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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全416件 281~300 15/21ページ
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もう読めないのではないかと思っていた 横山秀夫さんの最新作。 待たされるとその分期待は膨らむ一方で、 ようやく手にしても往々にして肩透かしを喰らうのが世の常。 ですが、私が思っていた不安要素を ぶっとばしてくれる仰天の結末でした。 もう「大満足」の一言に尽きます。 横山さん含め色々な意味での「執念」が結実した 一冊だと思います。 | ||||
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元記者が書いた警察内部の知識に優れたハイレベルな小説。著者の活躍は知っていましたが小説を読むのはこの作品が初めてです。文章のレベルも新聞記者を感じさせるしっかりとした重厚感があります。これを機に著者の他作品も読んで見たいとおもいます。さすが宝島社このミステリィーがすごいの1位に選ばれたと納得しました。 | ||||
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私にとって初めての横山秀夫作品だった。それだけに先入観なく読み始めたが、 改めて作家というものにすごさを感じた。読み始めた瞬間から五感全てを刺激 する言葉のシャワーを浴びているようだ。一気に物語に引きづり込まれ読み切った。 物語は警察の広報官を務める男が主人公だ。 元刑事として現場に命をかけているような男が、県警の情報発信窓口 である広報となり、地元の記者との駆け引きに苦悩する。 全く毛色の違う職場。どこに足が付いているのか、自分の立場が ハッキリしないまま、自分が生きる道を探っていく。 そして、そんな主人公に対して、県警にとって時効間近の殺人事件を 背景として、各組織の色濃い登場人物を絡み合わせて物語が展開する。 一組織人のリアルな苦悩と、最後まで行方が分からないストーリー展開。 圧巻でした。 | ||||
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何となく海外出張のお供に購入しましたが、良い作品に出会えました。 久しぶりに止まらずに読み続けてしまいました。 組織の中では、時に自分の気持ちを抑えて進まないといけない時があります。 大小の差はあれ、誰でも組織の中であがいたことがあると思います。とても熱い気持ちになりました。 | ||||
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横山秀夫さんの作品は全部読んでますが、本作はまた素晴らしい出来栄えです。 ページ量、キャラの立ち具合、本から伝わってくる熱量、文章表現、ストーリー、 全て秀逸です。本から伝わってくるパワーが凄いので、どっぷりと構えないと 一筋縄ではいきません。 ストーリーはもちろん全然違いますが、クライマーズハイに少し似ているかな と思いました。(主人公が似ているのかな?) 私は特に氏の文章が好きです。 初めの数ページ読んで気に入った方は是非ご一読あれ。 | ||||
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素晴らしい作品だと思う。 登場人物たちの陰影のある描き方、彼らの葛藤を浮き立たせる舞台装置、伏線を張り巡らせた前半から打って変わってスピード感あふれる展開となる後半部分、そして、驚くべき結末を携えたプロット。物語としての質の高さと娯楽作品としての面白さを兼ね備えている。 こういった優れた作品に多くを語る必要はないだろう。 個人的に、本作の中で最もツボにはまった部分は、過去の隠された汚点を刑事部が自ら暴くのを覚悟で、言わば捨て身で犯人の検挙に突き進むという気概を示唆(本作中には描かれていない)した点である。しびれるカッコよさだ。 | ||||
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この本に学生の頃出会っていたとしても、 途中で投げ出していたかもしれません。 組織に属し働いてウン十年、子供も思春期を終えた今読めばこそ、 主人公の葛藤や言動がいちいち心に染みて来るのでしょう。 組織の中のグループへの所属関係。 上司や部下、同僚やライバルとの微妙な距離感。 警察組織という、特に複雑な人間関係が渦巻く世界ほどではなくとも、 組織に属して真面目に働いていれば、多かれ少なかれ 主人公と似たような葛藤を経験することはあります。 親と子という永遠のテーマについても同様です。 それがこの小説のリアリティの基盤だと思います。 それだけでは単なる重苦しい小説になってしまいますが、 本作はミステリとしても上質。 終盤になって明らかとなる真相は、 やや情緒的で合理性に欠ける面はありますが、 それでも十分にカタルシスを生み出します。 ただ、かなり前の方の記述で、 警察の組織に詳しい読者ならばすぐに気付くミステークがあり (あえ具体的には書きませんが)、減点要素となってしまいました。 全体としては、魂の入った力作・名作と言えると思います。 ミステリはあまり読んだことがないが、 現実の事件や組織と個人の関係には関心がある、といった方にもお勧めです。 | ||||
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全体のストリーの組み立て方が素晴らしい。読み終わった後に登場する主人公たちに拍手したい気持ちになった。 | ||||
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事件の設定が意外性があり、面白かった。 事件は解決するが、主人公の私生活の問題は解決されずに終わるという、リアル感があって最後まで飽きずに読めた。 | ||||
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横山秀夫の作品の中でも、傑作と言ってよいのではないだろうか。 刑事部と警務部の対立、広報部と現場の対立、広報部と記者との対立、娘の失踪、14年前の未解決の誘拐事件 などが、密度の濃いドラマを作り出していく。 作者の警察に対するまなざしは、いつものように、あくまでも温かい。 読み出したら、やめられなくて困った。 読んで満足の1冊であった。 | ||||
