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ニンギョウがニンギョウ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)

ニンギョウがニンギョウの評価: 3.13/5点 レビュー 48件。 Fランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(4pt)

西尾維新には珍しい狂いっぷり

物語シリーズや戯言シリーズのような読み易さはありません。文章やストーリーがくるっています。これはへたくそな作家が書いているからではなく、西尾維新さんが意図して歯車を狂わせて書き込んでいるものなので、『芸術』の域なんでしょうね。

物語シリーズや刀語の様にカバーケースに入っていて、取り出すと本自体には和紙がカバーリングされた古書っぽい外風です。話がスムーズではありませんので読みにくいですけど、狂いっぷりが面白かったです。この物語に正当性を求めてはいけないともわせる内容でした。短編で140Pしかありませんので、あっという間に読み終わると思います。
本来星三つですけど、西尾維新ファンなのでプラス1。
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)より
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No.19:
(5pt)

西尾維新さんの傑作「ニンギョウがニンギョウ」

西尾維新さんの作品は全て素晴らしいものですが、今回の「ニンギョウがニンギョウ」は特にオススメの作品だといえます!とても独特な物語で面白くて、感動がとまりませんでした。ぜひ、西尾ファンの方ならば読んだ方がいいと思います。
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)より
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No.18:
(5pt)

読者と作品との距離

舞城王太郎色の強いというか、今までの西尾維新の読みやすさが全て欠如したような感じでした。実験小説と言ってもいいかもしれません。
内容にいい感じに言いくるめられているかのような…読者と作品の間にすごい溝があるなあと思いました。より分かりにくくを追求した(と私が勝手に思っている)この小説。相当読者を選びそうです。
読み終わってみて意味わかんないの一言でしたが、皆さんは如何だったでしょう。
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)より
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No.17:
(4pt)

ピカソの絵の中に入れたらこんなんだろうな

ほかの人が言う通り支離滅裂です
でも下手で支離滅裂になってるのではなく意図的に文脈をずらしてます
シュールレアリズムを文章にしたらこうだろうなっていう

まともな小説が読みたい人にはおすすめしません
西尾維新が好きでおかしな文章を頭に入れたいって人はオススメです

内容とは関係ないですが、この本なんと「活版印刷」してます
さらに和紙のカバーをかけ、箱に入ってます、まるで古い本の様に
そのせいか薄いのに高いです
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)より
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No.16:
(5pt)

私にとって初の西尾維新です

考えれば考えるほど、何も解らなくなる。
読めば読むほど、景色が消えていく。
私にとって初めての西尾維新作品は、これで良かったと思います。だけどこの作品以外読む気もありません。きっとガッカリしてしまうから。
評価が低いレビューの方は、きっと素直な人間なんだなと思います。
『理解しよう』というのは、たぶん不可能でしょう。それなら流されて、飲まれてみてはいかがでしょうか。きっと評価・感想は変わるはずです。
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No.15:
(4pt)

目論見としては大成功

ネットでも私の周りでも賛否両論……というか、主に『否』の意見の多い作品ではあるけれど、
私個人としては西尾維新作品の中でも好きな方に分類される小説。
元々『わかりやすさ』を追求した氏のデビュー作『戯言シリーズ』の対として
『わかりにくさ』を基軸に置いた小説なため、理解しようとすればするほど思考が迷宮に陥る作品。
確かに作品としては読みにくい部類に入るけれど、『こういう作品を書きたい』と思って、
思ったままの小説が書けるというのは素直に凄い事だと思う。

ただし、やはりどうしても『読者を選ぶ』作品になってしまったことは否めないので、
誰もが面白く感じられるものではないという意味で評価は星4つにとどめておきたいと思う。
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No.14:
(5pt)

面白い、けど読む人を選ぶ…と思う

これを読んだ後の感想は、なんだかよく分からない、けどなんか凄い!!でした(汗)
ていうか最初に読んだのはもう随分昔のことになるんですが、今でもあの読んだ後の興奮というかなんというか、その気持ちを忘れてません。
ですが、これは私が西尾維新さんの書く作品が大好きでとにかく大好きだ、という思いも含んでいるでしょうから、実際人を選ぶとは思います。
勧めにくいという感はありますが、面白いとは思います。
ただ、ひたすら不可解な作品です、言葉では説明しずらいですが。
ですが西尾維新さんの小説が大好きで、興味がわいた方には読んでいただけたらと思います。
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No.13:
(4pt)

枠も何もない

内容の細部に至るまで全て理解しようと云う考えは、本作については放棄するのが最善かと思われます。
ひとつひとつの文章は決して読み辛いものではありませんが、ひとつの物語として捉えると、途端に内容は理解不能な域にまで達します。
だからといってまったく訳が分からないかと云えば、そんな事はないから不思議、というような印象を受ける作品です。

肌に合わなかった場合は大外れが確定的な内容ですので、自分に合っているのか否かを、少しでもチェックしてから購入する事をおすすめします。
あえて以下に冒頭の一部を記しますが、これを読んで、「は?何言ってんの?」となる方には不向きです。

