(短編集)

エラリー・クイーンの新冒険

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エラリー・クイーンの新冒険の評価:

4.76/5点 レビュー 21件。 B ランク

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全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(5pt)

「暗夜を照らす、まさに、神の灯だったのです」

◆「神の灯」

  石造三階立ての「黒い家」には、シルベスター老人が
  ひそかに遺した、莫大な金貨が隠されているらしい。

  エラリーと弁護士のソーン、そして「黒い家」を相続した
  アリスは、向かいにある「白い家」に宿泊することになる。

  その「白い家」には、シルベスターの異母弟で
  主治医であった、ライナッハ博士が住んでいた。

  翌朝、エラリーたちが目覚めて外を見ると、一面の
  雪景色のなか、「黒い家」は忽然と消えうせていた……。

 
  《家屋消失》トリックの代表的作例で、
  多くのフォロワー作を生んだ傑作。

  メイントリックを裏で支えるサブトリックも
  巧妙で、作品全体を引き締めています。
 

◆「正気にかえる」

  ボクシングの世界選手権で敗れたチャンピオンのマイクが、
  スタジアムの駐車場にとめていた車のなかで刺殺された。

  たまたま、隣に自分の車をとめていたエラリーは、
  車に置きっぱなしにしていた外套を犯人に盗まれる。 

  エラリーは、外套さえ見つかれば、犯人も見つけられる、というのだが……。

  なぜ犯人はエラリーの外套を盗んだのか?、というホワイダニットが主眼。

  「外套」という手がかりを起点に、駐車場の場所やその夜の気候、
  エラリーの外套のサイズといったデータを勘案することで、犯人の
  条件が絞り込まれていきます。 

◆「暗黒の家の冒険」

◆「宝捜しの冒険」

◆「人間が犬をかむ」
エラリー・クイーンの新冒険 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JAMGWQ
No.9
(5pt)

「暗夜を照らす、まさに、神の灯だったのです」

◆「神の灯」

  石造三階立ての「黒い家」には、シルベスター老人が
  ひそかに遺した、莫大な金貨が隠されているらしい。

  エラリーと弁護士のソーン、そして「黒い家」を相続した
  アリスは、向かいにある「白い家」に宿泊することになる。

  その「白い家」には、シルベスターの異母弟で
  主治医であった、ライナッハ博士が住んでいた。

  翌朝、エラリーたちが目覚めて外を見ると、一面の
  雪景色のなか、「黒い家」は忽然と消えうせていた……。

 
  《家屋消失》トリックの代表的作例で、
  多くのフォロワー作を生んだ傑作。

  メイントリックを裏で支えるサブトリックも
  巧妙で、作品全体を引き締めています。
 

◆「正気にかえる」

  ボクシングの世界選手権で敗れたチャンピオンのマイクが、
  スタジアムの駐車場にとめていた車のなかで刺殺された。

  たまたま、隣に自分の車をとめていたエラリーは、
  車に置きっぱなしにしていた外套を犯人に盗まれる。 

  エラリーは、外套さえ見つかれば、犯人も見つけられる、というのだが……。

  なぜ犯人はエラリーの外套を盗んだのか?、というホワイダニットが主眼。

  「外套」という手がかりを起点に、駐車場の場所やその夜の気候、
  エラリーの外套のサイズといったデータを勘案することで、犯人の
  条件が絞り込まれていきます。 

◆「暗黒の家の冒険」

◆「宝捜しの冒険」

◆「人間が犬をかむ」
エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫)より
4488104169
No.8
(5pt)

