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ルーズヴェルト・ゲーム
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ルーズヴェルト・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 241~243 13/13ページ
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前作『下町ロケット』もそうでしたが、読み終わった後に爽快感があります。 「さすがは池井戸作品!」と感じられる、素晴らしい内容だと思いました。必見です♪ | ||||
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技術のある中小企業と、技術に劣るが規模は大きな企業との戦いと その中小企業が持っている野球部の再生を賭けた物語が縦軸、横軸となって 物語が展開していきます。 「空飛ぶタイヤ」、「下町ロケット」、「鉄の骨」という作品群より 骨格がやや華奢な印象ですが、その分、エンターテインメント性がある感じがして ぐいぐいと作品の世界に引き込まれました。 強さと弱さ、闘志と悩みが同居するごく普通の人たち、だけど少し魅力的な人たちが 織りなす魅力的な物語を是非堪能してください。 野球に詳しくない方も楽しめますが、野球をご存知でお好きな方は、さらに楽しめます。 文庫まで待たず、ハードカバーで買う価値あり、オススメの作品です。 この作品も先々Wowwowでドラマ化されるのでしょうかね。 その際のキャスティングはどんな感じかな?などと考えると一層楽しめるかもしれません。 作品のクオリティが落ちませんねー。池井戸さんすごいです。 | ||||
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「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」「下町ロケット」と大ヒットを連発した池井戸氏の最新作。4打席目も長距離打となるかどうか興味があって早速に購入しました。 本作は業績不振にあえぐ中堅エレクトロニクス企業の弱小社会人野球部が舞台です。タイトルの「ルーズヴェルト・ルール」とは野球好きのルーズヴェルト大統領が「8対7」の試合が最も面白いと言った故事から来ています。 青島製作所は不況と競合のミツワ電気の攻勢の前になすすべなく後退し、カリスマ創業者によって抜擢された社長は追い詰められています。その頃、伝統ある社会人野球部は低迷の底に沈み、廃部寸前にありました。そこへ名門高校野球でエースピッチャーだった男が入部してきますが、彼には暗い過去があったのです。 執拗な買収工作、社内の対立、謀略的なマスコミ報道、メンバーの離脱。中堅企業と野球チームに次々に難題が押し寄せます。経営陣の苦悩と野球部メンバーの苦闘を並行して描きながら都市対抗野球東京都代表を賭けたミツワ電気との地区大会決勝戦へ盛り上がっていきます。 池井戸氏の作品はすべて勧善懲悪&ハッピーエンドですから結末は想像がつきます。しかし、そこへ持っていく語り口が実に上手いのです。その秘密は登場人物の一人ひとりをその顔つきまで浮かぶように描写する筆力とセリフのうまさ、場面構成の巧みさにあります。 今回も読みながらドキドキして、時々ほろりとさせられるストーリーテラーの腕前に感服しました。「やはりビジネスマンは、いや人間はこういう風に生きなければならない」と共感するシーンも随所に用意されています。本作は読者の期待を裏切らない池井戸氏の連続大ヒットであります。 池井戸氏は元銀行員ですからデビュー以来、銀行員を主人公にした長短編を書いてきました。それぞれに面白いのですが、「空飛ぶタイヤ」以降は舞台を銀行から離れてより大きなフィールドに移されました。その結果、スケールの大きな骨太の長編が続いています。今後の池井戸氏の作品を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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