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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全416件 241~260 13/21ページ
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横山秀夫の本があるていど好きな人であれば、 これは絶対に読まなければならない本です。 | ||||
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とても読み応えのある内容で、一気に読むことが出来ます。 過去に起きた誘拐事件を元に発展していくストーリーの深さは圧巻。 派手な警官ではなく、色々苦悩しながら進んでいく主人公の姿にも共感が出来る。 ラストのどんでん返しも最高でした。 オススメの一冊です。 | ||||
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最後まで夢中で読みました! 組織の複雑さ 滑稽さがよくわかりました | ||||
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読了後、正直疲れた。 647頁の長さからではない。 終始息苦しかった。 組織の中で己の立ち位置に迷いながらも、 矜持を以て生き抜くことを決意した その重さ、厳しさ、そして辛さに押しつぶされそうになる。 圧倒的なリアリティに、 あたかも自分が三上の様に苦しんでいる様な錯覚に陥る。 読了後、荒く大きな息を吐いた。 人生はこんな息苦しさの繰り返しだ。 明日も生き抜こう。 | ||||
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ただただ、"あゆみ"のことが気がかりです。 とにかく良作、特に後半は、息つく暇もなく読み進めました。 | ||||
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警察組織特有の複雑な力関係を見事に心理描写しています。こんな体験はきっと生涯出来ないけれど、引き込まれます。 | ||||
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時効まであと1年の誘拐殺人事件に起因する県警本部の内紛。迷宮入りしかけた事件が意外なことから一気に動き出し,しかも,主人公が県警本部の広報官とあれば,変わり種刑事が事件を解決する2時間ドラマを想像しがちですが,これは警察を舞台としたヒューマン・ストーリーです。 被害者やその家族のみならず,捜査に関わった人々の人生をも狂わしていた凶悪犯罪。それぞれの過酷な現実が丹念に描かれ,一見すると脈絡がないと思われたエピソードが,パズルのピースのように組み合わさった時,事件の真相が明らかに。一方で,様々な利害,思惑が交錯する中で,何が正義なのかという己への問いと,組織防御の狭間で主人公たちは葛藤を繰り返します。ズシリと重厚感のあるストーリーながら,中盤以降,息もつかせぬ展開で一気に読ませます。 読み終わった後は,推理小説の謎解きを終えた後とは違う爽快感が漂います。骨太ですが社会派小説という感じでもありません。やはり,警察を舞台にしたヒューマン・ストーリーではないか,と。それも武骨なまでにまっすぐで熱い,「昭和」の光景が似合う1冊。本当に読み応えのある傑作です。 | ||||
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フィクションはほとんど読まないのですが、警察組織について何か知ることができるかもしれないという期待をもって正月休みに読みました。 キャリアとノンキャリの確執みたいなものがあり、これは一般の会社の生え抜きと転職者との間でもありうる話だなと思いました。 警察組織以外に、マスコミとの関係もよくわかりました。 心理描写も素晴らしく、最初から最後まで興味をもって読めました。 横山氏の本をもう少し読みたいと思いました。次は「クライマーズ・ハイ」を読みたいと思います。 | ||||
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皆さんの評価の通りだと思います。分厚いので敬遠していたのですが、このミス1位ということもあり、読むことにしました。図書館で借りたのですが、未だに予約がいっぱいでなかなか借りられなかったです…。分厚いですが、話に入り込みやすく、意外とスラスラ読めますし、後半はもう止まらなくなる感じでした。 ただ、私はあまり学がないので分からない漢字や言葉が多かったです。しかも、読めない漢字にふりがなが付いてないことが多々あり、漢和辞典で読み方を調べて次は国語辞典で意味を調べる…けっこう大変でした。ふりがなは付けてくれ〜 | ||||
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良く練られたストーリー、精緻な心理描写、著者渾身の一作だ。 かなり分量は多いが最後の最後で点が線につながる時、思わず唸ってしまった。 「究極の警察小説」此処にあり。 | ||||
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横山著「64」には、既に200近い絶賛のレビューが寄せられていて、新たに書き加えることもないのだが、やはり「面白かった」と書いておきたい。 一口に24万人の警察組織と称されるけれど、この内部を我々庶民がうかがい知ることは難しい。が、この小説によって、警察も他の組織同様、捜査の第一線に立つ現場と管理部門の抗争、霞が関中央vs地方県警本部の熾烈なpower gameが存在することを知る。 横山作品は、従来描かれることのなかった「警務」という管理部門組織に光をあてて警察小説の新分野を開拓した。 全組織人の挙動に眼を光らせ有無を言わさぬ人事案を練り上げる人事のエース、二渡警視を造形したことが横山ワールドの原点だ。作品はいろいろあるが、この意味で二渡を中心に描いた陰の季節 (文春文庫)から読み始めるのが良い。 「64」は横山氏の最新作。650ページの大作だがゆるんだ箇所はなく読者は安心して読み進み、満足感を得るだろう。 私事になるが、私もさる大手商社で広報室の課長をやった。主人公がマスコミ対策で奔走する箇所は生生しく記憶をよみがえさせられ、ついつい徹夜して読了した。 「巨悪を退治する」特捜の前身はGHQの手先機関であって、旧軍部の隠匿物資の摘発に従事した。爾来米国政府とは密接な関係を保持し、反米的な自主独立を指向する政治家つぶしをやってきた。今後、横山氏はこの禁断の領域に足を踏み入れることができるだろうか。 | ||||
