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ハゲタカ



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ハゲタカの評価: 4.29/5点 レビュー 185件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 141~155 8/8ページ
No.15:
(5pt)

現実の銀行マンの苦悩

非常に丁寧に、わかりやすく、かつ、リズミカルに、ストリーは展開する。強すぎず、弱すぎず、現実の銀行マンの苦悩をよく描写している。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.14:
(5pt)

一気に読めます

本書を原作に、NHKが作った同名のドラマが

面白かったので、読んでみました。

ドラマに比べて登場人物のキャラクターが立ちすぎていたり、

ストーリーも劇的な展開が多く、リアリティに欠けるのですが、

小説としてはこの方が読み進めやすくてよいです。

上下巻とも、一気に読めました。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.13:
(4pt)

人情と怜悧なビジネスのハザマ・・

冒頭、衝撃の割腹自殺の背景・意味が全くわからないまま怒涛の外資(と言っても日本人)ハゲタカビジネス・再生ビジネスもあり、の展開。プロのジャズ・ピアニストを目指したという意外な経歴をもつ鷲津のバックグラウンドに関する知識はほとんど無いままに読み進めると、山一證券や長銀の破綻など実際の経済事件が下敷きになっているだけにリアリティに引き込まれ、最初の「自殺」については完全に忘れてしまいます。

・・・が、終盤、鷲津が非情・怜悧なビジネス・スタイルの中にチラリと見せる「浪花節」、やっぱり日本人だから・・・、というオチではなく最後に「あ!!!」と驚く種明かしが!・・・そうです、ラストのドンデン返しを企図してたんだろうな〜ということは理解はできるものの、「伏線」が最初の割腹自殺だけでその他の「糸」がないから、あんまり自分にはハマりませんでした、このラスト。あ・そう言えばそんな話もあったね、みたいな感じで。鷲津のバックグラウンドとか人となりがもう少し書き込まれていたら違った印象をもったかも。

・・・と言うわけでミステリと言うよりはビジネス・ゴラク小説、でイージーに楽しみましょう。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.12:
(5pt)

経済の歪み、マーケットの歪み

私もドラマを観て買いました。

内容は経済を通して、日本という社会の歪みを徹底的に書いている。

歪みがあれば、そこが儲けるネタになる。

あの逮捕された人間たちもそうでした。

歪みはなんにでもあるものですが、あの当時の状況を細緻に描いています。

主人公と他者の交渉の場面は、思わず自分の体験を思い出しました。

にこやかな顔をしながら、腹に一物どころか山ほどの物をかかえて、

相手の一言一句の裏を読みながら、あの手この手で交渉をする。

テーブルの下での蹴飛ばしあい、けたぐり。会社に戻ってからの、相手をド突き倒す計画づくり。

玄人さん相手のお話は大変面白いものです。負けたり、だまされたら、そいつが阿呆と

言われるだけでした。今でもそうでしょう。

久しぶりに昔を思い出しました。経済小説としては一級品だと思いますが、

主人公の真の目的の原因となることが、少々弱いような気がします。

しかし、これだけのことを良く取材したものだと思います。

それだけでも星5つ以上でしょう。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.11:
(5pt)

外国から観た日本経済が見える

NHKのロケ撮影をきっかけに著者と知り合ってこの本を読んだが、実に日本の旧態依然とした商習慣が世界の動向から取り残されそうになっているかが分かり、説得力・納得力で一気に寝るのも忘れて読んでしまった。
 続編ともなる「バイアウト」とあわせて読むと、より実態にリアル感があり、日本経済はこのままで良いのかと素人ながら気にかかる。黒船が日本に来た頃を髣髴とさせる。
 作者が読売新聞記者だっただけに、取材はしっかりしたものがあり、昨今の買収劇や外国ファンドのことがよく理解できるようになる。
 2/17(土)夜9時から始まった連続六回のNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」は、その点でも映像は忠実に描いてあり、これからの続編が楽しみ。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.10:
(4pt)

読んでいて楽しいのですが…

世間ではそれほど馴染みの無い外資系再生ファンドのことが詳しく書いてあり、とても面白かったです。

いくつかの各論的なストーリーはスピード感があり、読んでいて楽しいです。ただし、上下間に亘って繰り広げられる鷲津と芝野の関係は勘の悪い私でも前半(もっというと最初の数ページ)で分かってしまい、ラストは読み通りで若干期待外れでした。もっというと、鷲津と芝野の関係の裏にある要因がとても浅く(各論との関係がゼロ)、とって付けた感が否めません。

各論のストーリーの面白さは☆☆☆☆、全体を結ぶラストの閉め方は☆、外資系ファンドの内容が分かる点が☆☆☆☆、総合評価として☆☆☆☆。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.9:
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.8:
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
ハゲタカ(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062753537
No.7:
(5pt)

綿密な取材を踏まえた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.6:
(5pt)

