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戦国自衛隊1549
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戦国自衛隊1549の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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オリジナルの「戦国自衛隊」は。 戦国時代にタイムスリップ。 現代に帰る術がわからない。帰りたいが帰れない。 どうすべきか、悩む時間もなく、戦いに巻き込まれる。 圧倒的近代兵器を抱えて、歴史とどのように関わるか。 圧倒的とはいえ容易には勝てない、戦争。なくなり始める弾薬。。。 こうした要素があったからこそ、心に残り。 「戦国自衛隊」なのです。 本作品は、 現代に帰ってこられる前提。 自衛隊 vs 自衛隊 in 戦国時代。 では、語る要素もありません。 | ||||
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戦国時代に現代の重火器、兵力をもった戦闘集団である自衛隊の一部隊をタイムスリップさせるという、ハリウッドなら超大作もののネタを扱ったにしては、本家の半村良氏の原作は、あっという間に終わってしまう短編小説。 なぜ、原作者、半村良氏は皆が期待するであろう、自衛隊員たちの大活躍を描かず、こんなにも短い物語に誂えたのか。原作に込められた、その視点に気づかない限り、どんな映像化もオマージュと称する亜流小説も単なるアイデアをパクっただけのものしかなりません。 戦国時代という中で彼らの持つ火力は一見圧倒的な力に見えながらも、歴史の大きなうねりの中では、そんなものは、実はほんの小さな抵抗力にしか過ぎない。 しかし、それでも、元居た世界では単なる日陰者、厄介者だった彼らにささやかな光をあてて、納得の行く生涯を全うさせてやる。自分達の存在が世の中の理というものの中で重要な位置を占めていた、ということを最後に悟って、この物語の世界から退場していく登場人物たちの切ないまでの充足感。 ああ、それなのに・・・映画化作品は角川版では自衛隊員がまるでムショ帰りの下っ端ヤクザの群れか、不良高校生みたいな、粗野で下品な集団にされているし、福井某が改ざんした新作では、俗物官僚と超エリート風の典型的な没個性集団にされてしまい、どっちもやってる事は単なるどんちゃん騒ぎで原作のエッセンスすら伝えられていません。コミックスは作画者のアクが強すぎて馴染めないし、他人の書いた同人作品並の続編は眼も当てられないし。 これじゃあ、せっかくの本家本元のオリジナルの半村良の原作を読んでみようという人も居らんのではないかととても心配です。原作は最近の凡百のIF戦記やタイムスリップ物と異なり、原作が書かれた当時はまだまだ日陰者の存在だった自衛隊、自衛官の存在意義に光を当てた物語なのです・・・。 | ||||
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偶然な事故により、戦国時代に送られた自衛隊 第三特別混成団。彼らが過去に去ってから、約5年。世界は、自衛隊による歴史の改編の影響によって現れた、「穴」に飲み込まれようとしていた。再び過去に送られる「ロメオ部隊」。彼らは、歴史の改変を阻止し、世界を救えるか。 自衛隊が主人公の物語ということで、他の福井作品と共通する要素は確かに多いのですが、紙数が少ないためか人物造形が甘く、なかなか作品に入り込めません。 福井作品の真骨頂は、やはり魅力的な登場人物の「熱い」闘いにあると思います。表面的な出来事をなぞるような本作では、単なる「映画のシナリオ」になってしまい、正直物足りなさを感じます。 なお、本書の横長の作りは最悪です。通勤電車の中やベッドに寝ながら、という読み方ができず不便このうえない。「とにかく目立とう」という奇をてらった企画は、作品の自信のなさのあらわれ、と批判されても文句はいえませんよ。 | ||||
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あの名作「戦国自衛隊」を平成版としてリメイクする。ともすると亜流となりがちな作業であるが、作者は見事に独自の作品に仕上げている。 作品自体は238ページと、作者の作品としては短めであるが、しっかりとした骨組みの中に作者の魅力が凝縮されている印象をうけた。他の作品群と同様、単なるエンターテイメント作品にとどまらず、メッセージ性にもあふれている。作品としては文句なく☆5つである。一方、この本の装丁はあまりにもひどい。作品を作者や読者のものでとしてではなく、編集者が自分勝手にもてあそんでいるようだ。 なぜ、わざわざ読みにくい横の形式にしたのだろうか? 本棚に収容することを考えていないのだろうか? また、238ページという内容に対し、この価格設定はいかがなものであろうか? 編集者の歪んだ自己満足と商魂がみえて、きわめて不快であった。 作品としては☆5だが、読者を馬鹿にした装丁に対しマイナス☆4で☆1つとさせていただく。作品は誰のものなのだろうか? | ||||
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やっぱり、映画化されるような小説は、大体原作の方が面白いものなのでしょうか。私が一番好きなのは、一番最初の半村良の小説「戦国自衛隊」です。ストーリーが改変するごとに、がっかりしてしまいます。 | ||||
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福井作品にしては内容が軽すぎて、いつもならぐっと胸をわしづかみにしてくるような登場人物の心情の吐露が上滑りしている。娯楽に徹した作品としてみればそれでも良いのかもしれないが、タイム・パラドックスの辻褄あわせに汲々とした雰囲気が随所に見られ、センス・オブ・ワンダーが感じられない。読んでいてちっともワクワクしないのである。さらにいえば感情移入できる登場人物もいない。特にあの神崎怜なんてなにを考えてんだか・・・ よもや自分が大好きな福井作品にこんな辛らつなレビューを書くことになろうとは。でも、それだけ期待が大きいってことなんです。 作品自体は星は3つが妥当かと思いましたが、読みにくい装丁や不要と思えるイラストを評価の対象に加え、あえて2つとさせていただきました。 | ||||
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