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最初から最後まで緊張感があって、クライマックスのスピード感、登場人物の感情の昇華などとても面白かったです。 主人公と娘の確執の原因がふたりの容姿によるものという部分で、今時の映画作品にはなりにくいでしょうか。 でも奥さんがものすごく美人という設定なのでなんとかなるかな。なんないかな。 | ||||
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長編であることが全く気にならず、一気に読み切った。同じ警察の中でも、刑事警察と公安警察という目的も機能も異なる組織の対立と摩擦についての小説は少なくない。しかし、その谷間にある内部管理部門を舞台に、これだけの圧倒的なリアリティを持った小説は類例を見ないのではないか。これまでも著者の力量に感服させられてきたが、さらに一段高いレベルに達していることに驚嘆を覚える。警察関係者や警察ミステリーのファンだけでなく、経理や人事といった会社の裏舞台を支えている人たちの心も鷲掴みにする。 ただし、行政組織について、勤務経験も学問的な研究実績をもつ者として指摘しておけば、人事や予算と異なり、広報は組織が小さすぎ、通常は専門家としての「広報マン」としての個人のキャリアをデザインすることはできない。各警察署において独立に広報課ないし広報室を設置することができないため、専門とするものは都道府県警察本部の担当部署に勤務し続けることになってしまうからである。癒着を最も嫌う警察組織において、そうしたことがあり得るのかという疑問は、主人公の葛藤という形での説明をもってしても払しょくされず、リアリティを減じていることが残念である。広報マンとしての警察庁転出の可能性といった主人公の今後のキャリアパスの可能性を暗示するとか、主人公の年齢をもう少しあげて退官まで数年とか、サラリーマンの思い入れ可能性を高める工夫がもう少しあってもよかったのではないか。 | ||||
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横山秀夫氏の作品の中で、群を抜いている。傑作。エンディングまで失速しないところが、完璧なエンターテインメントに仕上げている。 頼むから、下手な映画化はやめてください。 | ||||
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面白かったです。本は途中でグダッてしまうから読まないタイプだけど、これは引き込まれました。 あれも解決して欲しかったと思う点はあるけど。。。 | ||||
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登場人物の心情を、精緻な描写で読み手に伝える文章力は流石です。 主人公の権力に対する嫌悪と、自らの誇り、責任、そのどれを取るかという葛藤と苦痛が痛いほど伝わってきます。 昭和64年におこった誘拐事件、それをめぐって繰り広げられる権力争い。 そこに現場上がりで有りながら警視庁の手先とならなければならない立場に追い込まれた主人公。 どの勢力からも蔑まれ、嫌われる。 そこから主人公が、自らの生きる道を見出すまでに至る心境の変化を丁寧に書きあげています。 読み始めから引き込まれ、一気に読了。 これはお勧めできる一冊です。 | ||||
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これは素晴らしい作品。謎を解いたかと思えば更に深まり、あらゆる伏線がみごとにつながり、ご都合主義かと思った展開にもきちんと理由があり・・・実に緻密に設計されています。 途中で何回も目からウロコ的な思いを味わいました。 警察の内部をよくもここまで詳細に書けるものだと感心したり、親の気持ち、男の腹のすえ方など、共感しまくりです。 このミス1位にふさわしい作品です。 | ||||
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わりと読書はする方です。テレビなくても本さえあればいいぐらいな人間です。 ここ数年、さほど読みきれるホンがありませんでしたが、この「64」は数日、わたしを明け方まで眠らせてくれませんでした。おかげで寝不足。 次を渇望! | ||||
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■書名 64(ロクヨン) 横山秀夫 / 文藝春秋 / 本 / 2012年10月26日 / Amazonで見る ¥ 1,995 ■全体的な感想 この本は掛け値なしに面白い。 分厚い本ですが、読み始めると止まらない本です。 各所で絶賛されている理由はよく分かります。 イロイロな物語が重層的に重なり、最後に重なり合う部分は見事。 ある部分については結末が予想できたが、それ以外の部分については予想外というか見事にやられた!という内容です。 横山氏の次回策が今から期待されます。 | ||||
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いや―面白かった。序盤から引き込まれて堪能できた。 細かい描写も登場人物の息使いまで聞こえてきそうで迫力があった。 自分は読むスピードが遅く、難しい単語も出てくるので辞書を引きながら自宅で読んだり旅先で寝る間を惜しんで読んだりして最後まで読み切ることができた。 しあわせな時間でした。 | ||||
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恰好の良い男でもなく、過去の自分の姿にとらわれ、上司には頭が色々な理由から上がらない。どこにでもいそうな男が見せる強さが非常に印象的であった。ラストに向かって一気に加速する物語は、圧巻。文章に重厚感があり、ストーリーも良く練られている。おすすめです。 | ||||
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