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流星ワゴン
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流星ワゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全307件 161~180 9/16ページ
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親子3組の物語。 今はまだ親にはなってないが、父親になった時にまた読み返したい作品。 30代で子供がいる男性は必ず読んで後悔しないと自信を持って薦められる作品です。 | ||||
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この本を読んで考えさせられたことは、 ・ 過去に戻っても現実は変えられない。現実と向き合うことが大事。 ※ もちろん、現実社会で過去に戻ることはできませんが、過去をあれこれ振り返るより「今」が大事だということ。 ・ 父親とわだかりを持ったまま、親離れし、未だに父親が好きになれないという方も多いと思いますが、自分が子供を持ち、父親となり、そういう立場になったときは、父親のことが理解できるのか。それでもやはり理解はできないのか。また、父親が自分と同じ年齢になって現れたら理解できるのか、できないのか。 ・ 子供が思春期を迎えたときに親としてどう子供と接すればよいか。また、接し方に失敗した後のフォローはどうすればよいか。 ということです。 この小説では妻が病的なほどに浮気するようになるのですが、主人公の男性に落ち度らしいところが特にないと思いますし、また、たった1年で妻が激変するというのも考えづらかったです。また、妻との性描写が詳しすぎて、やや気になりました。 | ||||
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父親として、息子として、夫として、絶望の淵に立たされた時、時間を遡って過去と自分を変えようと奮闘する。 生と死、そしてその境目をテーマとして物語が展開されていく。 過去の事実を変えることは出来なくても、それに立ち向かう気持ちは変えられる。 父親であり、息子であり、夫である際に読み返したい一冊です。 | ||||
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僕はこの本を中学2年生の時に読みました。ちょうど1年前です。最初は主人公の苦悩を丁寧に描き、やや重い感じになっていますが、橋本さんのワゴンが登場してからファンタジー的要素を織り交ぜた話の展開で自分も主人公と同じ気持ちになって読むことができました。この本で僕は生まれて初めて本を読んで泣きました。感動的で心温まるストーリーでした。ぜひ読んでみてください。必ず泣けます。 | ||||
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内容もあり、後味も良く、感動もでき、名作のひとつだと言える作品です。 私は主人公の心の揺れもさることながら、父親の方に成りきってしまいました。主人公より年齢が上だと言うこともありますが、この本を読み進めていると 自分の息子に対する接し方などを考えさせられました。読み終えた直後などは息子をみていると、なんだか普段の自分じゃないような遠くから見つめている ような錯覚に陥ってしまいました。 読者がそれぞれの立場で自分の境遇と照らし合わせて、いろんなことを考えるんだろうなと思います。 お勧めしたい作品でした。 | ||||
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不覚にも クライマックスで落涙。 それほど心を震えさせられるストーリーだった。 父子の関係 夫婦の関係 実際にあるような出来事を描きつつ 「こんなことがあったらいいな」と 思わせる幻想的な世界をミックスさせる。 誰もが、 たいせつなときに 気づかず毎日を過ごしているはず。 わたしだったら いつに戻されるのだろう そんなことも考えさせられます。 『流星ワゴン』 もしもあるのなら、乗ってみたい。 | ||||
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過去はもう戻らない。 でも、 サイテーの、サイアクの、もう、めちゃくちゃでどーしようもない現実でも、 受け入れて一歩進みだしたときから未来は開けていくのかな。 | ||||
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人生って切ないな〜と感じます。しかし,重松さんの暖かな人間 への視線と,優しい語り口で語られる厳しく冷たい現実。 ついつい暖かい結末を期待していまいますが,そんな甘いものは 用意されていません。いかに自分と向き合えるか?いかに自分らし く考えられるかを常に問われている気がします。久しぶりに胸がぐ っと来ました。 自分の人生に不満があったり,不条理に悩むときに読むと,へた っている自分の心がどんなに甘えているのかが分かってきます。 今現在,幸せな人は読まなくていいです。 | ||||
