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ブレイズメス1990
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ブレイズメス1990の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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著者の作品は、きまって天才的な外科医が登場する。 本書ではモンテカルロのエトワールという異名をとる天城であり、前作「ブラックペアン1988」では渡海だった。 別シリーズではジェネラル速水やバチスタ桐生だったりする。 そして、他の作品のキャラがチラ見せで登場するのもまた、楽しみのひとつである。 さて、本シリーズは「バチスタ」シリーズの20年前の話であり、高階がまだ講師の時代だが、舞台は同じ東城大病院である。 そしてなにより決定的なことは、どうも著者は本シリーズをミステリにはしないつもりのようだ。 前作、そして本作と、ミステリとしての要素は皆無である。 もっとも、これは著者の細菌の作品に共通することであり、はなからミステリ性を放棄した「ひかりの剣」や「医学のたまご」だけではなく、「モルフェウスの領域」も極北シリーズも、ミステリ性はほとんどない。 田口・白鳥シリーズだけはかろうじてミステリ性を残しているが、どうも著者はミステり性をなくすことで、作品の医療に対するメッセージ性を強めたい思いがあるようだ。 ブルーバックすで著者が「死因不明社会」を刊行してからの作品では、特にミステリ性がそぎ落とされている。 本書もまた、ミステリ性はかけらも見られない。 本シリーズが世良の医師としての成長物語なのであれば、さらに他の作品世界との相同性から、本書の位置づけはどう考えたら良いのだろう。 著者が本作で訴えたいことは、実に良くわかる。 しかし、本作の続編では、あれに関する挫折が描かれるはずなのだ。 すると、本作で天城が述べた理念と理想はいったいどうなってしまうのか。 まさか単純に否定されるだけではあるまい・・・・と妙な期待と不安を抱いてしまうのもしかたのないことではある。 そして彼、「モルフェウス」にもチラ見せがあった彼は、本作にはまったく登場しない。 彼ははたして、続編では登場するのか。 いずれにしても本シリーズは、本作で終わるわけにはいかないから、いつかまた世良、天城、そして彼と再会できることを期待したい。 | ||||
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海堂尊さんによる桜ノ宮を舞台にした小説。 このシリーズは過去編となる。1990年である。 バブル景気の時期であり黄金地球儀の話しなど他作品と絡む内容も踏まえつつ 日本全体の景気が良かったことをを各所で感じられる。 天城が指摘していたように景気の良い時期であるからこそ次の時代に必要なものを 作り準備するべきであるという指摘はその通リである。しかし十分に出来ないまま 今に至っているのだろう。あのときそうしていたらという意味で時代の分岐点を 書きだそうとしている小説でもある。 天城の報酬のとり方は何だか手塚治虫のブラック・ジャックみたいだな。 影響を受けているのだろうか。 公開手術など外科医須磨久善を読んでいると理解が進むものも多い。 人格はともかく天城の手術の技術は須磨久善がモデルであると思われる。 本作には海堂尊の他作品でも登場する人物たちの若かりし頃が出ていて興味ふかい。 高階講師は病院長になった後とイメージがだいぶ違うような気もする。 バチスタの栄光に出てくる桐生も最後の方で出ていておっと思わされた。 | ||||
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医療を語る上で、日本ではまず「命」が大事という倫理感が来るけど、それってどうなのと問いかけてくる本。著者は医者をやっている時にずっと考えているのではないかな。そして、その問題意識を破天荒な天才医師に語らせています。 高度医療をビジネスとして儲かるようにすれば、健康保険組合の破綻なども乗り切れるはず、結果的にはもっとたくさんの人が救えるというのが言いたいことでしょう。 ストーリーとしては、ドロドロした桜宮になる前の、とても爽やかな時代(1990)のお話。スターウォーズでエピソード4・5・6をやった後に1・2・3に戻ったイメージですね。時間が経過した後のエピソードであるバチスタの栄光や螺鈿迷宮・アリアドネの弾丸を読んだ後に読むほうが宜しいかも。 | ||||
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「ブッラックペアン1988」の続編。 タイトル通り前作の2年後、1990年の世界です。 主人公は世良雅志ですが、この医者になって間もない男に言い渡された極秘ミッションが、引き起こす騒動がこの物語のメインのストーリーです。 テーマ的には、「医療」と「金」の関係でしょうか。 小説としては、非常にテンポ良く謎めいた部分もあって、なかなか楽しい作品になっています。 ただ、クライマックス部分の処理が、盛り上がりに欠ける部分があってちょっと気になりました。 いずれにしても、この作者の作品はすべての作品がリンクしているので、そうした関連性も楽しめる作品です。 この作品もそうした視点で見ると、「ジェネラル・ルージュの伝説」や「螺旋迷宮」「夢見る黄金地球儀」とも繋がっており、別の意味での楽しみもあります。 | ||||
