(短編集)
6ステイン
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商品名は「6ステインDAISピンズセット」となっているが送られてきたのは本のみでDAISピンズセットはついていない。 | ||||
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6つの短編からなる。最後の一辺は中編と言ってもいいのかもしれない。そこに《亡国のイージス》の主人公の一人である如月行のイージス乗艦前の活躍が描かれていて興味深かった。 | ||||
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『亡国のイージス』が強烈に面白かった福井晴敏による短編集。すべて「市ヶ谷」が絡んでくる、と言えば、『イージス』を読んだ人にはピンとくるだろう。 どれも面白く、Amazonレビューでの評価も高いのだが、一つだけ「ん?」というものがある。レビュワーも褒めているものが多い最終話『920を待ちながら』が、どうにもしっくりこない。筋立ては面白いのだが、伏線の張りかたがどうにも腑に落ちない、というか、率直に言えば、これ破綻してない? ネタバレになるので詳しくは書かないが、「どうしてあそこでこんな描写が……?」と首を傾げてしまった。思わずその部分を読み直したほどだ。「終盤まで書いた時点で、よりドラマチックなトリックを思いついて結末変更したが、途中の文章をそのままにしてしまった」という感じ。 とても面白かっただけに、なんだか惜しまれる。 | ||||
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6ステイン 6章からなる短編集です 著者の作品でよく出るダイスシリーズの一つ 個人的にはこれらの要素は貯金しておいて ローズダストのような長編の中に組み込んで欲しい思いもありますが 各エピソードだけでも十分に重厚だったり 長い物語の中にあっては組み込みにくい要素もあるので そういう眠ったネタが人知れず眠るよりは このように世に出ることを素直に喜びたいと思います 基本的にネタバレなしの方向で いまできる 地方の電車の中から起きる静かな戦慄 厳しい世界から放り出され 違う意味で厳しい世界で戦い直す男の話 過去の経験を糧に少ない戦力で戦う男に ほんの少しの日に当たる事柄が 過去の陰にも目に付き 中年の話 畳算 先の章とは反対で若い方の話 組織の命を受け捜し物 著者の好きなダイスは難しい組織において 厳しい訓練の中に生きる兵士を描くけれど みな冷静で自分の心を殺す人が描かれるのだけれど そのなかで見せる 少しの人間らしい心 それは消して消えるものじゃないぜ と言うのが毎回心躍るのだけれど 今回は? サクラ 中年の話 ダイスにも直接間接が有るらしく 間接の中年が急遽直接につき 若いのとコンビをくむ話し と言うことはいつもの 中年と若いヤツコンビものとも言える マーマ こんな形のダイスの働き方もあるのか と驚く話し 珍しく中年も若いのも出てこない 臨時のメンバーの配置やローテーションに 副リーダーが活躍する 脇の話しにすごく感心してしまった 反して後味の悪いおわりに続きを期待するが たちきる 中盤までアレアレれ状態 誰かが秘密でそうなのか? と思いながらソワソワする話 どこからが計画通りで どこからがアドリブなのか もう一度読み返さないと そこはちゃんと理解できていない 視点をここに起きながら 物語を書いてこう使う 新しいなと思いながら楽しみます 920を待ちながら 私も待ってた中年と若い奴コンビの話 過去を引きずる中年が 退職を前におそらく最後の任務に いつも以上に見えない状況に 補助要因としての参加で メインのチームが消える ローズダストの原型がかいまみえる話 以降ネタバレあり感想 市ヶ谷が政権交代で縮小再編成で メンバーが不遇な形で退職を余儀なくされたり その割には情報を漏らすなとか 以後も敵対組織に狙われるなど 相変わらず厳しい訓練なのに 収入も少なく保証も薄く 精神も削られまくりと大変な境遇 辞めた後でも市ヶ谷にヘルプを求めたり 赤坂との取引で捨て石にされたり しかしその中でも暖かい心を取り戻す主人公たち その温もりに感動しきりです 基本的に今作は市ヶ谷を辞めた後 辞めるとき 辞めて復帰などの市ヶ谷を退職するポイント にあてて話が書かれていますね 国のために体を張る反面 切り捨てるところは冷酷で 一番痛い目を見る個人は報われない工作員で 多くの人に知られることもなく 捨て石 不遇不遇不遇 なのに人間らしさをふとしたやりとりの中で取り戻す その瞬間のやりとりは毎度のことながら感動 著者の作品の中ではお約束ですが それが飽きさせるわけでもなく読ませる技量は秀逸でしょう 川の深さは ローズダスト どのタイミングでもいいので読んで欲しい作品です | ||||
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不毛な諜報戦争に人生を翻弄される工作員の姿が描かれる六編から成る短編集。DAISピンズセット付き。 『Op.ローズダスト』の路線なのだが、やり切れなさと切なさを感じる作品が多かった。 『いまできる最善のこと』では、平穏な日常の中で繰り広げられる生命を賭けた不毛な闘いに虚しさと儚さを感じる。 『畳算』は人里離れた民宿を舞台に諜報機関に翻弄される女と男が描かれる。 『媽媽』と『断ち切る』は連作になっており、この2作が非常に面白かった。『媽媽』では主婦の工作員が登場し、『断ち切る』では、その主婦工作員と諜報機関に利用される元腕利きの老掏摸師の邂逅が描かれている。 他2作も平穏な日常と諜報戦争の対比を色濃く描いている。 | ||||
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