紳士同盟



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初公開日(参考)1980年02月
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長編小説

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紳士同盟 (扶桑社文庫 (こ13-1))

2008年06月28日 紳士同盟 (扶桑社文庫 (こ13-1))

思わぬ運命の急変から、大金が至急必要になった四人の男女。彼らはにわかチームを結成し、伝説の老詐欺師を指南役に、知恵の限りを尽してあの手この手のコン・ゲーム(詐欺)を仕掛けてゆく。その目標額は―2億円!人間心理の隙をつき、相手に気取られることなく騙しきる華麗なテクニックの妙味。洒脱でユーモアあふれる筆致。薬師丸ひろ子主演で映画化もされ、大ヒットを記録した、国産コン・ゲーム小説の嚆矢にして代表作が、装いも新たに登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.25pt

紳士同盟の総合評価:7.91/10点レビュー 11件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(6pt)

感動はありませんが

よくできた短編集だと思いました。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:
(5pt)

紳士同盟の感想


hiloaki
QC6TR8ZY
No.2:
(6pt)

時代が・・・

比較的軽めでどんどん読めた。
しかし、如何せん出てくる挿話や台詞に古臭さを感じてしまい、文章が入ってこなかった。
6点。

かいん
AGLSXFF0
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

紳士同盟の感想

Confidence Game 略してコン・ゲーム。有名な話ですが、通信販売の詐欺広告です。「いま輪ゴムの需要が多く供給が追いつかないほどです。あなたも簡単な道具で輪ゴムを作ってみませんか。当社の輪ゴム製造機を六ヶ月十ドルであなたに預けます。原材料も一緒です。出来上がった輪ゴムは当社が高値で買い取ります。」広告に釣られて十ドル送ると、ハサミと自転車の古チューブ一本が送られてきたそうです。製造法はハサミで幅0・五ミリに切り刻むこと。と説明文が付いていたそうです。

この様な松田道弘氏の解説も楽しいこの本は1980年新潮社から単行本で出版された。プロローグのショートストーリーが枕としてエピローグのサゲに繫がるという洒落たスタイルで、テレビ局をクビになったディレクター。タレントに逃げられた弱小プロダクションの経営者。いまひとつ何かが足りないタレント志望の男。中々芽が出ない放送作家志望の三十路手前の女。それぞれ訳ありの四人が出会って必要に迫られ車椅子の老コン・マンの知恵を借りてコン・ゲームを仕掛ける。目標は二億円。さて、その結果は・・・。テレビ界の楽屋話や裏事情などがユーモアたっぷりに描かれて、俳優や歌手が実名で出てきたりと笑わせる。アノ手この手のトリックと騙しの仕掛けが面白く、騙される地方の名士といった人間のとぼけた欲も滑稽だ。
明るくユーモアに溢れたコン・ゲーム小説として貴重な一冊である。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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未読の方はご注意ください

No.7:
(5pt)

Good!

good
紳士同盟 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:紳士同盟 (新潮文庫)より
4101158053
No.6:
(4pt)

痛快ユーモアコンゲームもの

80年代に角川映画化(話は殆ど別物)されたこともあり、小林氏の小説の中でも代表作とされる作品。
コンゲームの古典的作品だが、最近の緻密でリアリスティクなコンゲーム小説とは違って、テレビ業界を舞台にした楽屋落ち的なネタや映画ネタなど小林氏の趣向がかなり強く出ているユーモア系コンゲームの仕上がり。
なので、緊迫した息詰まるサスペンスを期待するとちょっと毛色が違ってしまうだろう。大芝居を打って騙す系のネタなので現在の感覚からするとさほど驚愕の展開という感じはしないが、全編に散りばめられた小ネタは小林氏ならではあり、楽しく読める一冊になっている。
紳士同盟 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:紳士同盟 (新潮文庫)より
4101158053
No.5:
(3pt)

“コンゲームクラシックス” というわけで

この小説が週刊誌に連載されたのが1979年。当時としては、都会的で知的な遊び心に満ちた、洒脱で粋な小説だったのだろうが、いかんせん三十数年間の時代の溝は深い。コンゲームの祖とされる映画『スティング』が1973年。ジェフリー・アーチャーの『百万ドルをとり返せ!(原題=NOT A PENNY MORE, NOT A PENNY LESS)』が1976年。いずれも、ある意味で天真爛漫で能天気な、古き佳き時代のコンゲームなのである。それらを読んで育った世代の作家たち、たとえばエリック・ガルシア『マッチスイック・メン』(2002年)、五十嵐貴久『Fake』(2004年)、道尾秀介『カラスの親指』(2008年)など最近のコンゲーム小説の完成度の高さとはやはり別次元の感がぬぐえない。それはそれで文化史・風俗史的な価値はあるんだろうけれど。
紳士同盟 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:紳士同盟 (新潮文庫)より
4101158053
No.4:
(5pt)

30年早かった大傑作。

小林信彦先生の傑作クライム・ノヴェル。この作品は現在でも新しく、前衛的です。
こういう知的で洒脱で品がある作品は日本人作家はきわめて難しく、なかなか書けないのです。
天才・小林信彦先生にして始めて書かれて、復刊したのはまことにめでたいことです。
紳士同盟 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:紳士同盟 (新潮文庫)より
4101158053
No.3:
(4pt)

スマートなコンゲームだが

私は「地獄の読書録」を愛蔵書にしている程の作者のファンである。本書は、詐欺にあった"紳士"達が、その損を取り戻すために"紳士"的な詐欺を繰り返すという話。作者らしく、趣向を凝らしたスマートな作品であり、日本では珍しいコンゲームを描いた作品なのだが気になることがある。J.アーチャーの「百万ドルを取り返せ!」に設定が似すぎているのだ。これには困惑した。まあ、偶然ということでこういう事もあり得るのだろう。

作中で"紳士"達に繰り返し騙される気の良い老人が登場するのだが、その老人は足利市在住という設定なのである。足利は私の生まれ故郷であり、複雑な気がした覚えがある。
紳士同盟 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:紳士同盟 (新潮文庫)より
4101158053



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