楽園のカンヴァス

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楽園のカンヴァスの評価:

4.43/5点 レビュー 506件。 S ランク

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平均点4.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全993件 621〜640 32/50ページ
No.373
(4pt)

『夢』

荒削りの部分もあるけれど、おもしろかったのですぐに読み終わってしまいました。美術館の学芸員ってどんな仕事なのかなっていつも思っていましたが、トップ・キュレーターというのはすごい専門職なんだなと再認識しました。お勧めします。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.372
(5pt)

ルソーへの愛が溢れている小説

数年前、テレビで原田マハがルソーとルソーの作品を解説していて、それがメチャクチャ面白かったので読んでみた。

物語としては、ルソー研究者の早川織絵と、ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンの二人が主人公で、この二人を中心に物語が進んで行くのだが、実際の主人公は画家のアンリ・ルソーだと言ってもいい。

ルソーの晩年の様子が物語の中の物語という形式で描かれているのだが、この話が抜群に面白い。
美術業界では「日曜画家」だの「遠近法すら身につけてないヘタクソ」とか散々バカにされていたルソーだが、ピカソなど数少ない理解者に支えられ、極貧生活にも負けず創作活動に情熱を燃やしている姿は感動的ですらある。
他人に評価されずとも、信念を貫き、死の直前に大作「夢」を完成させた。
ルソーの生きざまを伝える事こそ、この小説のテーマだと思う。

登場人物のティム、織絵、バトラーはルソーの人間性と作品に対し、多大な尊敬の念と愛情を持った人物であり、それはおそらく作者の原田マハ自身の想いでもあるのだろう。
小説全体を通してルソーへの深い愛情と敬慕の念が伝わってくる。
「ルソーの素晴らしさを少しでもわかって欲しい」という作者の強い情熱が伝わってきて、とても楽しく読めた。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.371
(5pt)

ルソーへの愛が溢れている小説

数年前、テレビで原田マハがルソーとルソーの作品を解説していて、それがメチャクチャ面白かったので読んでみた。

物語としては、ルソー研究者の早川織絵と、ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンの二人が主人公で、この二人を中心に物語が進んで行くのだが、実際の主人公は画家のアンリ・ルソーだと言ってもいい。

ルソーの晩年の様子が物語の中の物語という形式で描かれているのだが、この話が抜群に面白い。
美術業界では「日曜画家」だの「遠近法すら身につけてないヘタクソ」とか散々バカにされていたルソーだが、ピカソなど数少ない理解者に支えられ、極貧生活にも負けず創作活動に情熱を燃やしている姿は感動的ですらある。
他人に評価されずとも、信念を貫き、死の直前に大作「夢」を完成させた。
ルソーの生きざまを伝える事こそ、この小説のテーマだと思う。

登場人物のティム、織絵、バトラーはルソーの人間性と作品に対し、多大な尊敬の念と愛情を持った人物であり、それはおそらく作者の原田マハ自身の想いでもあるのだろう。
小説全体を通してルソーへの深い愛情と敬慕の念が伝わってくる。
「ルソーの素晴らしさを少しでもわかって欲しい」という作者の強い情熱が伝わってきて、とても楽しく読めた。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.370
(3pt)

はめこみパズル的通俗漫画

著者の講演会が予定されるのに備えて読んだが、最後まで退屈はしませんでした。ただ、ガツガツした小説で好きではありません。多少とも文学味のあるものをと思うなら、読むのは時間の無駄でしょう。講演はパスに決めました。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.369
(3pt)

はめこみパズル的通俗漫画

著者の講演会が予定されるのに備えて読んだが、最後まで退屈はしませんでした。ただ、ガツガツした小説で好きではありません。多少とも文学味のあるものをと思うなら、読むのは時間の無駄でしょう。講演はパスに決めました。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.368
(3pt)

退屈しない痛快漫画

ガツガツした小説で好きにはなれないが、最後まで退屈はしません。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.367
(3pt)

退屈しない痛快漫画

ガツガツした小説で好きにはなれないが、最後まで退屈はしません。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.366
(5pt)

レヴェル高っ!

絵画や芸術史はミステリーの題材になりやすいのかもしれない。
そもそも、画家の生涯がミステリアスだったりする。

それにしてもレヴェルが高い。

ミステリーとしては「盛り過ぎ」の感がある。最後の「CかNか」の件はなくてもいいかなって気もする。
しかし、その「盛り過ぎ」が嘘っぽく見えないから不思議だ。ルソーに対する知識もさることながら、筆者自らがルソーのミステリアスな部分を楽しんでいることが、この本を面白くしている最大の要因なんだろう。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.365
(5pt)

レヴェル高っ!

