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フラッシュフォワード
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フラッシュフォワードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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未来が見えたら…というのはよくありますが、それが一瞬だけだったらどうなるか。 一瞬でも「見る」ことによって、世界の把握がそれまでと大きく変わってしまう、というアイデアは根本には量子力学があるのでしょう(実際作中でも触れられていますが)。けれど、別に知識は必要ありません。作品自体はシンプルなサスペンスと、内面の葛藤によっています。 シリアスですが、思わせぶりな重厚さを演出することもなく、良い小説を読んだなあという気にさせられる作品。 | ||||
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21年後を垣間見た後の20年間ってまるでカート・ヴォネガットが書きそうなアイロニックなテーマ。 でも、どっこいハードにSFしてます。 ハードSFにありがちな、読み飛ばしたくなるような衝動にもかられることなく、読めました。 ただし、最後の手前まで。最後は、蛇足というか、やりすぎというか・・・ | ||||
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2009年のヨーロッパ素粒子研究所が主な舞台.ヒッグス粒子(重力を媒介する素粒子,実在の理論が存在を予測している)を検出するために高エネルギー実験を行ったところ,なぜか全世界の人間の意識が21年後の本人の中に2分間だけ転移してしまうという現象が起きる.本書の題名はこの現象につけられた名前.実験のリーダーである中年と若手の2人の研究者のうち前者は結婚を控えていたが,未来の妻が現在の婚約者と異なっているために悩む.後者は転移中何も見なかったが,未来のニュースを見た人々の証言により21年後には殺されていることがわかる.なぜフラッシュフォワードが起きたのか?未来は不変なのか?といった問題の謎解きと,未来をかいま見てしまった人々の人間模様をソウヤーらしい道徳観を交えて描いた!!好著.やや長い物語だが一気に読める. | ||||
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