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エデン
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エデンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 41~60 3/5ページ
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ヨーロッパのチームに移籍したチカのその後の活躍。ドーピングの噂にチーム内の不和。そして事件が起こる。 | ||||
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話の展開に合わせてロードレースの知識が挟まれるので、えっ、ツール・ド・フランスってF1じゃないんだ!? という私でも、自然と世界に入っていけた。 ところでエデンはサクリファイスの続編なので、絶対にそちらを先に読んでおくべき! (できれば新潮文庫ストーリーセラー 1〜3の短編も) じゃないと物語の滋味が半減すると言い切れる。 今回のラストも、感動が胸に残る。 いや、そんな表現じゃ足りないな。感動が「胸に撃ち込まれる」。 いくつもの小説を読み漁っていると、記憶の淘汰に生き残るセリフやワンシーンがある。 このロードレースものは、間違いなくシリーズセットでサバイバーだ。 それほどまでにこの作家は心の動きを描くのが巧い。 きっと登場人物を書くだけでなく、読者心理を読むことにも長けているのだろう。 作者の作り上げた世界に引きずり込まれ、引き回されるのは、本読みの至福であり本望だ。 これからもサクリファイスでロードレース小説という新しいジャンルを開拓し続けて欲しい。 | ||||
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プロの自転車競技はかなり過酷なことやプレッシャーにさらされているのが分かります。 | ||||
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ツール・ド・フランスの意識や駆け引きがとてもわかりやすく、 サクリファイス同様スッと引き込まれます。 | ||||
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サクリファイスを読んでからエデンを読みました。相変わらずの疾走感、爽快感は期待通りです。 | ||||
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ロードバイクに乗り始めて2年。初めてロードレースの小説「サクリファイス」を読みました。電子書籍になっていたので、移動時の暇つぶしのつもりで購入しましたが、すっかりはまり、立て続けにこの「エデン」とサヴァイブと合わせて3冊読破しました。活字であるにも関わらず、そのシーンが頭の中に浮かんできます。ロードバイクのレースに興味を持ち始めた方にオススメです。 | ||||
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早くツールドフランス見たくなった。 ほろ苦い感じがたまりません。 | ||||
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スポーツ小説としての要素とミステリとしての要素を巧みに両立して、なおかつ青春小説としても一級品という離れ業を見せてくれた前作「サクリファイス」から一転、本作は、ほぼ完全に純粋なロードレース小説といえるものです。少しでもこの競技に興味を持つ人なら、世界一過酷といわれるツール・ド・フランスを舞台に、チーム間どころかチーム内部ですら駆け引きと権謀が交錯する複雑なドラマに魅了されることと思います。しかしながら、万人が楽しめる物語と問われれば微妙・・・やはり傑作「サクリファイス」を読んで、主人公への感情移入をはたしてから本書を手に取ることをお勧めします。 あと、さまざまな要素がてんこ盛りだった前作ではあまり気にならなかったのですが、レースの内容に焦点を絞ってきたためか、登場人物、特に主人公を含めた男性キャラが、なんというか、こう、あまりに「美しすぎる」のにちょっぴり違和感を覚えてしまいました。よく男性作家でヘンに女性を美化したり母性といった女性的だとされる心理を強調したがる「女を描けない」タイプの作家さんがいたりしますが、どうも、その逆バージョンというか…。オトコの私からみると、男性特有の泥臭さがまったく漂ってこないあまりに「美しすぎる」登場人物たちに少々気恥ずかしさを覚えてしまうところもあります。 ロードレースというのは勝つためにそれこそ糞尿垂れ流しでも走り続ける決してスマートでない競技ですし、本作でも取り上げられているドーピング問題でも、単に勝ちたいという純粋な気持ち以上にさまざまな欲望に翻弄されて名だたる名選手が不正に手を染めてきた魑魅魍魎巣食う世界。そんなこの競技の業を描ききっているかという意味では、美しすぎる本作より、欲や野望にまみれた男臭い脂っぽさと男特有の意地ましい純粋さが同居する斉藤純「銀輪の覇者」に軍配をあげてしまうかな、と。ま、あくまで個人的な見解ですがw | ||||
