだ。 しかし段々と主人公が変わっていく。動いていく。開けていく。 昭和の最後を飾った、64という恐るべき誘拐事件の謎が解かれていくとともに。 主人公は、仕事へも、家族へも、向き合い、そして自分なりの答えを出していこうと努力する。 最後まで読んで、最初は好きになれなかった主人公の三上が近しく感じられ、仕事に生きるその姿が魅力的に映った。 たくさんの伏線、登場人物の多さ、七色に変わっていく感情・・・非常に情報量の多い小説だが、 決してだれずに読むことができる。 文庫ではなくハードカバーで読むべき。表紙のデザインも青みがかった写真が美しく、よく合っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横山秀夫は人気作家だが、個人的はそれほどハマる作家ではなかった。 しかし、このミス一位。アマゾンでも平均4.5以上の高評価レビュー。 これは読んでみようと手を取ったら、ページをめくる手が止まらない。 647ページの大作を、二日で読み終えてしまった。 本作には爆弾も出てこない。猟奇的な殺人シーンもない。 ネットを使った巧妙な仕掛けも出てこない。 ただ人間を描いている。 地方の警察という、決して派手ではない舞台で 事件に関わる人間の心の揺れを、見事を描き切っているのだ。 警察内の組織と個人のジレンマをテーマに、 登場人物のヒリヒリとした感情を描く横山節は健在。 中盤もだれる事無ことがなく、 伏線が一つの大きな流れになっていくクライマックスも読み応え十分だ。 本作は、横山秀夫マイベストになりそう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
広報官という、一線から離れた立場で、過去の事件を掘り起こす手法が素晴らしい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!