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この小説を彩るのは「チームバチスタ」などで見られた医療&サスペンスではなく、医師天城雪彦自信に満ちた饒舌。小説のメインディッシュとなるべき手術は終盤に配されているから、それまでずっと彼の饒舌を聞き続けることになる。何故に彼は語り続けるのか。彼が語りたかったことは次第に明らかになる。それは、20年前から見た日本の医療の未来、すなわち医療の現在である。 高齢化故に心臓病患者は多く、心臓外科病院は乱立する。平均術例数が年間100件を下回るという現状には厚労省も危機感を持っているようだが、施設が貧弱だろうと専門医がいなかろうと、増え続ける患者を待ち受けるにはまずは看板を掲げて・・・という心臓病医療の現実。 そんな未来をどこまで予想したのかは知らないが、地方医大に過ぎなかった東城医大の佐伯教授は身分不相応でも世界的第一人者を招聘し、招かれた天城は高度医療に耐えうるハートセンターの立ち上げを目指す。高度医療は経済原理に支えられる、とする天城に金持ち優遇と反発する医師たち。天城の技術とロジックの前に彼らの反発は押し潰されて、この小説は終わる。 東城医大がバチスタ術の第一人者を得たのは、先人たちが未来を真剣に考えていたから、ということなのだろうか。大きな流れの中の一冊なので、この小説単体では不満足感が残るかもしれない。少なくともちゃんと「バチスタ」を読んでからにすればよかった。 | ||||
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本書(海堂尊『ブレイズメス1990』講談社、2010年)は『ブラックペアン1988』の2年後を描く桜宮サーガの一作である。これから始まるというところで終わってしまうため、他の作品と比べると、作品単体としてはスッキリしない印象である。 バブル経済期に現代医療の問題は出ていたという点が著者の問題意識である。そのか一つの解としてスリジエ・ハートセンターを提示するが、バチスタ・シリーズでは主人公サイドの人間である高階権太には到底受け入れられない発想である。しかし、本書の高階は『ブラックペアン1988』以上に青臭く頭が固くて精彩を欠く。そのために考え方の対立する天城雪彦の独壇場になっている。後のバチスタ・シリーズでは高階は病院長になっており、本書で天城が描いた未来図とは反対の結果となったように見える。どうして、そのようになったか、経過の作品を読みたくなる。 本書では金持ち優先の医療という天城の主張を誰も論破できない。しかし、格差社会の進展した日本は本書で想定した以上に深刻な状況である。国民健康保険料の値上げによって健康保険料も納付できず、健康保険証を取り上げられ、基礎医療すら満足に受けられない人々が増えている。貧困という問題意識から医療の問題に切り込むアプローチがあっても面白いと考える。 | ||||
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なんとなく続編がありそうな終わり方が気になります。 他の方のレビューはなかなか厳しい感じがしましたが、 私は純粋に楽しめました。 これだけだと完結しなさそうなので、★-1。 | ||||
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医療とお金の問題に正面から向き合う天城先生の キャラクターが突き抜けていている。 そのモナコでの生活ぶりや行動が浮世離れていて 久々に濃いキャラクターがきたなという感じです。 公開手術に向けてのスピード感に引きづられ、 読み進むスピードもあがりました。 世良先生は、相変わらずラッキーボーイぶりを発揮し、 個性的な先生達のお気に入りになっています。 ただ、現在に目を向けると、世良先生も天城先生も 佐伯教授も大学にはおらず、この数年間で何が起きたの だろうと想像が膨らみました。 スリジエ・ハートセンターは結局設立されていませんし、 いろいろ伏線らしきものはちりばめられています。 また2年後の話が楽しみです。 | ||||
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前作で渡海・高階の両先生から気に入られたラッキーボーイ?世良先生。 今回も幸か不幸か、 日本の医療界に収まりきらない超個性派医師の招聘に成功。だが、そのお目付役、もといお世話役を仰せつかり… 病院内での冷ややかな視線の中、板挟みの立場をどう切り抜けていくのか? という筋書き… 結局、自ら進んで動かないまま流され、傍観者然のまま、話が進んでいく。 「ブラックペアン」のハラハラ・ドキドキ感を期待したが、(個人的には)大きな盛り上がりもなく、結局そのまま、物語が終わってしまった。 最後にもう一波乱あるだろうと思って身構えていたが どんでん返しもなく、肩すかしを食らった感じ。 「ブラックペアン」が面白かっただけに、その続編としては期待はずれ。 蛇足だが、 本作では「医療とお金」「人の命とお金」がテーマになっている。筆者は、国の医療費削減がもたらした(リアルの)現状の、1つの解決策を提示したものだと思う。何となく、作者自身が納得しているような感じで、他作品で見られるような切実な訴えとなっていない。そのため、心に響いてこなかったのではないかと思う。 なお、不見識ながら「ブレイズメス」が何なのか、私には最後まで分からなかった。 | ||||