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サクリファイスから3年。 今作はミステリー色はありませんが、ジロ、ブエルタと並んでグランツールの最高峰として名高いツールドフランスを「純粋」に描いていると思います。 「純粋」と書いたのは、ロードレース、とりわけツールドフランスが他の競技とは違い、3週間のレース中、敵チームであっても利害関係で協調したり その逆だったり、戦術や駆け引きのタイミングで戦況が大きく変わったりする事、クライマーやルーラーといった役割のメンバーがたった一人のエース をマイヨ・ジョーヌにする為に尽くすその特異性、そしてその過酷さとヨーロッパでの人気の高さ故に起きるドーピングや人種の壁といった闇の部分を上手 く表現しているかなと思えたからです。 前作を読んでなくても、またルールを知らなくても楽しく読める内容とは思いますが、出来れば前作を読んでみるとバックボーンを知れて より楽しむ事が出来ると思います。また、「ロードレースの秘密」位の簡単なイラスト入門書を立ち読みした後で7月のツールドフランス を楽しんでみると作品の世界観が感じれていいかもですよ。 | ||||
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サクリファイスのようなミステリー的な要素は、ほとんどありませんが自転車レースの背景の人間模様を描いた読み物として十分な娯楽作品かと思います。さほど頁数も多くないので、私は時間を忘れて、一気に読み終えました。前作のサクリファイスを読んでいなくとも、内容を理解できるかと思いますが、もし自転車好きの方でなければ、前作のサクリファイスやツールドフランス等の自転車レースの映像を見ておくと、より理解が深まるかと思います。外国人の名前やチーム名がそれなりに出てくるため、登場人物一覧の頁があるとさらにわかりやすかったのではないかと思い、☆4つにしました。 | ||||
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サクリファイスの続編です。 チカが海外に挑戦する姿が描かれています。 前作が好きな人には自信を持って勧められます。 | ||||
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10年03月の単行本の文庫化.ミステリ,サスペンス調だった前作よりだいぶスポーツ色が強まり, これに,決して主役にはなれない,ならない主人公の,一歩引いた視線にて物語は進んでいきます. 特に序盤では,チーム内での問題に悩まされながらも,己の仕事を果たそうとする様子が彼らしく, その結果,走り続けることで『答え』へと辿り着き,さらに先へ向かおうとする姿が強く印象に残り, これに加え,テンポのいいレース描写が,ロードーレスの面白さ,奥深さをわかりやすく伝えています. また終盤,物語に大きな影を落とす事件は,過酷も華やかである世界の暗部を覗かせるとともに, わずかの掛け違いでそちら側へ堕ちてしまう怖さや,脆く,もがく男たちの生き様を見るかのよう. ただ,これにより話の流れが全て持って行かれ,それまで気持ちの良かったレースの方は尻すぼみに. かといって,結末もその題材の割にはあっさりで,どうもどっちつかずになってしまった感があります. 他にも,主人公の心の支えとなる人物,重要なのは分かるのですが,ちょっと触れる機会が多いのでは…? | ||||
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「サクリファイス」の続編。 今度の舞台はついにツール・ド・フランスです。 白石が予想以上に成長していました。 前作同様、もちろんミステリ要素も満載です。 青春小説好き、ロードレース好き、ミステリーファンも納得できる一冊です。 最近の新城選手や別府選手のがんばりを見ていると、 この本のような展開も夢ではないかもれませんね。 | ||||
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プロのロードレーサーの白石誓は、チームのエースを助けるアシストとして、ツール・ド・フランスに参戦する。唯一の日本人だ。しかし、スポンサー撤退、監督との対立、エースの怪我、チーム解散問題に内部対立、そしてライバルチームのトラブルなどが続く・・・誓の目指すゴールとは・・・。本書は自転車小説「サクリファイス」の続編である。前作を読んでから、ツールドフランスの深さを知った。是非続編を期待したい。 | ||||
