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エイジ



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エイジの評価: 4.23/5点 レビュー 101件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全81件 61~80 4/5ページ
No.21:
(4pt)

「負けてらんねーよ」もっと先生がオーラを出してほしい

自分と相手との関係が煩わしくなって断ち切ることが「キレる」だそうだ。なんだそりゃ。「この中学生達の冷めた感覚、わからない」
「先生、もっとしっかりしろ」そんな感じだろうか。「キレる10代」問題は大人にあると思う。引っぱたいてでも正しいほう(まえ)を向かせる、そんな大人がこの作品には登場しない。そんなにスマートな大人で子どもに何を教えられる!?間違っているかもしれないけど、大人はもっとぐいぐい子どもを導くべきだ。自分にも迷い戸惑う中学生期があった。しかし自分には、「負けらんねーよ」自分達に真正面から態度で示してくれる先生がいた。今の先生達、もっと頑張ってくれよ!!不満に思いながら読み進めたが一つだけ。最後のクラスの雰囲気が好きだった。懐かしかった。そうくるんだっ、と暖かくなった。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.20:
(5pt)

元気がもらえる本です

私はこの本を姉に薦められて読みました。それまで重松清さんの本は一冊も読んだことがありませんでした。しかし読み進めて行くうちにエイジという登場人物そのものが気に入ってしまい目を離すことができなくなりました。
私がこの本を読んだのはちょうど中学生の時でエイジたちと同年代でした。だからこそ共感できる部分もたくさんありました。中学生の微妙な心を重松さんはちゃんとわかっていて、それをとても上手な言い方で表現しているのも素晴らしいです。また、登場人物のツカちゃんもタモツくんもみんな個性が生きていて読んでいて楽しかったです。
私はこの本を読んで、誰でも「キレて」しまいたい時はあってそれは中学生という複雑な時期にはあって当然なのだと思いました。今でも普段の生活などで疲れてしまった時にはこの本の好きな場面などを読んで元気をもらっています。この本はお父さんお母さんなどにも読んでもらいたい一冊です。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.19:
(5pt)

中学生の視線で見ている

NHKのドラマ「中学生日記」を見ているようです。中学生は中学生で、物語の中の実物大の中学生から学ぶものがあると思いますし、大人(親も含めて)は大人の見方で、謎多き思春期の中学生の理解し難いところを覗く事が出来ると思います。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.18:
(5pt)

とてもよい

この本は一言で言うととてもおもしろいです!
値段も安いので何の本を買おうか迷ってる人にはコレがお勧めです
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.17:
(5pt)

少年犯罪とは?

突然、クラスメイトが警察に捕まる。僕にはそんな経験はないけど、毎日のニュースや新聞を見ているとそういう経験をしている人ってけっこう多いんじゃないかな?と思う。
 そういうとき、彼らはどんな反応をするんだろうか?
 クラスには色々な人がいる。エイジのような奴、ツカちゃんみたいな奴、タモツ君みたいな奴。色々な反応があるんだろう。こういう事態が学校で起こるのと会社で起こるのとではまったく違うことなのであろう。少年期の危うさというものはすぐにバランスを崩す。エイジのように勇気を持ち、結果的にうまく対応できる人間ばかりがいるわけではない。これは大きな問題提示であると思う。
 「エイジ=時代、世代」が勇気を持つことが求められているのかもしれない。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.16:
(5pt)

エイジ=AGE

思春期特有の理由の分からない苛立ちやどうしようもなさ、そして少年の成長がとても巧く書かれていると思いました。
 ある日、突然クラスメイトが通り魔として逮捕される。実際にこんな経験は僕にはないけど、毎日のニュースや新聞を見ていると、こんな経験をしている人たちが意外なほど多くいるということが分かる。そんなときどういう反応をするんだろうか?エイジのような奴、ツカちゃんみたいな奴、タモツ君みたいな奴、色々な個性のある中で一つの出来事が起きればその個性の数だけの反応があるんだろうか?
 この作品の中ではエイジが勇気を示した。それで解決なんて虫がいいような気もするけど、そこには意味があった気がする。
 エイジ(AGE=時代、世代)が勇気を持つことが今求められているのではないだろうか?
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.15:
(5pt)