―――――――――――――
映画を見に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。
私は平素より視覚情報に関しては淡白を貫く主義なので、映画を見るのは実に五年振りのこととなり、妹が死んだのも、矢張り五年振りだった。
回数を勘定すれば、共にこれが四回目である。
〜中略〜
私には合計で二十三人の妹があるけれど、死ぬのはいつも、十七番目の妹だった。
―――――――――――――

上記の文章を見て、「面白そう」とか「気になる」と云う感情が生まれる方にこそ向いている本だと思います。
私の場合はこの文を読んでなんとなく興味がわき、読んでみたらなんか良かった…と云う感じです。

ずっとこのような内容が続く上、ページの真ん中ギリギリにまで、かすれかけた字(仕様)で書かれている非常に読みにくい本です。
個人的には当たりでしたが、よく考えてから手を出すべき奇書だと思います。
ただ単に書き散らしただけじゃん!と思う人がいるのは確かですので。
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No.12:
(4pt)

いろんな意味で難しい作品

この作品は、よっぽどの作者の真意を読む能力を持ち合わせている人か、よっぽどの想像力を持ち合わせている人なら面白いと思います

物語なのですが、詩的な要素もあり、抽象絵画のような作品です

最後のほうで説明をつけて欲しかった、という方が居るようですが、下手に説明をつけても蛇足になるだけで、この世界観を壊してしまうだけだったと思います
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No.11:
(5pt)

伸るか反るか

はまれるかはまれないかで評価は真っ向別れると思うが、西尾維新作品の中ではこれが一番好きなのは今も変わらない。
とにかく一読して、自分の感性で判断してほしい。
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No.10:
(4pt)

物語という戦場

早熟の天才、西尾維新が放った怪書。

抜粋を見ればわかるとおり、常軌を逸したイメージの羅列が一冊の本を形成しているという内容で、あきらかに講談社ノベルスで出版されるべき内容ではない。
これを現代詩の亜型と読むこともできるだろうが、それでは西尾維新の本質を見誤ってしまうことになるだろう。

これは、<理解不能の天才>西尾維新という作家を捏造するために放たれた弾丸なのだ。
この本は、最悪の戯言遣い、曳かれものの大嘘吐きである西尾維新がでっちあげた架空の書物なのである。

しかしこれが読者を騙すために書かれた、いわばパフォーマンスとしての書物だとして、その事実がこの本の価値を減ずることは些かもないだろう。
思い出して欲しい。彼の物語は口を揃えて異口同音に嘘について語っていることを。
<嘘>こそが西尾維新の本質なのだ。

僕が思うに、物語という戦場において正々堂々真正面から真っ向勝負で読者の不意を打つことが西尾維新の矜持であり、誠意なのだろう。
そしてそれを見事なしとげた<天才>に、僕は拍手を贈りたい。
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No.9:
(5pt)

西尾維新版「溶ける魚」

レトロな装丁にかかった帯に引用されていた本文に度肝を抜かれて購入しました。意味不明とイメージの奔流が渾然一体となっている本書は、つまりアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」の手法で書かれた自動筆記の小説なのだと推測しました。さしずめ西尾維新版「溶ける魚」。他の作品は未読なのですが、西尾さんは言葉遊び好きというより言葉に淫している方なのでしょうか。ブルトン同様、筋など追わず、ただイメージの奔流に心を任せれば麻薬のように酔える一冊です。
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No.8:
(4pt)

作者が

最後に今までの意味不明に説明をつけてくれるもんだと思って読んでいたら見事に裏切られた。

 

 でも作者が舞城王太郎だったら割と素直に受け入れられたかも、九十九十九凄かったし。

 

 もう一回読み直せば好きになるかも。
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No.7:
(5pt)

多食雑食

この西尾作品は読者をある意味選びません。
私も読むのに苦労し、読み終わった後の一声が「うぉい!ドナイヤネン」と言う突っ込みでした。
内容が濃すぎて、着いて行けない私の頭はパンクしそうでした。

だけれど、一冊の本を何度も読めるって良い事だと思っています。
楽しいじゃないですかvv
それに西尾さんの人間性が、また一つ知れて私的には大満足の一冊です。
一つ言えるのは、彼の作中の登場人物はシスコンが多いですね。
またそれも、西尾節だと思ってます。

長々と書きましたが、結局は。
人には、合うもの合わないと言う物が有ります。
私も消化不良は起こしましたが、西尾ファンとしても読書家としても楽しめる、満足する前菜と言った感じです。
なので、読んで失敗したと思った方は。
西尾ワールド炸裂の作品は合わないと思い、他の自分に合う作品を読むことを推奨します。
なので、メリット・デメリットを含め
私はこの小説に、色々な意味を込め☆5つを入れました。
少しでも興味ある方は、まず身近に居る読んだ人に話を聞いた方が良いのでしょう。
西尾ファンさんは、是非読むべきです!
では、雑文失礼しました。
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No.6:
(4pt)