《冒険》シリーズ

◆「宝捜しの冒険」

  川岸にある邸から、真珠の首飾りが盗まれた。

  犯行方法を推定したエラリーは、邸にいる人達に
  宝捜しの遊戯を提案することで、犯人に罠を仕掛ける……。

  邸内にある入り日を告げる、あるモノがポイント。

  犯人にブラフをかまし、自白を引き出すエラリーは、
  作中で言われる通り、まさに「狐」ですね。

◆「がらんどう竜の冒険」

  日本人の老骨董商カジワ・ジトの看護婦であるメリヴェル嬢が、ある夜、
  カジワ氏の書斎に行った際、何者かに鈍器で殴打され、気絶させられてしまう。

  翌朝、カジワ氏は失踪し、竜の浮き彫り模様が
  ある、石鹸石のドア・ストップがなくなっていた。

  カジワ氏の義理の息子ガラントは、ドア・ストップの内側はがらんどうに
  なっており、なかには百ドル札で、五万ドルあったというのだが……。

◆「血をふく肖像画の冒険」

  妻が不義を行うと、先祖の肖像画が血をふく
  という言い伝えのある家に滞在したエラリー。

  それを実証するかのような事件が起きるが……。

  

◆「神の灯」

◆「暗黒の家の冒険」

  
エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫)より
4488104169
No.7
(5pt)

《スポーツ・ミステリ連作》

◆「人間が犬をかむ」

  ヤンキーズとジャイアンツが試合をしている球場で、引退
  した偉大な左腕投手ビッグ・ビル・ツリーが毒殺された。

  ビルの妻ジャディーが、夫に不倫された意趣返しに、球場の診察室から盗んだ
  シアン化水素酸を、ビルのホットドックに塗ったのでは、と考えられたのだが……。

  試合前、ビルがファンにサインをしていた時にしていた、ある動作がポイント。
  ビルが干草喘息であるという伏線が、皮肉な結末を一層引き立てます。

◆「大穴」

  競馬場で、ジョン老人の馬《デンジャー》が、
  彼の娘の恋人であるホリデーに銃で撃たれた。

  娘との交際をジョンに反対されていたホリデーが、ジョンを
  狙って撃った弾が逸れ、馬に当ったと思われたのだが……。

  過去の因縁が背景にある事件。
  エラリーは馬具に仕掛けられた細工から、犯人の姦計を暴きます。

◆「トロイヤの馬」

  大富豪パップ・ウイングは、母校のフットボールチームの熱烈な後援者。

  そんなパップが試合の前、更衣室で選手を激励していた時、脱いでおいた上着の
  ポケットから、娘の結婚祝いに贈るつもりだった十一個のサファイアが盗まれた。

  更衣室を調べても、からの宝石ケースしか見つからず、
  宝石は、誰の体にも部屋のどこからも発見されなかった……。

  チームが勝利した際、パップには毎回、あるモノが贈られます。
  そこに犯人がトリックを仕掛けたのです。

  それにしても、犯人もさぞや試合の応援に熱が入ったでしょうねw

◆「正気にかえる」

エラリー・クイーン作品集〈第12巻〉エラリー・クイーンの新冒険 (1958年) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーン作品集〈第12巻〉エラリー・クイーンの新冒険 (1958年)より
B000JB2DIC
No.6
(5pt)

《冒険》シリーズ

◆「宝捜しの冒険」

  川岸にある邸から、真珠の首飾りが盗まれた。

  犯行方法を推定したエラリーは、邸にいる人達に
  宝捜しの遊戯を提案することで、犯人に罠を仕掛ける……。

  邸内にある入り日を告げる、あるモノがポイント。

  犯人にブラフをかまし、自白を引き出すエラリーは、
  作中で言われる通り、まさに「狐」ですね。

◆「がらんどう竜の冒険」

  日本人の老骨董商カジワ・ジトの看護婦であるメリヴェル嬢が、ある夜、
  カジワ氏の書斎に行った際、何者かに鈍器で殴打され、気絶させられてしまう。

  翌朝、カジワ氏は失踪し、竜の浮き彫り模様が
  ある、石鹸石のドア・ストップがなくなっていた。

  カジワ氏の義理の息子ガラントは、ドア・ストップの内側はがらんどうに
  なっており、なかには百ドル札で、五万ドルあったというのだが……。

◆「血をふく肖像画の冒険」

  妻が不義を行うと、先祖の肖像画が血をふく
  という言い伝えのある家に滞在したエラリー。

  それを実証するかのような事件が起きるが……。

  