最高の青春小説

この小説の舞台は中学校2年生なのですが、それが僕の年とほぼ重なり、
夢中になって最後まで読みきってしまいました。
この小説の著者、重松清さんのこの年頃の感情、性格の描き方がすごくうまくて、なんだか主人公のエイジがだんだん自分と重なっていきます。家族関係、友人関係、そして好きな女子との関係、それらに全部感情移入してしまい、この本を読んでいない時でもエイジのコトについて考えてしまいます。
物語もラストまでいき、その後には自分の中に余韻が残り、最高の作品だったことを再確認できます。物語はとりあえず終わったのに、モヤっとしたものが残るんです。良い意味で。
何度もいいましたが本当に良い物語で特に中学生ぐらいの年の人におすすめします。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.14:
(5pt)

現実世界の中の非現実的事件

「クラスメートが連続通り魔事件の犯人だったら・・」
と、犯人となる少年を心情を、犯人のクラスメートの視点で描いていく。「通り魔事件の犯人が、クラスメートだった」なんて非現実的な話だけど、
その中に、恋愛や受験、部活、友達関係、親に対する反発なんか、
中学生なら誰でも経験していることが絶妙に絡ませていあるから
現実的な話となっていて面白いんだと思う。思春期の中学生の頃の、一言では言い表せらられない、
 混沌としていて、不安定で、反抗的で
 何も考えていないようで、実は悩んでいたりして
 冷めているようで、実は熱かったりもする
微妙な時期の心情をみごとに描いている。この本、誰が読んでも面白いと思う。
・これから中学生になる人、
・今、中学生の人、
・昔、中学生だった人。
みんな、何かしら関係があって、感じるものがあると思う。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.13:
(5pt)

リアルな中学生時代

自分の中学生時代の、あのはっきりしない苛立つ様な気持ちが上手く代弁されていた作品でした。自分の意思を貫き通すには周りの目を気にし過ぎて一人立ちできず、少し不安定な、学校が全世界だった自分。読み進めるうちに切なく苦い思い出が鮮やかに蘇ってきました。
 それぞれの登場人物もごくありふれた普通の中学生が無理なく描かれており、その人物描写も違和感を感じさせないほど自然で普通です。だからこそ「こんな子いたよなぁ」と思い出したりして、内容にリアリティがあって面白かったです。その中でもツカちゃんのキャラは興味深く、事件を通して彼が少しづつ変わっていく様はあくまで自然で、この小説の救いでもありました。
 あまりにも面白いので3日で読みきってしまい、あっという間に重松ファンになっていました。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.12:
(5pt)

心理を深く描こうとしているところ

心の深いところを探っていくような描写がすばらしい。
「ライ麦畑」の主人公が不可解な心理を露呈するように、
この物語の主人公にも突発的に不思議な感情が起こることがよくあることに気づく。
この物語では、その過程が「ライ麦」より深く描かれていると感じられたので、すばらしいのだ。そういう気持ちはきっと誰にでも起こることなのだ、と読んでいて感じた。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.11:
(5pt)

おすすめ

私は、この本を読むまで中学生がメインの小説を読んだコトが無い。
主に読んでいた本は推理小説や伝奇など。あとは高校生がメインの小説などがあった。
それなのにこの『エイジ』を読むことにしたのは、図書館でこれの紹介文が目に入ったからである。
「キレる」という言葉。最初は、カッとなる意味でのモノとして受け取った。だが、次第に、その紹介文だけでも違うような気がしてきた。
なら、読んでみよう。
そんな気持ちで予約し、二週間後の借りたその日一日で読んでしまった。それだけ、この物語には引き込まれる。
私は今、高校1年生だ。
つまり、つい最近まで中学生。エイジ達と同じような生活を送っていたのだ。
私を作中の言葉で表せば『マイナー系』なのだろうか。それとも、ツカちゃんや、タモツくんのような『メジャー系』なのだろうか。それは他人の判断だから自分で考えるコトでもないような気がする。
だけど、マイナー系でいたいとは、思わなくなった。少し、話がずれた。
私が言いたいのは、これだけ物語に引き込む文章は、是非読むべきだというコト。
それは、図書館で本を返した日にこの本を近くの本屋で買ってしまったという私の行動が、この『エイジ』を薦めている一番納得できる行動なのではないか、とも思った。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.10:
(4pt)

