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ルーズヴェルト・ゲーム
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ルーズヴェルト・ゲームの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全242件 201~220 11/13ページ
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| 500ページ近くありますが,一気に読めます。他の著作に引けを取らない出来です。 昨今,企業の不況が長引く中で,名門の運動部が廃部となったり,名称が変わったりしていますが,この小説もそういった時代を敏感に感じ取りつつ,その存在意義を本業の打開と絡めて興味深く描いています。 4月からドラマがやるようですが,映像化に向いている作品だと思いますので,今から楽しみです! | ||||
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| 正直、青島製作所とミツワ電気と言う競合の会社同士が社会人チームを持っていると言う 設定はベタだな~とは思ったのですが、基本的なストーリーの組み立てがしっかりしている ので、読んでいるうちについつい引き込まれてしまう。 基本的には「下町ロケット」や「空飛ぶタイヤ」同様、銀行路線から外れて、中小企業の悲哀 と「なにくそ!」と言う矜持を描くとこの人は本当に輝くと思う。 | ||||
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| 監督にも会社にも見捨てられお荷物扱いとされている青島製作所野球部。 主力選手もライバル会社に移籍しもはや廃部寸前。 そのような状況に追い打ちをかける会社の不況によるリストラ断行。 話は、吸収合併されそうな会社をどうにか立て直そうと孤立奮闘する細川社長と、 廃部寸前の野球部の苦難を軸に進みます。 果たして会社のライバル会社との吸収合併は防ぐことが出来るのか? 野球部の存続は?抜けたエースの後はどうなる?トーナメントの結果は!? ・・と、続きが読みたくて仕方なくなる池井戸ワールド全開です。 中小企業の葛藤とスポコンの合わせ技ですので、ある意味反則レベルですが、 これがまたウルッとさせてくれる場面も多く、社会人としてドキドキハラハラの連続です。 また、そのドキドキハラハラが野球部の試合でも続くのですが・・。 "会社は株主の為にあるけれど、その前に会社は社員の為にあり、会社は社員で成り立っている" ということを改めて痛感できる作品です。 | ||||
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| とても面白い物語でした。スポーツクラブの厳しさがよくわかりました。 | ||||
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| 「グラウンドでひとつになろう」 会社も野球と同じ。最後はやはり人、一帯感が気持ちいい物語。 中堅メーカー・青島製作所をめぐる、企業経営危機物語。 不況からくる業績悪化、コスト削減でリストラ断行される中、野球部の廃部も免れない。 大手ライバル会社と新センサー開発の競争の中、合併問題。 野球部は、新監督の新理念もと団結し快進撃するが、廃部の衝撃。 人生にはさまざまな困難・苦節が待ち受けている。 悩み、迷い、決断していく。 「野球でおもしろいスコア、八対七。ルーズヴェルト・ゲームだ。」 絶望と歓喜は紙一重。 人生とは打撃戦。 取られたら、取り返す逆転劇を起こすだけ。 自分を信じて。社員を信じて。勝利の歓喜を信じて。 野球を通じ、企業経営を通じ、個人のイズムとは何かを感じた。 それは、人を信じること。 味わい深い登場人物の描写に感情移入。 決勝戦の最終章、読みながら拳を握り締めている。 決勝戦の逆転、会社の逆転、そして、意外な展開に、 晴れ晴れとした気分になった。 | ||||
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| 前半は登場人物が次々と現れ混乱も余儀なくされたが、話を読み進めるうちに面白さが急激にアップする。かつては売上500億もあった企業が年々経営が圧迫し連日人員整理に翻弄される日々、そして企業野球チームも成績不振にあえぐ中遂にコストカットの標的になってしまう・・・敵企業からの執拗な経営統合話にも屈せず会社立て直しの為、仲間(部下)のために会社の幹部たちが奮奔する話になっている。当初は会社や野球部に冷徹な一面を持っていた笹井の発言は感動を呼ぶ!キナ臭かった青島会長も最後まで良い人で良かった。でも主人公は細川?三上?最後までハッキリしなかった・・・・・。 | ||||
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| 池井戸潤氏の作品は、「俺たちバブル入行組」「俺たち花のバブル組」を最初に読み、「こんな風に、オレも熱く仕事をしたい!」と思った後、「下町ロケット」と「空飛ぶタイヤ」に感動し、その後、タイトルから内容が想像しにくい「ルーズヴェルトゲーム」を読みました。 これは面白い! (私は銀行員なのですが)「半沢尚樹」シリーズよりも、ずっとずっと面白かったです。 企業スポーツが退廃していく中で、「この人たち(野球部員)は、どうなってしまうのだろう?」と心配しながら、気がつかないうちに、どんどん読み進んでいけます。 そして最後は圧巻のフィナーレ。(ネタバレするので、書きませんが) ホロリとさせられます。 池井戸さんの作品は、どれも本当に「二度読みしたくなる」作品ばかりですが、この本も「二度読み」した作品です。 本当にオススメできます。 | ||||