絵画や芸術史はミステリーの題材になりやすいのかもしれない。
そもそも、画家の生涯がミステリアスだったりする。

それにしてもレヴェルが高い。

ミステリーとしては「盛り過ぎ」の感がある。最後の「CかNか」の件はなくてもいいかなって気もする。
しかし、その「盛り過ぎ」が嘘っぽく見えないから不思議だ。ルソーに対する知識もさることながら、筆者自らがルソーのミステリアスな部分を楽しんでいることが、この本を面白くしている最大の要因なんだろう。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.364
(5pt)

よかった

手配も早く、商品もきれいでした。安価で入手できてよかったです。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.363
(5pt)

よかった

手配も早く、商品もきれいでした。安価で入手できてよかったです。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.362
(5pt)

美しさをもつ文学作品

作者の美術への造詣の深さが、文章・物語自体に美しさを持たせています。また、知っている作品はもちろん、知らない美術作品についても
どんな作品なのか創造が掻き立てられ、実際に見た際の感動が増幅します。
自分はかなり没頭して読んでいたので、自身が旅をしているような錯覚をしてしまうほど、のめり込んでいました。
美術に興味野ある方にはぜひ読んで頂きたいです。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.361
(5pt)

美しさをもつ文学作品

作者の美術への造詣の深さが、文章・物語自体に美しさを持たせています。また、知っている作品はもちろん、知らない美術作品についても
どんな作品なのか創造が掻き立てられ、実際に見た際の感動が増幅します。
自分はかなり没頭して読んでいたので、自身が旅をしているような錯覚をしてしまうほど、のめり込んでいました。
美術に興味野ある方にはぜひ読んで頂きたいです。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.360
(5pt)

美しすぎる世界観

何とも素晴らしい作品に出逢えました。
美術に全く知識のない私ですが、思わず
ルソーの作品を検索してしまうくらい
美しく甘美な世界観に酔いしれました。
絵画の謎がとにかく魅力的で最後まで
ワクワク感が消えません。ふたりの恋の
行方もうまく織り交ぜて、最高のラストへ
繋がります。これ程胸を打つ作品には
なかなか出会えないです。

静かに
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.359
(5pt)

美しすぎる世界観

何とも素晴らしい作品に出逢えました。
美術に全く知識のない私ですが、思わず
ルソーの作品を検索してしまうくらい
美しく甘美な世界観に酔いしれました。
絵画の謎がとにかく魅力的で最後まで
ワクワク感が消えません。ふたりの恋の
行方もうまく織り交ぜて、最高のラストへ
繋がります。これ程胸を打つ作品には
なかなか出会えないです。

静かに
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.358
(5pt)

ルソーへの情熱

著者は、森美術館設立準備室に在籍中に、ニューヨーク近代美術館に派遣された経験を持つ、元フリーのキュレーターとのことです。
絵画に関するその愛情と知識は深く、
それらの知識を巧みに小説の中に取り込んで、読み手を引き込んでいくという手法は素晴らしいです。

さて、話の始まりは、2000年の倉敷ー大原美術館です。
この美術館で、監視員として働く女性、早川織絵。
ある日、織絵は館長室に呼ばれます。
そこには新聞社の男がいて、アンリー・ルソーの大々的なな展覧会を開催予定だと言います。
そのため、ニューヨーク近代美術館(MoMA)からも『夢』(本の表紙の絵です)を借りたいと……。
そして、MoMAのチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンが、日本側の交渉窓口として、織絵を指名してきたのだと言います。
実は、織絵は、ある事情があって経歴を隠していましたが、
ソルボンヌで美術史の博士号を26歳という若さで取得し、一時、美術史学界を騒がせた新進気鋭のルソー研究者だったのです。

この後、舞台は、1983年のニューヨークへ飛び、
MoMAのチーフ・キュレーター、トム・ブラウンのアシスタントであるティム・ブラウンが語っていく形になります。
ティムは、スペルの間違いで本来はトム宛に来たと思われる1通の手紙を受け取ります。
手紙の内容は、伝説のコレクター、コンラート・バイラーからのルソー作品の鑑定依頼でした。
ルソー研究者のティムはトムになりすまし、招待を受けて、バイラーの住むスイスのバーゼルに向かいます。
鑑定をするのは、ルソーの『夢』に非常によく似た作品『夢をみた』です。
しかし、依頼を受けた人間がもう1人いました。
それが、日本人女性、オリエ・ハヤカワです。

さらに、奇妙なことに、鑑定方法は、
ある物語を1日に1章ずつ読み、最終日に真贋を確定することというものでした。
その物語の舞台は、1906年から1910年のパリ……。

というわけで、美術ミステリーは、ドラマティックに展開していきます。
『夢をみた』の真贋はいかに?
ルソーとピカソの関係は?
コンラート・バイラーとは何者なのか?

