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64(ロクヨン)



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64(ロクヨン)の評価: 4.14/5点 レビュー 542件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全416件 201~220 11/21ページ
No.216:
(5pt)

2回読むーーー

あゆみは何処へ、、、
僕はてっきり日吉があゆみを漬け物倉庫に捕まえてると思ってた
警察への復習のためにーーー

日吉は本当に人格者だった
本書の登場人物の中では1番好きな人物です
読んでない人は是非読んでみてください
ちなみに僕は2回読みました
思わず読み返したくなる
そんな本です
64(ロクヨン)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン)より
4163818405
No.215:
(5pt)

いつもながら引き込まれました

いつもながら引き込まれました。寝る間も惜しむとはこのことです
64(ロクヨン) 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 下 (文春文庫)より
4167902931
No.214:
(5pt)

圧巻のクライマックス。

予測もしなかった結末に、なんとも言えない心のもどかしさが残った。
64(ロクヨン) 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 下 (文春文庫)より
4167902931
No.213:
(5pt)

ノンフィクションかと思える臨場感

「64」の上巻、昨夜読み終わりました。
いや~、ノンフィクションと錯覚してしまいそうな臨場感です。
    
物語は昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件を中心に進んでいきます。通称「64」
昭和天皇崩御により、この事件は新聞の片隅へと追いやられたのと同じく、目撃情報も少なく
犯人は見つからないまま闇へと葬り去られた事件のはずだった。。。
しかし、被害者宅への警察庁長官の慰問計画がきっかけで、世間を激震させる様な
警察内部でも一部の上官しか知らない筈の、箝口令まで敷かれた重大な秘密が見え隠れするようになる。。。。
 
刑事小説でもトリックを使った様な推理小説とは全くの別物。
下巻がどのように進むのか今から楽しみです。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.212:
(4pt)

たいへん面白い

多くの人々が熱狂するような場面を描くのが、本当に上手だと思う。
キャラクターも大変素晴らしい。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.211:
(4pt)

誠に面白い

終盤になるにつれて、いったいこの残りのページ数でどうやって終わるのか、と思いながら読み進む。
後半に登場するあの人物がたいへんかっこよくて好きである。
64(ロクヨン) 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 下 (文春文庫)より
4167902931
No.210:
(5pt)

横山秀夫の集大成

横山秀夫は好きな作家の一人でほとんど全作品を読んでいます。短編が切れ味鋭い作品が多く、長編は起承転結がかなり明確でどちらにも言えるのはこの作家はギアチェンジがすごい!ということです。昨今の売れっ子の作家の作品のほとんどのタイプは臨場感に乏しく淡々と表現することが多く、作家の技量よりも読者が持つ結論がどうなるのか?という好奇心で読破していくというスタイルです。しかしこの人はとにかく人の心理描写と情景描写が巧みに描かれており記者で培った表現力が豊かでこの作品はその集大成と言えるものです。この作品は最初に述べたように最初の起承が少し長く登場人物が多く整理していくのに時間がかかりなんだダラダラな小説だなと諦めかけた頃、最初の150ページを過ぎた頃からギアチェンジが徐々に入ります。その後はどんどん加速していきます。だから最初の150ページは我慢して登場人物とその人物相関図を頭で描く時間だと思ってください。それではこれから読む人は楽しんでください。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.209:
(4pt)

警察小説の枠を越えた優れた文学

警察小説の名手として名高い作者らしい読み応え充分の作品。主人公(ノンキャリア)は元一課・二課の刑事として優秀な実績を残した県警の広報室の室長。刑事の経験を持つ事務方(刑事からは蔑視されている由)とした点が工夫で、両者の実態を熟知しているが故に、両者の板挟みになっているという巧みな設定。主人公の娘が家出し、行方不明になっているという事由(このため、家族小説の趣きも呈している)から、上司のキャリアに弱みを握られているという更なる板挟みの要因も用意しているという周到さ。この主人公が、「警察vsマスコミ」、「情報開示(実名報道)vs秘密保持(匿名報道)」、「本庁vs県警」、「刑事部vs警務部」、「キャリアvsノンキャリア」といった様々な対立軸の壁にぶつかりながらも、広報という自身の職責を"まっとう"して行く姿を精緻に描いた力作。「64(ロクヨン)」という珍しい題名は、本作が昭和64年に県警管轄内で起こった未解決女児誘拐殺人事件をベースにしている事に由来している。

ただし、全体の5/6程度は、主人公の心理の機微を中心に、所詮は警察組織の中で起きている「コップの中の嵐」を描いているようにしか見えず、余り感情移入が出来なかった。作者の作品の幾つかを既読の私にとっては、作者が本作でどのような"新しい何か"を描こうとしているかの意匠がサッパリ掴めず、正直戸惑いを覚えた。ところが、末尾の1/6程度から、物語は急に動的に展開し、読む者を唸らせる結末へと導くのである。前半の表面上は異なった視座から描かれる何気ない描写が見事な伏線になっている点には感心させられた。作者の目配りは主人公だけではなく、全ての登場人物に行き届いていて、人には様々な人生があり、人はその中で出来る範囲で精一杯生きるしかない事を自然と教えてくれる。更に、その中で、"頼れる人"の存在の重要性を訴えている点が特に印象に残った。警察小説の枠を越えた優れた文学だと思った。
64(ロクヨン)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン)より
4163818405
No.208:
(4pt)