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過去に戻って、その過去を消してしまいたい、 その過去を変えてしまいたい と思うことってあると思います。 人生には何度か分かれ道がある。 しかし正しくても正しくなくても、 自ら選択をし進んでいく。 後になって考えてみると、後悔してしまい、 変えれるものなら変えたい選択もあるでしょう。 しかしそれも必然であると考えたい。 過去は変えられない。 主人公は過去に導かれて、 過去を変えようと試みるが、 変えることはできず、 ただただ自分の愚かさを見せつけられ、 落ち込むばかり。。。 映画「バックトゥーザフューチャー」では、 過去を変えることで、 現在も変えることができたが、 この「流星ワゴン」では変えることができない。 しかし、変えることができないからこそ、 現在に戻ったときに、努力の余地があるのである。 他力にたよるのではなく、 微力ながら現実を変えていこうと、 少しづつの努力が始まるのである。 崩壊してしまった家庭。。。 その現実に戻ってきた主人公は、 過去を見せられたことで反省して、 今からでも遅くないと変えていく努力をする。 というところでエンド。。。 すーっと、微かな光。。。。 今はどん底だけれど、 数年先に光が見えてくるような気がした。 いま現実に付き合っている大切な人たちや 家族の小さな変化にいかに気づけるか。 家庭の大切さが取り沙汰されている昨今、 父としての至らなさに、唸ってしまう場面もあった。。。。 | ||||
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評価の良い人と悪い人、それぞれのレヴューに頷けてしまう。 はっきり言って☆4か3か迷った。 真新しさはないし、疑問に感じるところもあったし。 それでも父と息子の物語にはホロリとさせられた。 身近だからこそ悪いところばかりに目がいったり やさしくしたいのに素直になれなかったり。 作者の思う壺だがこういうのはハマって泣いたもん勝ちかもしれない。 カズが降りたあと数日間のチュウさんたちを覗いて見てみたいと思った。 | ||||
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主人公の38歳の男性は、リストラされ、妻からは離婚を申し込まれ、一人息子はひきこもり、 父親は癌で死にかけているのにわかりあうことすらできず… そんな現実に嫌気がさし、もう死んでもいいかな、と思います。 そこに魔法のように現れたオデッセイ。。。そして運転しているのは、5年前に交通事故で死んだ 同世代の男性とその息子…その二人に導かれ、彼は過去のいくつかの岐路に、たちかえっていくのです… というのがあらすじです。 この登場人物が表現する親への、もしくは子への思いは、きっとだれもが経験したことのある思いです。 だからとても共感できるし、すごくせつない。 そして、時空を超えて、もしもやり直せるなら、と考えずにはいられない。 主人公は、過去に帰ることで、未来を生きる力を得ます。 過去とはそういう役割もあったのが…と、感じました。 | ||||
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この物語は息子にとっての父親像がテーマだと思う。 同性の親子関係の難しさを再認識。 異性なら、わからないとわり切れるかも知れない。 父親は自分が息子だった時期があるから、 息子との付き合い方を頭で考えてしまうのかなと思う。 どこの家庭でも、父親は良い父親たろうとするのではなかろうか?。 父親は母親と違い、スキンシップではなく、言葉や態度で接する。 そもそも良い父親とは何だろう?、と思う。 皆そこで悩むのではなかろうか?。 きっと決まりは無いと思う。 ただ、子供が初めて経験する人間関係は親であり、 コミュニケーション力に大きく影響を与える存在。 子供は親の様子をよく見て、感じていると思う。 怖ければ近寄れず、気を使っていればイライラするだろうが、 それをどう処理すれば良いかわからないと思う。 親子双方が互いにどう思っているかが気になり、スムースにコミュニケーションを取れない。 その辺りの微妙な感情を表現した作品だと思う。 特に男性は共感できる作品ではなかろうか。 | ||||
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この世から消えてなくなりたい疲れた男と今まさに終焉を迎えようとしているその父が同じ38歳に戻って、ともに生きる不思議な物語。舞台となる息子のタイムスリップの範囲は、1年程度、その1年間にさまざまな不幸が家族を襲い、どん底の状態で物語りが始まる。息子と同じ38歳に若返った親父チュウさんが、昔のようにガンガン主張する。それがイヤで親子関係がうまくいなくなったはずなのに、なぜか38歳の息子は、親父を理解し、思いのほか、強くなかった父を知る。そして、親が子を思う気持ちは、いくつになっても変わらないことも。 たぶん、中年の世代は、共感の涙が止まらないだろう。 | ||||
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緊迫感のある作品ではなく、心にしんみりと響く作品である。読み終えたときに、色々と感じることが多い作品だと思う。 さて、本作品の内容である。 物語は、主人公・永田一雄(通称カズ)が「死んじゃってもいいかな…」と思うところから始める。カズには、妻と息子がいるが、妻は浮気で、息子は登校拒否&家庭内暴力という状況。さらに、カズ本人は、リストラにあって無職。まさしく、サイテーで最悪の状況。 そんな折に、現われたのが、“流星ワゴン”に乗る橋本さん親子。 カズは、流星ワゴンに乗って、過去を振り返る旅に出る。 果たして、カズは現在のサイテーでサイアクの状況を変えることができるのか?…というのが本作品だ。 物語は、常に主人公・カズの視点で語られる。カズは、父であり、夫でもあり、さらに息子でもある。そういった様々な立場のカズが、何を思い、何を考え、どう行動するか?これが本作品の見どころである。 どちらかという男性向けの作品なのかもしれないが、女性にも読んで頂きたい一冊である。 | ||||