若者の考え

自分も中学生になった気分になった。
とても、詳細に書かれていて、文章としてはとても読みやすい。
主人公、「エイジ」の視点で物語がすすんでいるからだ。少しのあらすじを読んで、全て読んでみたけど、一気に読みきった。これを、「若者」の考え方として、扱っては欲しくない。
これが、全ての中学生の考え方とも思って欲しくない。ただ、こういう気持ちを持っていることを忘れてはならない。
と思った。
今の自分の考え方の原点って、中学時代に出来たような気がする。
そのとき触れた本や、音楽や、人によって出来た部分って大きいと思う。
その変化がすごく描かれていて、爽やかさと同時に、ああ、自分はもうこの道は通ってきたんだな、と思った。でも、瞬間に心が中学時代に戻った。あの瞬間は、なかなかないとおもう。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.9:
(4pt)

そうだ、負けてらんねーよ!

受験で取り上げられることが多い重松清とのことで、子供に読ませようと買い始めて早や2年。すっかり親子ではまっています。本は図書館で借りることも頻繁ですが、なぜか重松の作品だけは買っています。 それはやはり、どの本からも著者がまるで
現役の小・中学生でもあるかのように、子供たちの息づかいや気持ち・気分がリアルタイムで伝わってくるから・・  エイジは、まあ典型的なちゅー坊。 家族とも会話をするし、学校には好きな子もいる。部活のバスケは足の故障で宙ぶらりんの状態。クラスメートからの受けもいい方だ。そんなある日、同級生が通り魔事件で捕まる。一応いい顔をし、キレル手前でセーブしてるエイジも、いっそう心の葛藤にゆれる。実のところ、周りはムカツクことばかり。エイジの気持ちは読んでいて、痛いほどだ。 彼の名は栄司、ゆれるAgeでもある。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.8:
(5pt)

平凡な生活に衝撃

主人公のエイジのごく普通の中学生活が
誰にでも経験したことあるような内容で凄く共感が持てた。
エイジだけでなく、彼のクラスメイト、母親に父親、姉に学校の先生。
どのクラスにも居そうなクラスメイトに、どの親も言いそうな台詞
ごく当たり前で普通なことが物語りになっていて
逆に共感を抱けるんだと思う。そのごく普通の生活に訪れる通り魔事件。
一時期、日本では通り魔事件が多発して居た事があり
それも未成年の事件が多かった。
読んでる間、その時代背景が脳裏によぎり
当時のマスコミの騒ぎようや、自分の親が言っていた台詞が重なっていった。とても読みやすく、共感しやすく、現代的なストーリーだと思います。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.7:
(5pt)

時間を忘れて読み切りました!

まず、テーマの選択が多様な作品を残している重松清独特で、いつもよくこんなに子どもの気持ち(あくまで私の子ども時代ですけれど)、
煩悶を理解することができるなぁ、と不思議な共感を感じてしまいます。
重松清には純粋な主人公を描いた小学生でも読める作品とちょっと過剰?ともいえるいじめなどの描写をした作品、また、所々に性描写の見られる作品があります。
これは『きよしこ』ほどの心の底からのメッセージ性はないものの、着眼点の面白さから言っても
小学生でも共感できる部類に入れていいと思います。
私自身、朝10時過ぎから読み始め、お昼ご飯を忘れて最後まで一気に読みきってしまい、重松清の世界に引き込まれ、私自身も同級生になったかのような感覚さえ抱かされました。
重松清の問題提起は非常に優れたものであるし、氏の出した結論も、個人的にはうなずけるものであったと思います。
とにかく一度読んでみる価値は十二分にあると思います。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.6:
(5pt)