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| 商品の到着も早く、また思っていたより状態が非常によくて満足でした。また、機会がありましたら宜しくお願いいたします。 | ||||
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| 経営不振の会社とその社会人野球チームを舞台にした小説で文句なく面白いです。自分は野球ファンではありませんが、社会人野球の現状や実際の大会などもよく調べて書いてあるのがわかるのですが、設定がかなりいい加減です。まず社会人野球では監督、選手の引き抜きによる移籍は禁止されています。また、会社の野球部と社内の部門対抗大会の勝者が対戦する場面がありますが、これもありえません。硬式野球と草野球では全くの別物で遊びにしかなりえません。また、ここから後にエースとなる救世主が登場するのですが、はっきり言ってそんな球、草野球のキャッチャーでは怖くて捕れません。 小説なんだから面白ければいいだろ、ってのも分かるんですが、池井戸さんの銀行もの以外の作品には「えーっ!?」ってのが多いんですよね。こういうのって自分は読んでいてしらけてしまうので非常に残念です。 | ||||
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| とても好きな作家の方です。 やはり期待通りではまっていきます。 あっという間に読み込んでしまう内容で 野球が好きでない方でも読みやすいと思います。 | ||||
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| 毎度の池井戸節のストーリー。 面白く読ませてもらったが、主役が誰なのかはっきりしないまま終了。 登場人物全員が主役の群像劇なのか? とってもドラマ化しやすい、直球勝負なお話でした。 | ||||
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| イヤー面白い。 「下町ロケット」「鉄の骨」「ルーズヴェルト・ゲーム」「空飛ぶタイヤ」など、最近の池井戸作品は、本当に一つの形を作っていると思う。 勧善懲悪的に白黒では終わらない部分をしっかり描きながら、下町ロケットで出てきた夢だといった希望という側面をしっかり描いている。 企業小説と呼ばれるジャンルは、文学的な地位は低いのだろうが、多くの人がサラリーマンとして企業戦士として暮らしている中で、そういった人たちに大きな影響を与えることことができる企業小説を描けているのが、池井戸潤なんだと思う。 この方の本を読むとほんと胸が熱くなるし、純粋に仕事を頑張ろうと思えてくる。 本作は、企業内の部活を中心として、企業の側面を描いている。 青島製作所を見ると、伝統的な日本的経営といわれるものが、その根底に流れていることは十分に感じる。 日本的経営といわれる経営手法は、現代では否定的な意見が多いが、その否定的な意見に単に迎合するのではなく、その良い面を本作は感じさせてくれる。 また、一方で派遣社員という現代の大きな問題の一つをも暗に扱っており、派遣社員の世間的イメージとは異なった像が形成されており、その辺はまた面白く考えさせる部分だと感じる。 企業の中で働くということは多くの社会人にとって当たり前のことであるが、池井戸作品は単にその世界に埋没するということではなく、その世界にも存在するまったく違う人生的な何か、いわばポジティブな側面を強く感じさせてくれる。 話が展開がうますぎるなど賛否両論あるだろうが、本を読んで鳥肌が立つ、ハートが熱くなる、という確かな身体的、精神的現象が起きたということが、この本が自分にとってとても面白かったということを物語っている。 | ||||
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| 水戸黄門などの時代劇にも通じる展開です。 「空飛ぶタイヤ」や「下町ロケット」でもそうだったように 弱小な善が強大な悪に打ち勝つストーリー。 (善悪の解釈はそれぞれですが…) 今回はそれを野球と絡めてきたか…。 わかっちゃいるけどのめり込んでしまいました。 めでたし、めでたしのエピローグまで期待通りでした。 | ||||
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| 夜なべして読み終えましたが、さすがの池井戸潤。今年いちばんの1冊でした。「七つの会議」よりも面白かった。池井戸氏の本は、ホントに元気をくれる。乗っ取られかけた中小企業のスカッとする起死回生。弱小野球部の快進撃。移籍になってしまったのは、残念ではあったけど、あれが良いオチと思う人もいるのかも。感動の涙で読み終えました。今年の会社のソフト試合、応援に行きたいな! | ||||
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| 得意の銀行の融資に絡む一発逆転劇は少し封印し、会社と実業団スポーツのあり方が描かれてます。 とはいえ、やっぱり一発逆転は最後に用意され、さすがにつぼを心得ているなと感じました。 自分自身、実業団の活動をつい費用対効果で考えてしまいますが、 この本を読んでみて、ちょっと考え方が変わりました。 内容はあまりドロドロしてなく、いたってシンプルに構成されています。 言い換えると意外性はないですが、間違いなくおもしろいと思いました。 | ||||
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| ひさしぶりに本を読んで感動してしまった。 話の持って行きかたがとてもうまい。 | ||||
