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アヴェンジャー
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アヴェンジャーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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レビューもいいので、とりあえず読んでみた結果を。 人物、過去、それらが複雑に絡み合っている。 複雑なストーリーは私の望むところだ。こういうのは嫌いじゃない。 ただし、やや増長に過ぎるというのが私の意見だ。 過去を生かすシチュエーションは少なく、やや「アヴェンジャー」の活躍が少なかったように思える。 上巻が丸々壮大な序章で、下巻の1/3あたりから本編が始まるようなものだ。 丸々描いた過去の殆どがリンクせず、たいした意味もないというのは辛い。描くからには、たっぷりと見せたからには生かすシーンが必要だったと思う。 作者は兵器に詳しくないというのは個人的に残念と言う程度で、この作品の評価にはなんら影響はしていない。 ただ中南米とはいえ、敵が使い慣れたAKを配備しないのはどうなのだろうかと。 そして愛用のマグナムは捨てず、是非使って欲しかった、突っ込みを入れるとしたらこのくらいだろう。 つながらない過去を延々と流されても面白くはない。 まして、これで続編を書くつもりがないならなおさら無駄だろう。 描写が精密なだけに、残念としか言いようがない。 | ||||
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フォーサイスの新作と言えば手に取らずにはいられない。こういう私のようなひとは多いでしょうからこの内容でも分冊にして4,000円近い価格設定になるのでしょう。で、この上巻ですけど、コードネーム「アヴェンジャー」がマンハントを依頼されるきっかけとなる事件がおきてから延延とユーゴ・セルビア・ミロシェヴィッチなどの時代・舞台背景に関する説明が続きます。リアリティーを出そうとしているのはわからないではないですが、ベトナム帰還兵の「アヴェンジャー」の経歴と、除隊してアヴェンジャーに至る経緯の説明もいまいち興味深いエピソードがなく、背景説明の長さと相俟ってもう上巻で切り上げたくなります。2巻同時買いしたい気持ちをおさえ、まず上巻から買ってみることをおすすめします。小生の感想としてはこの作品含めフォーサイスは冷戦終焉とともに「終わった」。 | ||||
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冷戦が終わり、テロ戦争が続発する今となっては、「善悪」「勧善懲悪」のわかりやすい構図は成り立ちません。フォーサイスはそんな時代に生きる「アヴェンジャー」のリアルな生き様を描きたかったのか、それとも新しいタイプの「ヒーロー」ものフィクションを書きたかったのか。上下巻通読してもその辺りがどうしても見えてきませんでした。いっそトム・クランシーみたく開き直って「ジャック・ライアン」でエンタテインメントに徹してはどうなんでしょう。とにかく、「アヴェンジャー」の進めるミッションに感情移入もできず、最後までひたすら「リアル」な話が展開されます。あっけない終幕。最近のフォーサイスの傾向から嫌な予感はしてましたがやっぱりがっかりの2冊でした。 | ||||
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