自分達の世界とは違う世界

狂っているのは自分か、世界か・・・

この世界は絵にたとえるなら、キリコのように超現実的。

まったく自分達の暮らす世界とは異質でありながら、ひとつの現実のように存在する世界。

好き嫌いと聞かれたら、どちらでも。と答えましょう。
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No.5:
(5pt)

まったく違う世界観

この作品の世界観は現実とのそれとはかけ離れていて、もしもそういう違いの世界の話が受け入れられないという人は読まない方が良いかも。この本ではその違う世界の話をさも当たり前に語るので少し混乱するかもしれませんが、私はこの本を違う国の風習や常識について書かれているガイドブックの様に読みました。もしも違う世界に触れてみたいという現実逃避希望者なのであればこれはもうおすすめです。私は逃避出来ました。
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No.4:
(5pt)

レビューを書いて暇つぶし

この本はまったく違った世界をまるでそれが当たり前の様に語ります。
現実味にこだわった頭の固い人にはお勧め出来ません。
ですが何らかの理由で現実逃避願望者になってしまったらこの本を読む事で現実逃避が出来るでしょう。これを読んでいる間、あなたは立派な現実逃避を実行しています。私は立派にそれが出来ました。
でも読み終わって今は勉強に追われる毎日です…
まあ私にとって1500円(税抜き)という高額な金額の元は取れました。
これはもう好きになるか嫌いになるかのどちらかなので、元を取れるか損をするかは読む人次第。
納豆を腐った豆という人か、美味しい食べ物だという人か、と似た様なものです。
ちなみに私は別に納豆は嫌いでも好きでもありません。
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No.3:
(5pt)

これが西尾維新!

この作品は西尾維新を最もさらけ出してると思います。
尤もそれが彼のすべてでは無いのですが。
これでもギリギリ一般人が読めるように配慮された作品です。
緻密に世界観ですが実際はシンプルなものです。
意味がありそうで無い伏線も世界観の表現方法だったのでしょう。簡単に読んでいくには「この作品はこういう世界だ」と割り切る方が良いでしょう。西尾維新すべての作品を読み、理解した上で読まれればとても楽しめるのでは無いでしょうか。私は楽しめました。最高のエンタです。逆に言えば西尾維新の作品で一つでも楽しめなければこの作品はお勧めしません。
今現在西尾維新の最上級書です。
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No.2:
(4pt)

不思議世界

不評らしいです。個人的には読解しようとするのはナンセンスだと思います。ありのままに受け入れ楽しむことをお勧めします。深く考えず、不思議世界の事象として受け入れることが大切。たまに現実世界でも納得できる事柄とか書いてますけど、それはそれ。ひょっとすると文章全体が何かの比喩になっているのかも知れまいし、何かに対する批判になっているのかもしれない(「赤い繭」みたいに)。しかし、そんなことが解らなくても不思議ストーリーが好きなら楽しめると思います。現実の枠で理解しようとしないことがポイントだと思います。そう読むとなかなか味のある作品。
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No.1:
(4pt)

これはこれで嫌いじゃない

物語だとか小説だとかストーリーだとか、荒削りにまとめてしまえば、どれも同じモノである。時間という器の中に、人というスープを注ぎ込み、かき混ぜてかき混ぜて、ともすれば色合いや質感まですら変貌させてしまう、その行為過程自体をそう呼べばよいのだろう。要するに、目の前に映った自分の後頭部のようなものだろう。
それはもはやどこにでも存在すると言ってしまっていいだろう。骨や大地や紙や画面といった制限を加えずとも、飴玉のように飲み込んだ言葉を、CDでも回すように頭の中で繋げば、それだけで既に物語が、次元の大小はあるにせよ、存在していると規定してもいいだろう。鳶が鷹を産むようにしては、物語は出来上がらない。自明の理とはまさにこのことを指してしかるべしである。
ただ、含有されるべき個性の質は、その時代や空間に、即ち一言で環境と言い表される概念に影響を与えまた与えられるべきである。記号によって成り立った世界が、あくまでも現実と区別されうるのはそのためである。増殖によってその領域を獲得してきた世界にしてみれば、寝耳に水どころか、鼻水すら乾く勢いである。
才能は時間を歪める、とはよく言ったもので、見えないものをさらに覆うかのように、時に時間を置き去りにし、時に時間に追い抜かれながらも、鳥の頭のような均衡を保とうとする。そもそも時間とは意味そのものであり、意味に意味がないように、時間の中にも時間は存在し得ないのである。その錯覚を都合のいいように利用し、また駆使しながら生きてきた人間にしてみれば、そこからの脱却が、ある意味で才能への開花に繋がる、と信じられていても、空洞のない煙突ほどのおかしさも見出すことはできないであろう。まさに、時は金どころか、鐘ですらない、という証左であろうか。
時間を飛び越えるために必要なものは、必要であるという概念がまず必要であるのと同じくらいの自明さで、本流に対しての支流であろう。見出せるか否かは、ラクダのこぶを開けてみるしか、確かめようがない。
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)より
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