■スポンサードリンク
紳士同盟
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
紳士同盟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
good | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
80年代に角川映画化(話は殆ど別物)されたこともあり、小林氏の小説の中でも代表作とされる作品。 コンゲームの古典的作品だが、最近の緻密でリアリスティクなコンゲーム小説とは違って、テレビ業界を舞台にした楽屋落ち的なネタや映画ネタなど小林氏の趣向がかなり強く出ているユーモア系コンゲームの仕上がり。 なので、緊迫した息詰まるサスペンスを期待するとちょっと毛色が違ってしまうだろう。大芝居を打って騙す系のネタなので現在の感覚からするとさほど驚愕の展開という感じはしないが、全編に散りばめられた小ネタは小林氏ならではあり、楽しく読める一冊になっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説が週刊誌に連載されたのが1979年。当時としては、都会的で知的な遊び心に満ちた、洒脱で粋な小説だったのだろうが、いかんせん三十数年間の時代の溝は深い。コンゲームの祖とされる映画『スティング』が1973年。ジェフリー・アーチャーの『百万ドルをとり返せ!(原題=NOT A PENNY MORE, NOT A PENNY LESS)』が1976年。いずれも、ある意味で天真爛漫で能天気な、古き佳き時代のコンゲームなのである。それらを読んで育った世代の作家たち、たとえばエリック・ガルシア『マッチスイック・メン』(2002年)、五十嵐貴久『Fake』(2004年)、道尾秀介『カラスの親指』(2008年)など最近のコンゲーム小説の完成度の高さとはやはり別次元の感がぬぐえない。それはそれで文化史・風俗史的な価値はあるんだろうけれど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小林信彦先生の傑作クライム・ノヴェル。この作品は現在でも新しく、前衛的です。 こういう知的で洒脱で品がある作品は日本人作家はきわめて難しく、なかなか書けないのです。 天才・小林信彦先生にして始めて書かれて、復刊したのはまことにめでたいことです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は「地獄の読書録」を愛蔵書にしている程の作者のファンである。本書は、詐欺にあった"紳士"達が、その損を取り戻すために"紳士"的な詐欺を繰り返すという話。作者らしく、趣向を凝らしたスマートな作品であり、日本では珍しいコンゲームを描いた作品なのだが気になることがある。J.アーチャーの「百万ドルを取り返せ!」に設定が似すぎているのだ。これには困惑した。まあ、偶然ということでこういう事もあり得るのだろう。 作中で"紳士"達に繰り返し騙される気の良い老人が登場するのだが、その老人は足利市在住という設定なのである。足利は私の生まれ故郷であり、複雑な気がした覚えがある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者が一番いい時期に書いた小説でもあり、きわめて充実した内容である。詐欺手口がどこまでも知的であり、また、最高にクール。オススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コン・ゲーム小説の傑作。 著者が一番いい時期に書いた小説でもあり、きわめて充実した内容である。詐欺手口がどこまでも知的であり、また、最高にクール。 オススメ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!