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芸術家の奇館



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【この小説が収録されている参考書籍】
芸術家の奇館 (講談社文庫)

芸術家の奇館の評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

文体に切れが感じられなくてとても残念

原作『The Hot Pink Farmhouse』は2002年リリース。邦訳は5年遅れのリリースである。既に、
『The Cold Blue Blood』(2001年)
『The Hot Pink Farmhouse』(2002年本作)
『The Bright Silver Star』(2003年)
『The Burst Orange Sunrise』(2004年)
『The Sweet Golden Parachute』(2006年)と5冊リリースされているのだが翻訳が追い着いていないのだ。

ミッチ&デズ・シリーズの第2作。僕は『真夜中のミュージシャン』に始まるホーギー・シリーズ(もしかしてホーギー&ルル・シリーズとも言うかな・・)を高く評価している一人で前作の『ブルー・ブラッド』も気に入っている。気に入っているのは何と言ってもハンドラーの文体だ。ストーリー・テラーとしてはイマイチだが文体は傑出していた。しかし、本作はその文体に切れが感じられなくてとても残念だ。

あまたのミステリを読破しているミステリ好きには肩すかしのような作品である。生命線の文体もイマイチで時々しか燦めかない。次作に期待したい。
芸術家の奇館 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:芸術家の奇館 (講談社文庫)より
4062759055
No.1:
(4pt)

清涼な読後感

やや腰砕けに終わった感のある前作「ブルーブラッド」より格段に緊密なプロットの佳作。
傑作揃いのホーギー物ほどではないが、このミッチ&ミトリー・シリーズも作者の美点である陰影に富んだ人物造型の妙が楽しめる。
考えようによれば、本作もかなり陰惨な話なのだが厳しさと暖かみを合わせ持つ人物描写のおかげで読後感はひたすら清々しい。
芸術家の奇館 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:芸術家の奇館 (講談社文庫)より
4062759055

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