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| すぐ配達されて満足です。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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| あれ?野球部の話?と一瞬意外な感じがしたのは最初のみ。 バリバリのビジネス小説です。 野球部と会社の危機がリンクしあい、いったいどこに着地するのか はらはらとしながら読み進めました。 名前を持つ登場人物が多数いるにもかかわらず、各人物がしっかりと 自己主張しているのはさすが。 個人的には、社長の細川の迷いが終盤まで払拭されず、やきもきしましたが、 なんとかひと皮むけたようで一安心。 野球部の結末もよかったです。 | ||||
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| 読み始めてすぐ、名作「下町ロケット」の同工異曲と分かった。が、野球観戦に殆ど興味のない私でも、最後まで一気に読んでしまったのだから、やはり池井戸 潤は巧い。 サラリーマン生活を30年もやっていると、池井戸 潤が書く世界は本当は滅多にない浪花節だと分かっていても、実際に自分の職場でもあったらいいだろうな、と誰もが思うことをリアルに描くから、この著者は好かれるのであろう。(因みに、私はこの著者の庶務行員シリーズを一番愛読している) 半導体・デジカメの撮像素子という「秒進分歩」のエレクロトニクス業界の厳しい開発・営業競争の裏話、そして銀行=企業関係の(例によって与信がテーマ)の圧倒的リアリティ。 ここのところが、サラリーマン読者を引き付けて已まないのだ。 野球ファンにはゲーム展開やノンプロ野球部のマネージメントが興味深いであろうし、写真愛好家にとっては撮像素子納入先のカメラメーカーや最新デジタル一眼レフのlあれがモデルかと想像するのが楽しい。 | ||||
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| 扱っている題材、ストーリー自体は、秀逸である。 されど、作品のクオリティとしては、落第点。 これだけのモノが生きてこないのは、登場人物が描ききれていないから。 直木賞後第一作目としては、がっかり。 昔のダメな池井戸に戻ってしまっている。 池井戸が過去に直木賞を取れなかった理由は、人間が描けていなかったから。 鉄の骨、空飛ぶタイヤあたりで、少しは頑張って人間を書くようになってはみたけど、基本的には、人間を描くよりも、ストーリーを追いたがる本性は変わらない。進化がない。この作品は、昔の2流の池井戸に戻ってしまっている。この程度のページボリュームの作品にしては、登場人物が多すぎる。ということは、それぞれの人間が描けていない。大道、笹井、古賀、沖原、このあたりの掘り下げ方が弱い。あとは、クライマックスの一場面、株主総会での城戸社長の躊躇の場面なんて、軽すぎるにもほどがある。 もし、このページ数で人間を書けないなら、登場人物を減らすべきである。 これでは、少年漫画の劇画かラノベレベルである。 いいたいことはまだある。そろそろ、金太郎飴みたいな設定から卒業しないか? 同じような作品はもうお腹いっぱいでうんざり。 【いつものお決まりの設定】 中小企業の昔かたぎの憎めない連中が主役級。 業績は右肩下がりの斜陽。 そんなところへ、輪をかけて、ネガティブなイベント勃発。 銀行の厳しい融資審査。 試行錯誤しながら駆けずり回る主役たち。 一発逆転の新商品。 ハッピーエンド。 直木賞前後で作品の変化が分からない。 さらに、もうひとつ 編集者に対して苦言をいいたい。 出版業界は不況で本が売れない。だから、直木賞取った作家の次回作品は、すぐに出版して、出版社の儲けにしたいという出版社の都合は分かる。だけど、受賞作家の今後を考えた場合に、もっと高いハードルの受賞後第一作を作る助けになってやらないといけないのではないか。出版社が目先の利益優先で、こんな雑な作品を世に出すようでは、出版業界は先細りだ。 それは、内容だけではない。 今回、ひどいのは校正だ。 若いアルバイトにでもやらせたのか? ひどい文章が何箇所か目に付いた。 あえて今日はサービスで教えるから、次版までには修正しておくように。 P233,L5「さして」、L8「さして」同じ表現を使うには、文章間の距離が近い。これは避けるのが基本。 明らかなミスもある。P233「テーブル」と書いているのにp239、最後は「机」と書いている。食事なので、「机は」誤り。これは完全なミス。 ほかにも文章の流れで、ひっかかる言葉もいくつか目に付いた。 こういう細かいミスが何箇所かある。あとは自分で探すように。 以上、直しておかないと金をもらうプロの作品ではない。 これは新人作家の作品じゃないんだぞ。直木賞作家の作品なんだぞ。 そんなこともわからないのか。 であれば、担当編集者なんて必要ない。 最後に、 池井戸の小説を読んでいるのは、大半は、比較的、経済的に豊かな、高等教育を受けてきた人間だろう。小説に出てくるような、零細企業社長、高卒社員、派遣社員のような社会的弱者の読者層は少ないにちがいない。そういう方々はこんな本は読まないし、そもそも読む暇もないのである。現実と戦うことに精一杯だからだ。 元一流銀行員による、ある種のオブラートに包まれた見破りにくい「上から目線」で描かれた作品ばかりが発表されているということを、読者はわきまえなくてはいけないし、池井戸の作品を読んで、気持ちよくなっているのは、厳しい現実に触れずに生きていける年齢のいったぼくちゃん、おじょうちゃんばかりなのである。 | ||||
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