美術史ミステリーとしてのおもしろさと、
絵を愛する人たちの情熱にくらくらする思いをしながら
たいへん楽しい読書をさせてもらいました。

ルソーの絵はそれまで特に好きと言うわけでもありませんでしたが、今はかなり興味レベルが上がっています。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.357
(5pt)

ルソーへの情熱

著者は、森美術館設立準備室に在籍中に、ニューヨーク近代美術館に派遣された経験を持つ、元フリーのキュレーターとのことです。
絵画に関するその愛情と知識は深く、
それらの知識を巧みに小説の中に取り込んで、読み手を引き込んでいくという手法は素晴らしいです。

さて、話の始まりは、2000年の倉敷ー大原美術館です。
この美術館で、監視員として働く女性、早川織絵。
ある日、織絵は館長室に呼ばれます。
そこには新聞社の男がいて、アンリー・ルソーの大々的なな展覧会を開催予定だと言います。
そのため、ニューヨーク近代美術館(MoMA)からも『夢』(本の表紙の絵です)を借りたいと……。
そして、MoMAのチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンが、日本側の交渉窓口として、織絵を指名してきたのだと言います。
実は、織絵は、ある事情があって経歴を隠していましたが、
ソルボンヌで美術史の博士号を26歳という若さで取得し、一時、美術史学界を騒がせた新進気鋭のルソー研究者だったのです。

この後、舞台は、1983年のニューヨークへ飛び、
MoMAのチーフ・キュレーター、トム・ブラウンのアシスタントであるティム・ブラウンが語っていく形になります。
ティムは、スペルの間違いで本来はトム宛に来たと思われる1通の手紙を受け取ります。
手紙の内容は、伝説のコレクター、コンラート・バイラーからのルソー作品の鑑定依頼でした。
ルソー研究者のティムはトムになりすまし、招待を受けて、バイラーの住むスイスのバーゼルに向かいます。
鑑定をするのは、ルソーの『夢』に非常によく似た作品『夢をみた』です。
しかし、依頼を受けた人間がもう1人いました。
それが、日本人女性、オリエ・ハヤカワです。

さらに、奇妙なことに、鑑定方法は、
ある物語を1日に1章ずつ読み、最終日に真贋を確定することというものでした。
その物語の舞台は、1906年から1910年のパリ……。

というわけで、美術ミステリーは、ドラマティックに展開していきます。
『夢をみた』の真贋はいかに?
ルソーとピカソの関係は?
コンラート・バイラーとは何者なのか?

美術史ミステリーとしてのおもしろさと、
絵を愛する人たちの情熱にくらくらする思いをしながら
たいへん楽しい読書をさせてもらいました。

ルソーの絵はそれまで特に好きと言うわけでもありませんでしたが、今はかなり興味レベルが上がっています。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.356
(5pt)

ルソーへの情熱

著者は、森美術館設立準備室に在籍中に、ニューヨーク近代美術館に派遣された経験を持つ、元フリーのキュレーターとのことです。
絵画に関するその愛情と知識は深く、
それらの知識を巧みに小説の中に取り込んで、読み手を引き込んでいくという手法は素晴らしいです。

さて、話の始まりは、2000年の倉敷ー大原美術館です。
この美術館で、監視員として働く女性、早川織絵。
ある日、織絵は館長室に呼ばれます。
そこには新聞社の男がいて、アンリー・ルソーの大々的なな展覧会を開催予定だと言います。
そのため、ニューヨーク近代美術館(MoMA)からも『夢』(本の表紙の絵です)を借りたいと。
そして、MoMAのチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンが、日本側の交渉窓口として、織絵を指名してきたのだと言います。
実は、織絵は、ある事情があって経歴を隠していましたが、
ソルボンヌで美術史の博士号を26歳という若さで取得し、一時、美術史学界を騒がせた新進気鋭のルソー研究者だったのです。