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「第3の時効」を読んでから、しばらく横山氏の警察小説にはまっていましたが、7年ぶりの新作は格別ですね! 横山氏がブランクを埋めるようにノリに乗って書いた勢いが伝わってきます。 以前にも増して、文章に磨きがかかっていました。 通称64と呼ばれている、14年前に起きた未解決の誘拐事件を軸に、警察の広報官三上が苦悩から立ち直るまでの話です。 64事件をかぎまわる二渡の存在を気にしつつ、警務部と刑事部とのはざまの苦悩を感じながら 家庭では抱えつつ、苦難を切り抜けようと気持ちを少しずつ開いていく三上。そして、犯人を捜し続けていた雨宮や横山。 登場人物が抱えているそれぞれの苦悩が綿密に描かれていて、物語にドンドン引き込まれていきました。 警察シリーズの中でも「半落ち」にちかい人情小説だと思いました。そして、私はこの手の話に弱い! 「震度0」のような、何もなかったという終わり方よりも好きです。 どんな場面でも「情」の大切さ、自分の気持ちの持ちようでどうにでも苦境は開けていくというメッセージは 生きていくうえで励みになります。 私はこういう世界に身を置いてるわけではないですが、主人公の人間臭い苦悩と情の熱さ、深さにとても共感しました。 今何か悩みのあるビジネスマン、これから就職する学生さん、いろんな立場の人に読んでほしい本です。 自分の立ち位置を振り返ってしまうのではないでしょうか。 今まで一番の大作とのことですが、それに匹敵する内容の濃さです。間違いなく横山氏の代表作になる一冊だと思います。 | ||||
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初めて横山秀夫の著書を読みましたが、読後の感想として、読んでいて詳説の世界に何か入り込めない感じが抜けず、読み終わるまでに時間がかかってしまいました。 警察の組織内部の政治抗争の話が中心となっています。地方警察の主人公は、犯人を追いかける刑事から人事異動でスタッフ部門の警務部の広報室に配属された男で、その主人公を中心に、刑事部と警務部、中央キャリアと地方警察、広報と記者クラブとのそれぞれの確執、対決を複雑なプロットながら緻密に描いています。 しかし、なぜか自分には、悪事を退治する警察がその目的をそっちのけで組織内抗争に明け暮れているように見えて共感できませんでした。 それに、あからさまにこんな抗争が組織内で起こっているのか現実味を感じられませんでした。 まあ、私が自分の会社の社内抗争に気がついていないだけの、ナイーブな人間だけなのかもしれませんが、、、 それぞれの抗争の中で中途半端な立ち位置の主人公は、最後には悟りをひらき、広報の仕事を全うするために働くところは救われました。 多分、普通の人には滅茶苦茶面白いと作品だと思います。 | ||||
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三上…永島敏行 諏訪…岡田准一 赤間…加瀬亮 石井…阿部サダヲ 秋山…中井貴一 二渡…堤真一 美雲…桜庭ななみ あゆみ…松雪泰子 松岡…内野聖陽 雨宮…寺尾聰 | ||||
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おなじみ、D県警が舞台の、警察小説。警務、刑事、マスコミが、それぞれの正義を振りかざし、緊迫のドラマが展開される。未解決の誘拐事件の行方は、D県警に何をもたらすのか?貪るように読んでしまった。二渡をはじめ、お馴染みのD県警の面々が、登場するのも、横山ファンにはうれしい。 | ||||
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文章が流れるが如く、目に入ります。書き直しを随分とされたか、それともフィーリングでパッと書くのか、文才、天才様かな。 | ||||
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とにかく『面白い』としか言えない。たぶん私の人生No.1ミステリーだと思う(現時点では)。 主人公は警務・広報官の三上。 14年前に起こった64事件(誘拐殺人事件)に絡み、色々な人間が翻弄されて行く。 警務部VS刑事部、マスコミ、被害者、加害者、家族、、、スピード感と、深い人物描写でグイグイと読者を引っ張って行く。 もし今あなたが読みたい本がなければ、是非これを読んで欲しい。 ※もし映画化するなら、3〜4時間くらいの長尺映画にして欲しい。お願いですからあまり端折らないで!端折るとつまらなくなるので。 | ||||
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実際にはまず、起こりえない話です。 現代においてこんなにとんがった記者クラブはないし、こんなに中央嫌いの県警組織もあり得ない。 そして結末もかなりご都合主義です。 マスコミと当局をめぐる同著者の「クライマーズハイ」のようなリアリティは、この小説にありません。 とはいえ、すばらしく面白い。 希有な面白さです。 外部から見たときのリアリティはなくとも、内部的に自己完結しています。 人物造形が完璧ですから、ついつい引き込まれます。 全体よりも途中が面白いという点では、村上春樹に匹敵すると考えます。 ご本人はミステリー作家を標榜しておられますが、私からすると希代の純文学作家です。 長いことは間違いなく長いので、「ジャン・クリストフ」を(勝手に)思い出しました。 | ||||
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本の厚さを感じない疾走感で話が進みました。重厚、濃密、そういった評価に尽きます。 警察小説好きには外せない一冊! | ||||
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本の厚さに圧倒され、読み終えられるだろうかと不安を覚えつつ・・・ 確かに最初のほうはなかなか進みませんでしたが、だんだんと引き込まれていきました。 私は女性なので、観点が違うかもしれませんが、男同士のつながり、信頼関係にとてもうらやましさを感じました。 また、どんな人間でも、それぞれの人生があるのだということを改めて感じさせられました。 (小説ですし、青臭いことを書くのは、ちょっと恥ずかしくもありますが・・) カフェで、こらえきれず、下を向き泣きながら読んでいて、隣に座っている人を居づらくさせてしまいました。 現代社会に生きづらさを感じていても、このような作品に出会うことで、少しでも前向きにさせてもらえます。 拙いレビューですみません・・・ | ||||
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