Op.ローズダスト
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これまで、「12」「亡国」「川」と読んできての本作だったが、良くも悪くも無難な感があった。 | ||||
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展開が知りたくない人は読まないように・・・と前置きしますが、 読んでも構わないと思います。この作品の魅力は先の見えないドキドキ感ではないのです。 色々な過去作品のエッセンスを詰め込んで構成されているので、目新しいものは全くないと言ってもいい。 それでも読ませてしまう福井晴敏先生は流石としか言いようがありません。 ・福井作品によく出てくる設定 「『昔は青臭い理想に燃えていたが、現実に打ちのめされて燻っている心の底の火は消えていない中年』が 『超人的戦闘力を持つがトラウマを抱えている若者』をサポートして戦う」構図はそのまま。 さらに過去の小説やアニメ作品ならもはや定番と言ってもいい設定。 ・恋人を悲惨な形で失ってトラウマを負った主人公とライバル ・ライバルが破滅的な方法でテロリズムに走るのを、主人公とそのサポーター(中年+新ヒロイン)が 食い止めようとする。 ・ライバル陣営にもそれぞれ過去を背負ったメンバーがいてそれぞれの想いを抱えながら散っていく。 ・最後は一騎打ち いやホント冷静に見ると「何回もどこかで見たよくある話」なんですよ。 でもよく考えるとベタな話をしっかりと描いた作品ってあったかな?と思わされます。 この手の話には皆どこかで出会っているでしょう。ただこの作品は「肉付け」が素晴らしく良く出来ている。 登場人物や状況をしっかり丁寧に掘り下げているから、ここまでしっかり読めるんでしょうね。 話の展開は読めますが、それでもそれぞれの見せ場をしっかり描いていて読ませてしまうのは凄いです。 実写化は予算的に不可能でしょう(ロケとか特に)。 何よりこの作品の素晴らしさである「人物の掘り下げ」を描くには2時間の映画では足りないので、 映画化したらホントに「どこかで見たようなことのある話のCG満載アクション映画」にしかならないかと。 半年とかのアニメ化なら何とか可能かなと思います。 ただProduction I.G・押井守クラスの監督でないと難しいでしょうが・・・ | ||||
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手に汗握る展開についていくのがやっと。登場人物が多くて名前が覚えられず。 | ||||
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この人のものはいつ何を読んでも内容が深くておもしろい。何分テーマやストーリー展開が硬派なので、老若男女を問わずウケる超ベストセラーにはなりにくく、その意味で読者を選ぶだろう。しかし、それならなおのこと、日本では貴重なこの作風をいつまでも貫いて欲しい、と切に願う。 で、このお話。上巻だけを読んだ感想は、もう少し展開が早いといいな、というもの。言葉を換えれば、それだけが唯一の不満なので、後は皆抜群の出来ということ。下巻が楽しみ。知的な意味で体力がいるけれど(笑)。 | ||||
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何とかやっと読み終えた。「旅」が終わってしまったという虚脱感と、読み切ったという達成感とで、今は何だか不思議な感覚を味わっている。この作者の作品を読了した時はいつもそうなのだが。 上巻の緊張感はあまねく下巻にも持ち越されている。その意味で、全編を通じて破綻のない展開ということは言える。読者はただただ書き手を信じてついて行けばよい。リズムが合っているのだろうか。私には実に心地よい。 唯一不満らしい不満があるとすれば、時々筆が走り過ぎて説明不足の箇所があるところ。その反対に、軍事的な知識についてはやたら饒舌なところがあり、両者がアンバランスに感じられる。この作者はいつもそうで、そのバランスの危うさが良いというファンもいるにはいるのだけれど。 平和ボケへの警鐘という意味では、村上龍の「半島を出よ」と似たようなテイストを持つが、登場人物の心理描写や背景説明では「半島」の方に一日の長がある。エンターテインメントとしてのスペクタクルももちろん楽しみたいのだけれど、やはり人物(主人公だけではなく、端役も含めて全て)が魅力的でなくてはと思う。 | ||||
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この作者も好きな作家なので大いに期待していた。やはり面白かった。 | ||||
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