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「ブラックペアン1988」の2年後の世界です。 垣谷講師と、世良はフランスへ。 そして、モナコで天城医師と出会う。 後の作品となる「螺鈿迷宮」の主要登場人物である碧翠院桜宮病院の桜宮巌雄とすみれに双子姉妹、 「チームバチスタの栄光」で登場する桐生など、シリーズ作品を読んでいれば、おお!という人物の若き日に出会えるので非常に楽しめます。 (世良が主役のせいか「極北クレーマー」の極北市も冒頭でちょこっとだけ登場) 「ブラックペアン1988」では、世良、高階、渡海と佐伯教授が患者、命と真剣に向き合う姿勢が非常に印象的で、いい作品だったのですが、 本作「ブレイズメス1990」は、患者の命とカネがの話が出てくるのと、終わり方が私的にもう少し何か・・・という物足りなさを感じてしまいました。 | ||||
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最後まで、それなりに楽しみながら読みました。 しかし、文学作品としてのレベルは低いとも感じました。 まるで「賢い中学生が書いた小説です」という印象です。 難しい医学の用語や描写が出てくるのを除くとストーリーとしては陳腐だと思いました。 特に、ボブについてのエピソードが嫌いです。「そんな弱い人なら、そこまでにも来なかったでしょ。」と思いました。 次の作品は読まないかもしれません。 | ||||
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海堂作品の例に漏れず、多作品とリンクしているが単体でも楽しめる医療エンターテイメント作品。天才外科医、天城雪彦は患者の手術を受けるかをルーレットで決める。その全財産の半分をかけさせて。彼はいう「ギャンブルに勝つ運のない患者には、手術に勝てる運もない」と。ブラック・ジャック以上に金に執着し、スクルージと呼ばれる男を大学病院を放り込んだらどうなるか。医療は資源であり、限りがある.すべての人間が等しく最高の医療が受けられるなどという欺瞞に満ちた異常なセカイはバブルの日本だからいえたことで、天城の予言通り、経済の崩壊した日本では病院は倒産し、不採算部門は縮小され、リスクの多い産科、外科の医師は激減している。厚生労働省や総務省は保険料の支払いを削りながら、コスト意識を持って、もうけを出せという.本作は20年前を舞台にしたエンターテイメントで非現実的だが、医療と金の問題を考えさせる作品になっている.高度化する医療はますます金がかかるようになっている。もはや、金がなければ高次医療は受けられないのだ.高齢者の診療制限をし、死にゆくものに無駄な金をかけるのでなく、税金を保険料を払ってくれる人間に医療資源をまわすべきだろうし、その方向へ動いている. | ||||
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映画化もされた「チーム・バチスタの栄光」の原作者であり現役医師の海堂尊による医療エンターテイメント。今回の舞台は「ブラックペアン1988」の2年後。海堂小説では珍しく、海外シーンからスタートする。 外部研修から戻ってきた東城大学の研修医・世良雅志は、外科医局長の垣谷雄次とともに、南フランスにいた。世良の任務は、天才外科医・天城雪彦を日本に連れ帰ること。世良はカジノで一世一代の賭けに成功、天城を日本に連れ帰ることに成功した。 佐伯清剛・病院長と天城は新しい心臓病専門病院の設立を計画、世良がこれをサポートしていくことになる。天城は、世界中で彼にしかできない心臓外科手術「ダイレクト・アナストモーシス」を公開の場で行うと宣言。世良は、大学病院内の激しい権力闘争に巻き込まれていくことになる。 天城は「私は東城大に心臓手術専門病院を設立するように、という指示を受けた。カネの算段もせず、新しい施設が作れるとお考えですか?」(175ページ)と、後に病院長となる高階権太に詰め寄る。高階は「医師の使命は患者の治療にあり、断じて集金が目的になってはならないからです」とやり返すが、天城の主張が次第に優勢になっていく。 天城は、「これから手術はニーズに応じ細分化していく。一般患者も手術の特性を知り、術式を自ら選ばなくてはならない時代になったのです。その時にはオペの見本市を開く必要がある」「医師は医療に専念すべし、などというしみったれた考えに洗脳され、医療とカネを分離しては、パラダイスは私たちのてのひらからこぼれおちていく」と言い切る。 天城の主張は、医療倫理や社会通念とは相反する。だが、天城自身のセリフに、現場を知る著者の叫びが込められているように感じた――「確かに命に貴賤はないのかもしれないが、労力には限りがある。だから私は、ふたりのうちひとりしか手術対応できない状況ならばどうするか、と問いかけた。どちらかを選ばなくてはならないという時点で人道的範噂からは外れるが、そんな状況は現実に存在する。ならば、そうしたことを考えることすら禁止するのは、欺瞞ではないのか?」 天城と高階の議論は、まるで政治哲学のマイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」を彷彿とさせる。われわれは患者として医療従事者に全てを期待するのではなく、各々が医療哲学を持つべきではないだろうか。そして、医療従事者自身も、立ち止まってじっくりと哲学する時間が必要なのではないだろうか。 なお本作品には、「チーム・バチスタの栄光」の心臓外科医・桐生恭一や、「螺鈿迷宮」で重要な役割を担う女医・桜宮葵も登場する。 | ||||
