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GEQ 大地震



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【この小説が収録されている参考書籍】
GEQ  大地震 (角川文庫)

GEQ 大地震の評価: 4.17/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

数ある陰謀説の中のひとつ。物語としてはすこぶる面白い。

1995年1月17日、兵庫県南部を襲ったM7.3のGEQ(大地震)。阪神淡路大震災と呼ばれた震災から13年―日系ジャーナリストのジョージ松永は、行方不明の友人のメールに導かれ神戸に降り立った。待っていたのは謎の女CHISATO。震災に関わる重要人物たちに取材を始めた松永は、やがて恐るべき真実に直面する…。9.11に連なる世界のテロ、大災害の裏に潜む巨大な陰謀とは?
GEQ  大地震 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GEQ 大地震 (角川文庫)より
4041001625
No.2:
(3pt)

400ページまでは

非常に良かったのに、残り数十ページでトーンダウン、ジャーナリストが主人公で真相を暴こうとする筋なら
この終わり方はないよね。それからPTSDの恋人の描き方も今ひとつ。しかしながら、人工地震という視点はとても斬新であった。
巨大地震の前の発光現象は神戸でも、311でも熊本でも起こっている。放射線量も急激に上昇している。
GEQ  大地震 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GEQ 大地震 (角川文庫)より
4041001625
No.1:
(3pt)

東日本大震災後の読感

1985年1月17日に阪神淡路大震災発生。
死者6,434名、負傷者43,792名、被害総額は10兆円を超えた。

震災から13年後、謎のメールによって日系人ジャーナリスト、松永は神戸に導かれる。

地震発生直前に淡路海峡で目撃された謎の船舶、
多くの人が見た真っ白な閃光、
観測された二か所の震源地、
震災のおきる数か月前の描かれていた京阪神における大地震時のシミュレーション、
震災直後に欧米人400人がまるで地震を予知していたかのように用意された大型チャーター船で関空のポートターミナルから脱出、
それらの事実を結びつけることで浮かび上がる国際的謀略の影。

その後も世界を震撼させるGreat Earth Quake(GEQ)は続く。

1994年1月17日 ロサンゼルス地震
2004年12月26日 スマトラ沖地震
2008年5月12日 四川大地震
2010年1月12日 ハイチ地震

まるで世界のsuper minorityにとって都合の良いように起こる大地震。

あれは、果たして本当に自然災害だったのか?
地震で、多くの生命が失われる代わりに、誰かが大きな利益を得た…

実際の国際政治は様々な思惑が混在し、あるトリガーを引くことで全てが思い通りの方向に行くわけではないのだろう。
当然、一方に大きな損害が生じれば、一方に大きな利益が発生する。
だが、本書を読んでいると誰かの思惑が「自然現象」に介在しているのではないか?という疑念すら出てくる。
もちろん、それはただの偶然にすぎないのだが…
物事の一面を集めるとこのような物語もできるのだ。

本書を購入したのは、東日本大震災の前。
なかなか読む機会がなく、本棚に眠っていた。
実際に読んだのは震災後である。
これが震災の前なら、単なるエンターテイメントとして読むことができただろう。

ジャーナリスト出身の著者の作品だけあって、国際事情の裏側をわかりやすく絡めた作りになっている。
本書一冊で「阪神淡路大震災の際の国の動き」や、「地震の規模とマグニチュード」、「郵政民営化」、「中国の人権問題」、「チベット独立運動と北京オリンピック」など様々な知見を得ることもできる。
文章も読みやすく、展開も飽きこさせない。
ハードボイルドの作風は好みの分かれるところだろうが、私にとってはややクドいかな?と感じた。
GEQ  大地震 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:GEQ 大地震 (角川文庫)より
4041001625

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