◆「神の灯」

◆「暗黒の家の冒険」


エラリー・クイーンの新冒険 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JAMGWQ
No.5
(5pt)

「神の灯」を含む傑作短編集

クィーンは短編の名手としても名高い。収録作は以下の通り。「神の灯」、「宝捜しの冒険」、「がらんどう竜の冒険」、「暗黒の家の冒険」、「血をふく肖像画の冒険」、「人間が犬をかむ」、「大穴」、「正気にかえる」、「トロイヤの馬」。

いずれも良く練られた佳作ぞろい。「人間が犬をかむ」は、有名な「犬が人間を噛んでもニュースにならないが、人間が犬を噛んだらそれこそニュースだ」という文句から題名を取ったもの。舞台は野球場で、国名シリーズの劇場、デパート、病院、ロデオ場と"広大ながら閉じられた空間"を舞台にした作品群を思い起こさせて楽しい。ここでの「人間が犬をかむ」はホットドッグを食べること。「正気にかえる」は犯人に翻弄されたクィーンの逆襲が見もの。

しかし、何と言っても特筆すべきは「神の灯」であろう。屋敷消失の大トリックともう一つのトリックの組み合わせは絶妙で、トリックだけを取り出せば「Yの悲劇」をも凌ぐ傑作。作者はこのトリックを成功させるため、カーばりのオカルティックな雰囲気を醸しだす演出をしている。これも巧みだ。江戸川乱歩も本作を絶賛しており、自身の「少年探偵団」シリーズ中でこのトリックを使っている。

前作にあたる「エラリー・クィーンの冒険」と合わせて読んで、クィーンの短編の見事さを味わって頂きたい。
エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫)より
4488104169
No.4
(5pt)

神の灯!

他の方も書いているが、「神の灯」は大傑作。家1軒がまるまる消失というトリックもそうであるが、ネタバレになるのでここではあかせないもう1つのトリックも良い。さらに、探しても発見できない遺産の隠し場所もひねりがきいていて秀逸。総じて完璧に近い作品で、これを読むだけでも本書を買う価値あり。ぜひ手に取ってみてください。
エラリー・クイーンの新冒険 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JAMGWQ
No.3
(5pt)

神の灯!

他の方も書いているが、「神の灯」は大傑作。家1軒がまるまる消失というトリックもそうであるが、ネタバレになるのでここではあかせないもう1つのトリックも良い。さらに、探しても発見できない遺産の隠し場所もひねりがきいていて秀逸。総じて完璧に近い作品で、これを読むだけでも本書を買う価値あり。ぜひ手に取ってみてください。
エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫)より
4488104169
No.2
(5pt)

やっぱり「神の灯」だね

新冒険で光っているのはやっぱり「神の灯」ですね。これはクイーンの作品の中でも1・2を争う傑作だと思います。なんとなくケイゾクの映画の「Beautiful Dreamer」って「神の灯」の真似みたいな気がするのは僕だけかなぁ。
エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫)より
4488104169
No.1
(4pt)

時代を彷彿とさせる一冊

前作「エラリー・クイーンの冒険」に続く短編集の第2弾。粒選りの10編を揃えた前作と異なり、大胆なトリックで度肝をぬく中編「神の灯」や、野球やフットボール、ボクシングといったスポーツ・シーンを舞台に、ナチズムの足音も聞こえる郷愁の30年代を描いたシリーズ物を収録し、前作とは少し趣向を変えている。 しかし、贅肉を落としキレのいいトリックを前面に据えた作風は相変わらずで、本格ファンのみならずとも一度は読んでおきたい一冊ではないだろうか。
エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーンの新冒険 (創元推理文庫)より
4488104169