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妻との離婚、息子の登校拒否、暴力、失職など積み重ねてきたことが 崩れていき、追い詰められた主人公カズ。 彼の前に5年前に交通事故で死んだ初対面の親子が現れた。 彼らの車オデッセイに乗せられ、時間軸を超えて彼は自分の過去と向き合っていく。 自分とはまったく境遇が違い、性別も違うけれど 得るものはありました。 自分が先が見えている状態で、まだ完全に心が離れていない過去の家族たちと向き合う。 未来が崩れていくことを知りながらどう接するのか 未来は変えられるのか 涙を流すほどの感動はなかったけれど、自分のこれからの生活、 家族との付き合い方を見直すきっかけとなると思います。 精神的に弱いカズは自分のことしか見えないようなところがあって、 過去の妻と息子の行動を知ることによりショックを受ける。 このときから始まっていたのかという自分が見抜けなかった悔む思いと、 いまからでもどうにか変えることができるのではと必死になる。 でも進んだ未来は変えられない 悩んでいた妻と息子を知ることで二人のことを考えてあげる気持ちが強くなっています。 現実は変わらないけど、自分自身の心掛けがかわることで、 まだこれからの未来は修復できる、という考え方を伝えてくれました。 若い父チュウさんとのやりとりも橋本さん親子とのやりとりも息子との距離を縮めてくれました。 生きることを見つめなおしたいときにおススメしたい本です | ||||
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大絶賛されているのを事前に知っていたので期待が大きすぎたかも。 驚くような展開とかわくわく感があるような物語ではなく、 しんみりと心に響くような本だった。 自分の親が「親」という役割を通してではなく、一人の人間、 それも自分と同い歳の時にどういう人間だったのか。 興味はあるが、怖い。 | ||||
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読み終えて、母と子はよくあっても、父と子の愛情をここまで描く作品ってあまりないんじゃないかと思った。落ち込んでいる人、今しんどい人にとって、前向きになり、元気がもらえる本。 | ||||
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息子の非行、リストラ、妻の不貞。 ひとつでさえ、とても重く、家庭(人生)が壊れていまいそうになる事柄が、 3つも重なってしまう。 死んでしまいたい、と思った主人公は、偶然出会った「流星ワゴン」に乗って、 そうなってしまった原因とも言える、 過去の人生の分岐点(過ち)を確認する旅に出る。 しかし、それこそが、まさに神に与えられたチャンスだったのではないだろうか。 それは、過去を振り返ることで、今という未来を変えるのではなく、 今と繋がっている(これから始まる)未来を変えろ、と。 決して後悔を繰り返すな、と。 同年代の人間として、この物語は身につまされる思いで読んだ、 そして、泣けた。自分の息子を抱きしめたくなった。 主人公の今から始まる未来に、わずかながらも希望の光が見えたことが、 まるで自分のことのように、妙に嬉しく思えた。 | ||||
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精神的にばらばらになった家族を何とか再生させようと悪戦苦闘する男の物語。最も身近な存在である家族を我々はどこまで理解しているのか。毎日顔を合わせ、会話をしながら、実はお互いに知らない部分が多い現実の恐ろしさ。そして、血のつながっていない親子が、幽霊になった後でお互いを深く理解するようになるという皮肉。最後に主人公は希望を取り戻しますが、苦い思いの残る一冊でした。 | ||||
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読んでいてこんなに胸が痛くなった小説は、初めてだった。 何の問題のない平凡で幸せな3人家族が、誰が悪いわけじゃないのに すれちがって、壊れてゆく。 親なのに子供を助けてあげられなかったり、 子供なのに上手く甘えられなかったり、 それは寂しいことなのだけれど、本書に書いてあるように寂しいと思うことは 人を求めている証拠で、救いでもある。 自分が何よりも感動したのは、本書の主人公が子供の苦しみを見て苦しむことができ、 その苦しみを阻止しようと必死になるところ。 子供の苦しみに気づいていなかった自分を後悔するところ。 同い年になった父親と出会うという展開も、 微笑ましかった。 いじめやテレクラなど重い展開もあるのに、 読後感が暗くない。 むしろ重い展開があるからこそファンタジーなのにリアリティがありました。 本書を、家族ものとして読むだけではなく 人と人とのつながり全てにおける希望を与える一冊として深く心に刻まれました。 | ||||
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