この後、舞台は、1983年のニューヨークへ飛び、
MoMAのチーフ・キュレーター、トム・ブラウンのアシスタントであるティム・ブラウンが語っていく形になります。
ティムは、スペルの間違いで本来はトム宛に来たと思われる1通の手紙を受け取ります。
手紙の内容は、伝説のコレクター、コンラート・バイラーからのルソー作品の鑑定依頼でした。
ルソー研究者のティムはトムになりすまし、招待を受けて、バイラーの住むスイスのバーゼルに向かいます。
鑑定をするのは、ルソーの『夢』に非常によく似た作品『夢をみた』です。
しかし、依頼を受けた人間がもう1人いました。
それが、日本人女性、オリエ・ハヤカワです。

さらに、奇妙なことに、鑑定方法は、
ある物語を1日に1章ずつ読み、最終日に真贋を確定することというものでした。
その物語の舞台は、1906年から1910年のパリ。

というわけで、美術ミステリーは、ドラマティックに展開していきます。
『夢をみた』の真贋はいかに?
ルソーとピカソの関係は?
コンラート・バイラーとは何者なのか?

美術史ミステリーとしてのおもしろさと、
絵を愛する人たちの情熱にくらくらする思いをしながら
たいへん楽しい読書をさせてもらいました。

ルソーの絵はそれまで特に好きと言うわけでもありませんでしたが、今はかなり興味レベルが上がっています。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.355
(5pt)

ルソーへの情熱

著者は、森美術館設立準備室に在籍中に、ニューヨーク近代美術館に派遣された経験を持つ、元フリーのキュレーターとのことです。
絵画に関するその愛情と知識は深く、
それらの知識を巧みに小説の中に取り込んで、読み手を引き込んでいくという手法は素晴らしいです。

さて、話の始まりは、2000年の倉敷ー大原美術館です。
この美術館で、監視員として働く女性、早川織絵。
ある日、織絵は館長室に呼ばれます。
そこには新聞社の男がいて、アンリー・ルソーの大々的なな展覧会を開催予定だと言います。
そのため、ニューヨーク近代美術館(MoMA)からも『夢』(本の表紙の絵です)を借りたいと。
そして、MoMAのチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンが、日本側の交渉窓口として、織絵を指名してきたのだと言います。
実は、織絵は、ある事情があって経歴を隠していましたが、
ソルボンヌで美術史の博士号を26歳という若さで取得し、一時、美術史学界を騒がせた新進気鋭のルソー研究者だったのです。

この後、舞台は、1983年のニューヨークへ飛び、
MoMAのチーフ・キュレーター、トム・ブラウンのアシスタントであるティム・ブラウンが語っていく形になります。
ティムは、スペルの間違いで本来はトム宛に来たと思われる1通の手紙を受け取ります。
手紙の内容は、伝説のコレクター、コンラート・バイラーからのルソー作品の鑑定依頼でした。
ルソー研究者のティムはトムになりすまし、招待を受けて、バイラーの住むスイスのバーゼルに向かいます。
鑑定をするのは、ルソーの『夢』に非常によく似た作品『夢をみた』です。
しかし、依頼を受けた人間がもう1人いました。
それが、日本人女性、オリエ・ハヤカワです。

さらに、奇妙なことに、鑑定方法は、
ある物語を1日に1章ずつ読み、最終日に真贋を確定することというものでした。
その物語の舞台は、1906年から1910年のパリ。

というわけで、美術ミステリーは、ドラマティックに展開していきます。
『夢をみた』の真贋はいかに?
ルソーとピカソの関係は?
コンラート・バイラーとは何者なのか?

美術史ミステリーとしてのおもしろさと、
絵を愛する人たちの情熱にくらくらする思いをしながら
たいへん楽しい読書をさせてもらいました。

ルソーの絵はそれまで特に好きと言うわけでもありませんでしたが、今はかなり興味レベルが上がっています。
楽園のカンヴァス Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァスより
4103317515
No.354
(2pt)

惜しい

メインテーマとしての絵画をめぐる謎解きは面白く興味惹かれるのだが、サブテーマとして主人公が高名批評家になりすましたことに関連した出来事は全く面白くない。 後者のなりすましに関しては、主人公があまりに軽率浮薄で全く共感できない上、解決が大方予想できるのにいつまでも引っ張られるためイライラしてしまい、作品全体の面白さが削がれてしまった。 余計なサブテーマはさっさと片付けて、メインの謎解きに集中できるような構成だったら、とても面白い作品になっていたかもしれないのに。
楽園のカンヴァス (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615