綿密な取材に基づいた生々しい描写が魅力

特定の主人公を置くわけではなく、アメリカのハゲタカファンドの日本人社長と、経営破綻したスーパーを再建するために友人に請われて邦銀からスピンアウトしたスーパーの社長と、これも経営に行き詰まっているホテルを建て直そうとしている女社長の三者の生き様をそれぞれ描く独特のスタイル。三者とも金融問題に直面している、そして日本に対する高い愛国心を持っているという共通点があり、同時並行でそれぞれのストーリーが進んでいく中で、相互に影響し合う。バブル前後の日本経済の状況を忠実に描写し、また、実在の企業をモデルにしているので、ノンフィクション性の高いフィクションであると言える。バブル期の金融機関の経営やコンプライアンスがどれほど緩んでいたのか、バブル後の金融機関の貸しはがし、貸し渋りでどれだけ地方の中小企業が影響を被ったのかなどといったことについて、アウトサイダーとしてはこれまで実感が湧かなかったのだが、本書を読むと、そのあたりがかなり生々しく描写されており、知的好奇心が刺激されてついつい引き込まれてしまう。かなりの長編小説であるが、中だるみもなく、興味深く読ませてもらった。
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No.5:
(5pt)

バブル崩壊後の日本経済のダイナミズムを描く

バブル崩壊後の日本社会で、次々と潰れていく企業。そしてそれに伴い増えていく不良債権。護送船団方式で保護されてきた日本の金融機関はその増え続ける不良資産を金に換える術を持たない。しかたなく二束三文で外資系金融機関に売りつけるのだが、そこはまさにハゲタカが死肉を漁る修羅場と化している。結局、それを金のなる木に変える数少ない錬金術を持つのが主人公の一人である鷲津が率いる外資系プライベートエクイティーファンドなのである。邦銀から買い取った債権を使って、安閑としていた放漫経営の企業を建て直し、あるいはばら売りし、邦銀では出来ないようなリターンを上げる。今でもしがらみの中に生きる邦銀ではどこまでやれるか分からない。
バブル崩壊後のこの10年余りの間にこの日本という国を舞台に起きた経済闘争を、小説を通じて如実にあらわしている傑作である。限りなく真実に近いと思われる筆者のプロットは非常に面白く、エキサイティングであると同時に金融関係者や企業経営者などの専門家の世界で起きている事象を分かり易く伝えてくれている。
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4062753529
No.4:
(5pt)

エキサイティングな一冊!企業の再建で救いはあるのか?

どこまでがフィクションでどこまでが事実をベースにして書かれたのか判別が出来ないくらいに迫真の筋書きが続くこの下巻。上巻以上にエキサイティングな続きである。本書を読んでいて思った。数年前に日本の長信銀や地銀が破綻後に外資系買収ファンドに買収されたが、何ゆえ破綻銀行は彼らのターゲットになったのか?また、ごく最近、外資系投資銀行や政府系機関が地方の温泉旅館を立て直しているが、現実の背後にある経済論理はなんなのか?こういったものがこの下巻では多く描かれている。私にとっては目から鱗だった。さらにこの下巻では、主人公達の心理の奥底まで迫っていく。潰れかかった企業を再生させるといことがどういうことなのか、企業経営をするとはどういうことなのか、当事者達の心理の綾を交えながら語っている。この過酷な物語に救いはあるのか?!最後はご自身の目で確認して欲しい。
ハゲタカ(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062753537
No.3:
(5pt)

イケテます!痛快で、興味深しこと多々の話でした

アメリカで、「ゴールデン・イーグル」と恐れられた凄腕の日本人買収屋が主人公。その日本人が、投資ファンドの社長として、日本へ帰国。日本で、倒産(寸前)の会社を、安く買い、企業価値を向上させ、あるいは分解して、高く売ることで、日本で金儲けを狙います。知力、政治力、財力等を尽くす、主人公は、日本で成功できるのか、そして、隠された目的は???主人公のファンドが、メガバンクや放漫経営の中小企業等を狙って、銀行や他のファンド、政治権力等と闘っていきます。同時に、架空のメガバンクの不良債権処理を中心となって担う熱きビジネスマン、老舗ホテルの立て直しに挑む若い女性の後継者、かれら3人の運命が、重なっていきます。興味深いこと多々でした。フィクションなのでしょうが、外資の怪しげな(??)投資会社って、こんな仕事してるのか、メガバンク内の政治ごっこ、企業のターンアラウンド、企業間の情報戦等など、いろいろな面で、勉強になります。また、小説としても、かなりイケテル!感じです。プロットも興味深いし、主人公たちも、魅力的です。知力を尽くした「ばかしあい」で、法律の範囲内の「コンゲーム」を楽しんでいるような本でした。一気に、上下巻読みました。全然この分野については、素人ですが、相当楽しめました。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.2:
(4pt)

難しいテーマをこれだけ面白く書けるなんて

非常に丹念に調べたのだろうなあ、と思いながら読みました。知っているようでよく分からないテーマを、実にわかりやすく書いているので、経済に関して、頭がよくなったような気がしてきます。
ただ、主要な人物3人の話が面白すぎて、ページ数から言うとちょっと詰め込みすぎの気も。個人的には、ホテルの再生話をもっと読みたかったのだけれど。
ハゲタカ(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062753537
No.1:
(5pt)

劇画として

『ハゲタカ』の実像としてはどうかと思うが、プロ野球を舞台にした劇画『巨人の星』の企業再生ファンド版と思って読めばOKでしょう。主人公鷲津政彦の手腕はまさに”大リーグボール”。でも、『ハゲタカ』って格好いいなあと感じさせますね。銀行名とかだけでなく、業界用語も適当に加工しているので、あくまでも小説として読むことをお勧めします。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529

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