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エデン
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エデンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 81~90 5/5ページ
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レースの流れは詳しく取材もされてるみたいで問題はありませんが 主人公たるチカの人間くささはさっぱり表現出来ていないと感じました まるでサイボーグみたい 「誰が彼の止まってしまった心の時間を動かせるのか」 「石尾豪から託された物をどのように昇華してゆくのか」 という所をエデンでは表現してない所で これは次に繋がるプロローグと思ったしだいです | ||||
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「エデン」の前作である「サクリファイス」に魅了され、文庫になるのを我慢できず、 ハードカバーで購入しました。「サクリファイス」同様、いい意味でも悪い意味でも日本人らしい 白石さんに感情移入でき、本作品も本当に楽しませていただきました。自分の勝利を捨ててまで、 エースのために力のすべてを注ぐ白石さんに感動したのは自分だけではないと思います。 評価ですが、スポーツ青春の視点から語ると前作同様面白かったですが、ミステリー小説としては 言い方が悪いかもしれませんが、結末は拍子抜けだったため星3つ評価とさせていただきました。 前作のように、自分の予想を超え二転三転するような結末はなく、ありきたりな結末に落ち着いたのが、 残念でした。 | ||||
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ミステリとして読むには、前作と比較してもやや力不足。 ただし、全編を通して描かれる"グラン・ツール"ツール・ド・フランスでのレースの駆け引きは秀逸。 ロードレースの魅力というか、奥深さをよく描けていると思うし、チカの「アシスト」としての役割なり、 彼の心意気みたいなものがよく伝わってくる。 彼の心意気が、このグラン・ツールをして「楽園」と言わしめているのかもしれないし、 前作から通じるポイントなのだと思う。 | ||||
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「サクリファイス」の続編。ところどころ前作品の内容を匂わす箇所がありますが、それを気にしなければ独立した作品として読んでも差し支えないと思います。 今回は自転車競技の物語であってミステリーではないですね。 確かに前作のような展開を期待している読者には盛り上がりに欠け「エッ?これで終わり?」と感じられるかもしれませんが、私はスポーツの世界に的を絞って描いた今作もすっきりしていて悪くないと思います。登場人物たちが様々な葛藤を抱えて揺れ動きつつも、感情をむき出しにしたりぶつけあったりすることなく淡々と物語が進む感じも好みでした。 主人公・チカの人柄や競技者としての役割が、割と地味目なところがより一層この物語を興味深くしているのではないかな、とも思いました。表彰台に上がり華々しく振舞うスター選手の影にあるイロイロなドラマに改めて気づかされますよね。 大袈裟な言い方ですが、「サクリファイス」「エデン」の2作品を読まなければ、きっと私は自転車競技のなんたるやを全く知らないまま人生を終えたのではないかと思います。そういう意味でも、日々の生活には全く馴染みのない自転車競技の奥深い世界へ誘ってくれる貴重な作品と言えるでしょう。続編を希望します。 | ||||
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サクリファイスはあっというような結末でしたが、エデンにはそれはありません。 駄作というほどではないですが、名作とはいえないと思います。 でも、白石誓の自転車レースシリーズはこれからも書き続けて欲しいと思います。 今後活躍しそうなキャラクターも沢山いますしね。 | ||||
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前作「サクリファイス」の続編。今度の舞台はツール・ド・フランス。 自転車レースの最高峰での、主人公・チカのアシストとしての活躍を追 います。アシスト役としての葛藤と自負心、選手としての誇り、出会い と別れ。今回はミステリーとしての要素は排除して、王道の青春小説に 仕上がっています。 謙遜している割には前作よりも断然強くなったこと(山岳賞を取っちゃ います)、今度も薬がカギになると芸がないことの2点はちょっとな気も します。でも、今を生きている感じがひしひしと感じられる、気持良い 物語です。 | ||||
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話題になった前作「サクリファイス」の続編。世界に旅立った主人公のその後が描かれています。 「サクリファイス」が第1話から第3話分くらいまでの内容ボリュームであったと仮定すると、 今回の「エデン」は、第4話くらいに位置づけられる内容ボリュームといった感があります。 まだまだ続きそうな物語の前半を読み終えたような感覚です。 非常に細かなツールドフランスの様相が描かれており、実際のツールドフランスを見てみたい、 と思ってしまいました。しかし、今まで自転車レースに全く興味を持っていなかった人にも、 構える事無く楽しめる内容であると思います。 「エデン」から読み始めるよりも、前作「サクリファイス」からスタートすることをお勧めします。 そうすることで、より主人公の性格や人柄に上手く感情移入することが出来ると思います。 | ||||
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これって大事なことと思う。昔の宮部みゆきも、こうだったなぁ。 | ||||
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前作からますますストイックさを増した主人公は、ついにロードレースの頂点であるツールドフランスに参戦。チームの仲間やライバルでありながらレースをともにする選手たちの間に漂う連帯感や親近感、世界最高峰の「楽園」に参戦することができた選ばれし者の恍惚感はほんとうに巧く描かれている。 今回はミステリーとしての部分はほとんどないが、チームの解散や移籍、ドーピングなど揺れ動く微妙な雰囲気を丁寧に書き込んでおり相変わらずこの作者の力量を感じる。またこれからの主人公のレースでの活躍を待ってます。 | ||||
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前作「サクリファイス」を読んで非常に感銘をうけ,それをきっかけに氏の他の著作もかなり読みました. ミステリー作家としての技量は高く評価しています. 本作「エデン」もきっと面白いに違いないと思って,さっそく購入しました. 先に結論を書きます. ・ミステリーとしてはイマイチ. ・青春小説としてはライトになかなか楽しめる. といった感想をもちました. ミステリーとしては最大限評価しても星2つしかつけられません. スポーツ青春モノとしての評価を加えて,星3つというところでした. 全体的に構成の練り込み不足が目立ちます. 序盤から中盤のロードレースのプロチームならではのストーリー展開は非常に良かったです. しかしながら終盤にかけての盛り上がりに欠けており,あれ?これで終わりなの??と思ってしまったのも事実. なぜ登場する必要があったのか分からないキャラクターも目立ち,回収不足な伏線もあります. とにかくキャラ描写が薄く作中の事件の重みが感じられない上,それによるキャラの成長も感じられません. サクリファイスで感じられた人間ドラマは皆無といって良いでしょう. とはいえロードレース描写自体は,前作でのレース中の泥臭い動きの詳細描写とは対照的に, ステージレースならではのマクロな展開に着目したのは面白いアプローチだと思います. たとえば,泥臭い描写は映像表現で描くと割りきったドラマ/アニメ原作としても良いんじゃないの? って思うくらいです. (サクリファイスのようなドロドロな人間模様はないので,ほんとに向いてるかも) でも,やっぱり近藤史恵の小説にはミステリーとしての出来栄えを期待しちゃいますよね. 読書感もよく,あっさり終わって何も残らない,毒にも薬にもならない作品. そう感じてしまいました. ホントに惜しいんです. もっとじっくりとプロットを練りさえすれば,もっともっと面白くなったはず! とても残念な星3つ評価でした. | ||||
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