無題

私はレビューを見てこの本を買うことを決めた。見たこともなく、面白いのかどうかも分からないが、とりあえず半信半疑のまま買ってみることにした。しかし実際読んでみると今までの不安をよそに、このエイジの物語はとてもおもしろかった。もし、私のクラスの誰かが人を殺していたら・・・なんて考えたこともなく、もしあったとして、その人が学校に来ても私は冷たい目でしか見れないだろうと思った。
エイジは中学生で、私も共感できるものもあった。しかし、考え方はずっと大人だった。読んでみて自分だったらどう考えるだろうとか、自分だったらどうするだろうと、自分も物語に登場しているような気分にさせてくれた(^_^)
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.5:
(5pt)

子どもの目線に立つってことは、こういうこと・・。

現代の家族や少年の世界を描く書き手として、重松清は秀でた作家である。たとえばこの『エイジ』では、重松の視線は主人公である中学2年生・エイジの内側にあり、そこから世界を眺め、自分と世界のつながり方に呻吟している姿を等身大に描こうとしている。それは、90年代末の東京の中学生が使っていたしゃべり言葉を、そのまま作品中につかうという会話の描き方に象徴されている。マスコミは‘キレる14歳’といったくくり方で、少年犯罪を報じた。それを重松は主人公のエイジやツカちゃんを通して、キレる=凶暴ではなく、他者との関係を「切る」ということを彼らの成長痛への幅のあるまなざしをとおして、そんな単純なものではない、と語っている。理解ある大人に囲まれた子どものつらさ、ということを考!えたことがあるが、まさにエイジたちが語っているのは、そういった大人のあり方にどう反発したらいいのか、どう自己表現をしたらいいのか、その道筋を探す時期の戸惑いなのだろう。この本を読めば中学生のことが分かる、なんて乱暴なことは言わない。でも大人が忘れてしまった、中学生の頃の気持ちや視線を改めて思い出し、考え直すきっかけにはなる1冊である。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.4:
(4pt)

若さという名の武器

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エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.3:
(4pt)

これはフィクションであり、ひとつの可能性にすぎないのだから

重松清の小説に出てくる小中学生はまるで本物のように生き生きしている。会話のテンポがよくユーモアもある。しかし重松作品は面白くて感動的なだけではない。ごく普通の誰もが体験しうる恐怖が描かれているからこそリアリティーがあるのである。 主人公のエイジは公立中学の二年生で、成績もよくクラス委員に選ばれるほど人気がある。三年の抜けたバスケ部では中心選手で副キャプテンをしていたが、成長期に特有の膝の病気で休部する事になり、親友でキャプテンの岡野と喧嘩してしまう。それから歯車が少しずつ狂いはじめる。 エイジの両親は優しくて理解があるが、うそ臭くてうっとうしく感じることがある。片思いの女の子には、クラブの後輩の女の子と付き合っててほしいと言われたり、バスケ部で孤立している岡野を助けてほしいと頼まれたりする。そして通り魔事件の犯人としてエイジのクラスメートが捕まる。そういったことがエイジをだんだん不安定にしていく。勉強時間は増えているのに集中できず成績はどんどん下がっていく。 エイジははじめ通り魔の気持ちを理解できないでいたが、クラスメートの言葉がきっかけで、自分の中にもそういう悪意があることに気づく。そして、想像のなかでクラスメートや通行人にナイフを刺すという体験をする。このへんの描写はまるでホラー小説を読んでいるようにどきどきする。ほんとうに人を刺すのではないかと思われるほど迫力がある。 エイジは自分の中にある悪意を知り、通り魔のクラスメートと根は同じなのではないか思い動揺するが、最後に自分は自分でしかないことに気づく。 本書はひとりの平凡な中学生がキレていく過程を実にリアルに描いている。エイジの行動や考え方から今の中学生の傾向を読みとることは可能だろう。しかし、それを安易に一般化することは避けなければならない。結局のところ、これはフィクションであり、ひとつの可能性にすぎないのだから。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.2:
(5pt)

「キレる」日常のなかで

エイジのごく何気ない日常生活が生き生きと描かれている。通り魔の犯人として逮捕された同級生をきっかけに、クラスは事件をそれぞれに受けとめる。誰の心にも潜む闇が、主人公を通じてリアルに伝わってくる。鋭く現代をえぐりだしており、社会や家族に向かって発言できないエイジのもどかしい心境が痛い。読後は爽やかだが、やはりどこかせつない。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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