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田口・白鳥コンビシリーズ以外はあまり面白くないものが多いと思っていたが、これはブラックペアンと並ぶおもしろさ。 アリアドネの弾丸はストーリーこそ面白かったけど、登場人物のキャラが濃すぎてつらかった。 でも、今回初登場の天城は結構好き。頭の中では吉川晃司をキャスティングして読みました。 続きの気になる話が多くて困るけど、個人的にはジェネラル速水のその後が読みたい。(で、連ドラにして欲しい) | ||||
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極北クレイマーの最後に出て来た世良にびっくりした。ので、ブラックペアン1988から彼にどんな事が起こって、ああなったのか少し分るかと思って読み始めました。 孤高のエトワール天城に何らかの影響をうけたのか?とか。しかし、2年しかたってないんだから、そんなにかわってるわけがない。 この頃は花房さんともいい感じだったのに…速水にとられちゃんだよな〜とか他作を振り返りまくり。 あんまり天城については姿が思い浮かばない。すごく素敵な風情な人だと思うんだけど。 凄いも孤独な部分もわかったような気だけしています。 いやー、発行本全部時系列に並べて読み返したくなりました。 | ||||
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チームバチスタの海堂が作者の、医療エンターティメント 作者は、医者としての経験を生かした医療作品を多く出している 人です。この作品も、日本の規格を外れた天才外科医とスケールの 大きさを感じます。 ストーリーは、その天才外科医を日本に呼び戻すということが 中心になっています。後半は、手術が1件のみ、しかも公開手術という ある意味、序章でこの続きがあるような流れになっています。 この作者の作品の傾向として、医療問題を基にした作品、 病理検査の遅れを逆手にとった作品、そしてこの作品の ような頭の回転を求められる作品と3通りあるように 思えます。この作品のあらすじはシンプルながら 、白鳥シリーズのような頭の回転と、展開の早さが 売りの作品になっています。このような作風が好きな 私みたいな読者には評価が高いのではと思います。 とはいえ、「落ち」までたどり着いていない感があるこの 作品は、もうちょっと構想を練ってから取り組んで欲しい ところがあります。 作品としてはかなり荒削りながら、先の読めない展開、 そしてなにより頭のよさで、問題の本質をずばりと指摘している 気持ちよさは面白かったです。 | ||||
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どうですかね。微妙なところです。天城先生のキャラは いいとして。取り巻いている状況のスケールが大きすぎて 非現実的に思えてしまう。 モンテカルロでのカジノの大盤振る舞いや、公開手術なんて ちょっと現実味がない。 天城先生の素性がもっとはっきりすれば呑み込めるかもしれませんが、 わざわざ単行本を購入するほどでもなかったかな…という印象が あります。 | ||||
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はっきり言って、バチスタシリーズ以外はイマイチ。キャラを立て過ぎて鼻につく。フランス語が一々鬱陶(シャンスとかウィとか)しいし、命を賭けで助ける医師(その背後の論理も含め)って一体なんだ?と思う。 夢見る黄金地球儀や、マドンナヴェルデも、お粗末な物語としか思えない。ファンの方は良いかもしれないが、一読者としては、ここまで行くとどうだろうと思わざるを得ない。 | ||||
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この作品を含めて海堂先生の作品は、各物語が有機的に繋がっているところで、「ブラックペアン1988」を読んでからこの作品を読むと一味違ったものになるかと思います。 本作品は、このドクターがここでこんな役割を・・・ と驚かされました。 | ||||
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ブレイズメスで登場した世良先生がまたもや台風の目になりますヨ! 前作ではばか正直と書いた紙を背中に貼って歩いているような人でしたが、今回は更に忠犬がプラスされます(笑) 本書読了後、極北クレイマーを読むことを強くオススメいたします! | ||||
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