普通に面白い

物語りにぐいぐい引き込まれて、上下巻2日で読み終えました。
やや強引ながらドラマチックな展開と、キャラが立った登場人物たち。
作者は漫画の原作や児童書を手がけていた時代もあったときいて納得です。
事件そのもののオチは、推理小説なれしている人なら途中でわかると思います。
ミステリーというよりは、人間ドラマが熱い小説です。

ちなみに、キーパーソンのひとりが、過去のいくつかの短編で主役を張っています。
私は先に短編を読んで彼の人となりを知っていたので、
奴は敵か味方か?と悩む主人公に答えを教えてあげたくなりました。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.207:
(5pt)

あれ、これ推理小説ではない? なるほど警察小説ですね

上巻のレビューではべた褒めしてしまいました。
でも、よーく考えてみると登場人物たちってほとんど「事件の推理」なんてしてないような。
だから警察小説なんですね。
伏線がたくさんあって、それがだんだんと回収されて、最後の伏線大回収まで一気に読まされたので「推理した」気になってました。

本当に読ませます。
広報の視点から見た、内部闘争、マスコミの動き、過去の事件の扱い、事件発生から解決、までという全然異なるディテールを「64」というキーワードで綺麗にまとめてあります。読んでて何の不具合も感じなかったので、本当に細部まで緻密に、気を配って書いてあるのがわかります。

そのことを端的に表したのが、文庫化にあたっての著者の校正の多さでしょう。著者の表現を借りれば「単行本はボジョレー」「文庫はビンテージ」だったかな?その言葉に納得しました。単行本も発売時すぐに読めばよかった(高いから読まないけど)。
64(ロクヨン) 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 下 (文春文庫)より
4167902931
No.206:
(5pt)

ミステリ最高傑作

本当に素晴らしい作品でした。前半部分の匿名問題を絡めて描かれた濃い人物描写それを受けての後半のスリリングな展開は圧巻でした。横山秀夫の7年ぶりの新刊は期待を遥かに上回るものでした。本当に良いものと出会えました。
64(ロクヨン)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン)より
4163818405
No.205:
(5pt)

初めて横山氏の作品を読ませて頂きました 脱帽です

ネタバレにならないように注意して書きます。
初めて横山氏の作品を読んだと思います。脱帽しました。最初に上巻だけ買って帰ったののですが、すぐに下巻を買いに行く羽目になりました。
上巻では提示される謎や課題が多く、ほとんどが解決されません。
下巻で、上巻で広げた風呂敷がたたまれ始めるのですが、、、圧巻です。
「それ伏線だったんだ…」と何度も唸らされました。しかも、巧みに配置された伏線なのでまったく卑怯ではありません、気がつかない読者(私)が悪いのです。
かなり大きなイベントが、全く違った意味の伏線になっていたりして。
良い時間を過ごさせて頂きました。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.204:
(5pt)

素晴らしい作品です

間違いなく、最高です。映画になって主演は誰がいいだろうかと考えてて、佐藤浩市さんがハマり役かもって思ってたら、正にその通りにw
実は、刑事もののミステリーはもう読み飽きた感をもっていましたが、「64」は別格ニャムです。
64(ロクヨン)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン)より
4163818405
No.203:
(5pt)

究極の警察小説の謳い文句に偽りなし

究極の警察という謳い文句に偽りのない傑作でした。上巻で描かれていた濃密な人物描写それを下敷きに繰り広げられる怒涛の展開は素晴らしかったです。前半での細かい謎、伏線の回収も見事でさすが横山秀夫だなと思わせるものでした。ミステリ史上に残る傑作と言えるでしょう。
64(ロクヨン) 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 下 (文春文庫)より
4167902931
No.202:
(5pt)

お腹いっぱい!

さすがとしか言いようがない。
これぞ横山秀夫というべき圧巻の一冊。

昭和64年に起こった幼女誘拐殺人事件。
物語は未解決のこの事件を中心に構成されていくのだが、それ以外にも同時進行で多くのサイドストーリーが展開されていく。

まずは、D県警内部の刑事部と警務部の内部対立の問題。
主人公の三上は現在は広報官であるが、元刑事であり、その事による葛藤や嫉妬といった複雑な感情が詳細に描かれている。

そして、警察庁vsD県警、つまり東京と地方の対立問題。

さらには匿名報道をめぐっての記者クラブと広報室の対立。

おまけに、三上の娘は失踪しており、それに関する父と娘、夫と妻といった家庭問題。

これでもかと言わんばかりに三上の周囲には問題が次々と起こってくる。

どれをとっても一つの小説が出来上がりそうな深い内容のテーマだが、「64」ではこれらが同時進行で起こる。
そして物語の後半では、現在進行形のこれらの問題と、昭和64年の誘拐殺人事件が複雑に絡み合ってくる。