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この本については、何を求めて読むかという一言に尽きるでしょう。 そういう意味で、 ミステリー面を期待 → 間違い ロードレース界を期待 → 不十分 著者のファン → 正解 かと思います。 ミステリー面ということであれば、そのような印象は全くありませんでした。 ロードレースが好きな人(自分も好きでTVでよく見る方)から見ると、浅くて軽い印象。 (グランツールにまで出場できるクラスであれば、そんなに人として弱くはないでしょうし、チカの選択もとても普通と思います。また、実際の闇の部分はもっと深く深刻なのが残念ながら実状でしょう) ただ、自転車ロードレースに興味がない人から見ると、自転車ファンを増やすという意味では非常によいと思います。 さわやかで読みやすいし、トータル的には「小説が読みたい!」という時には、お勧めできるものと思います。 | ||||
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ルールがよく分からない人でも分かりように書いてあり駆け引きも面白かった | ||||
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前作もそうでしたが、本作も一気に読破してしまい、文章に力があるのかと思いましたが、単に内容が薄いだけでした。 有り得ないシチュエーションをペラッペラの文章で書かれても、読後に何も残りません。 非常に残念なものでした。 | ||||
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今回の舞台は「ツール・ド・フランス」。男たちの熱い闘いが始まろうとしている。 だが、白石誓の所属するチームが存続の危機に!監督からの理不尽な要求に、 誓やチームメイトの心は揺れる。そんな中ある悲劇が起こった・・・。 「サクリファイス」の続編。 「サクリファイス」の続編といっても、この作品を単独で読んでもまったく差し支え ない内容になっている。 それぞれの事情や思惑を抱えながら男たちは疾走する。スポーツは純粋でなけ ればならないのに、そこに見え隠れするのはねたみや疑惑や不信感だ。さま ざまな困難を乗り越えて、勝利を手にするのはいったい誰か? 「サクリファイス」やこの作品で、自転車ロードレースの魅力知った。本当に奥が 深いと思った。作者の、ロードレースの描写は圧巻だ。選手たちの熱い闘いが、 まるで目の前で繰り広げられているかのように感じられた。手に汗握る勝負の 世界に、自分も完全に引きずり込まれてしまった。ラストも衝撃的だった。勝つ ことへの執念が自身を滅ぼすことになろうとは・・・。死ぬか生きるか、食うか 食われるかの、本当に厳しい世界だと思う。 スピーディーな展開で、読み始めからぐいぐい引き込まれる、本当に面白い作品 だった。 | ||||
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自転車のロードレーサーにとってはエデンとも言えるツール・ド・フランスで白石誓(チカ)がパート・ピカルディチームの一員としてレースに臨むわけである。その後、チカにもスポンサーの撤退によりチーム存続の危機を知らされることになる。チーム存続のためには別チームのニコラのアシストをする必要がある。チーム存続と自分の役割との板ばさみにあうが、エースのミッコのアシストに徹することにするだろう。 ミステリーの要素は多少あるみたいですが、レースの戦略という部分に面白さを感じましたね。薀蓄の部分はまあ深いなという感じですね。そういうところが自転車のロードレースの面白さが伝わる部分ですね。確かに経験がものをいう世界ですね。 | ||||
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前作『サクリファイス』はロードレースの面白さとともに、ミステリの要素もあったが、今回は純粋にロードレースの駆け引きなどを楽しめる作品になっていると思う。そのうえで、ドーピングなどのプロスポーツの暗黒部分も描かれていて、リアリティがあって面白かった。 ロードレースは観客から入場料を取らないからスポンサー頼みのスポーツであるとか、ツール・ド・フランスは3週間もかけて行うレースなんだとか、ロードレースの新たに知ることもあった。決してエースにもヒーローにもなれないキャラクターの主人公・白石誓が、色々悩みながらも異国の地で孤軍奮闘する姿は、読んでいる側にとっても感情移入しやすく、チーム解散の危機にも「なんとか踏ん張って、ヨーロッパにとどまれ!」と応援したくなってしまう。もっとも彼には”超弩級の”呪いがかかっているから、そう簡単に日本に帰るわけにはいかないのだが。私にも、誓が壁にぶつかるたびに、その後ろに石尾豪の魂が見えるようだった。 前作を読んでいなくても楽しめるないようになって入るが、読んでいた方がより感情移入できて面白いと思う。誓がなんとしてもヨーロッパに残りたいと思うのは、自分のためだけではないから。 | ||||
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