並の力量ではとても書ききれないほどの複雑さ!
それを横山秀夫は一つの物語として見事に収斂させていく。

組織と個人の関係とは? 組織の在り方とは? 職責とは何か? 報道の自由とは何か? 地方と東京の関係性とは? etc…

多くのテーマが内包されている超ド級の警察小説。
大満足の一冊だった。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.201:
(4pt)

何か分厚い本が読みたい、と思った休日の午後におススメ。

本が届いてその分厚さにひるんだが、実に読み応えのある良作。
「警察の広報官」というニッチすぎる業種に序盤はなかなか入り込めず、中途断念か、と思ったが、中盤からは読ませる読ませる。おかげで後半はあっという間。
誘拐事件に色々な意味で(ここがポイントなので伏せます)巻き込まれていく主人公への思い入れは、状況が特殊すぎて難しいものの、記者経験のある著者の描く情景のリアリティとともに、複雑な状況を過不足なく伝える構成力のゆえに、決して置いてきぼりにされずに併走できる良質ミステリー。
何か分厚い本が読みたい、と思った休日の午後におススメ。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.200:
(4pt)

本が届いてその分厚さにひるんだが、実に読み応えのある良作。

本が届いてその分厚さにひるんだが、実に読み応えのある良作。
「警察の広報官」というニッチすぎる業種に序盤はなかなか入り込めず、中途断念か、と思ったが、中盤からは読ませる読ませる。おかげで後半はあっという間。
誘拐事件に色々な意味で(ここがポイントなので伏せます)巻き込まれていく主人公への思い入れは、状況が特殊すぎて難しいものの、記者経験のある著者の描く情景のリアリティとともに、複雑な状況を過不足なく伝える構成力のゆえに、決して置いてきぼりにされずに併走できる良質ミステリー。
何か分厚い本が読みたい、と思った休日の午後におススメ。
64(ロクヨン) 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 下 (文春文庫)より
4167902931
No.199:
(5pt)

久しぶりにページをめくる手が止まらない!

話の構成、著者の力量感ある文筆力、どれをtとっても、すばらしい、重厚感ある、推理サスペンス小説誕生。
64(ロクヨン) 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン) 上 (文春文庫)より
4167902923
No.198:
(4pt)

ミステリーとしてはどうだろう? でも面白い

645頁の長編ですが、やっと読み終わりました。

横山先生の作品は初めて読みましたが、面白かったです。

その時、その時の盛り上げ方がうまい。
ほとんど三上さんの妄想にすぎないような事柄をまるで真相を暴くかのような迫力で、じっくりと描写して埋めていくので、なにが真実なのか分からず。ミスリードの連続でうろうろしっぱなしでした。
真実が知りたいので、貪るように読みました。

まさに作者自身が「騒動師」です。
三上さんの思い込みなのにそのままを信じてしまい、でも、それは間違いなのではないかな、とよく考える暇もなく新しい出来事が勃発する。

その場その場で盛り上がりを作り、ラストであっと驚く真相を用意していれば、過去に読んだあの嘘大袈裟間際らしい的な誘導も読者はその明かされた真実の衝撃で綺麗さっぱり忘れてくれるとでも思っているのだろうか。
そこらへんにすこし納得がいかないながらも、ここまでミステリー小説ってもので先が知りたいと思った作品はなかったですね。

横山先生は元新聞記者ということですが、さすがに裏の裏まで業界を知り尽くしている方だけあって、すべてがリアルです。
人物の描写も記号に置き換えたように分かりやすく描写されています。
曲者は曲者らしく、誠実、まっすぐ。そして強者はやはり強者らしく。
その中にキーとなる人間も交じっているので、読者は見過ごしてしまいます。

ミスリードのおかげで最初の伏線から犯人までたどりつくことは難しいでしょう。
いきなり事件が発生して真相まで畳みかけるような駆け足だったことも否めません。
そして犯人においても、犯人たるべき確証はなにもありません。
それなのに物語は幕を閉じてしまいます。

それでも、三上さんに共感でき、また共感できる自分に満足し、彼がみせる人としての優しさに触れ、泣きました。

正直、あの人ももっと深く描写してほしい。あのシーンの続きも気になる。

あれだけの長編でありながら、続編書いてくれないかな……と思うのでした。
64(ロクヨン)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン)より
4163818405
No.197:
(5pt)

最後の畳みかけ

「これが64の捜査だ」
序盤はちょっと退屈かなと思いつつ読み進めていたものの、終盤のこの台詞に目を丸くした。
当方ミステリ系小説を読み漁っているが、近年のベストを挙げろと言われればコレ。
64(ロクヨン)Amazon書評・レビュー:64(ロクヨン)より
4163818405

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