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沈黙の森
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沈黙の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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本書は、冬の軽井沢を舞台にしたノワール小説。 元ヤクザ、田口健二が主人公。 物語は、田口の過去と現在を交錯させながら進行する。 彼の内面や葛藤は深く掘り下げられ、読者は彼の正義と暴力本能の間で揺れ動く心情を垣間見ることができる。 著者は、田口のキャラクターを通じて、暴力という行為が個人に与える影響と、それが周囲の人々に及ぼす波紋を巧みに描き出している。 本書は緊張感とスピード感あふれる展開でイッキ読みできる。 暴力シーンの描写が多いので、こういった話が苦手な人は要注意。 田口の愛犬である疾風が物語に温かみを加えている点も、印象的な要素のひとつ。 | ||||
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馳星周らしい話。途中で主人公が感情をコントロールできなくなりはちゃめちゃになる。主人公の周りの人もみんな破滅する。ある主、定番の流れだった。 | ||||
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だいたいのお話のニュアンスは解かっていたりするのに新刊が出ると購入してしまうのだろう? | ||||
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ストーリーはよく在る話。登場人物にも特に肩入れしたくなる、あるいはグッと魅せられる者もなし。 しいて挙げるなら、疾風。しかし彼は犬。舞台は何時もの都会から軽井沢。 しかし、さして代わり映えはしない。 この作品も、やっぱりというか、残念ながら、あの『不夜城』を越えられなかった。 あれから何年か? いつか、あの劉健一を凌ぐキャラを創作し、あの『不夜城』の如き物語を 再び紡いでくれるのでは、といつも何時も新作を読破してきたが、いよいよ飽きてきた。 再接近の兆しが見えないのだ。 確かにフランス映画のノワール(黒)の趣きはあるのだが、決して交われない微妙な取り違えを してるんじゃないのか、心配になる。 思えば、この作者の失敗は、アジアン・ノワールの雄・劉健一を抹殺してしまったことではないかなぁ? おまけに、劉健一の後継者になれそうな人間まで殺してしまった。 その為に長い間、新たなキャラを見つけ出せず、苦労している気がする。 私的には、『不夜城』で見せられた<闇より暗い暗黒>が忘れられず、ここまでついて来たが、 見限る時が近いかもしれない。 余談だが、昨年の海外ミステリーNo.1『犬の力』の読感が『不夜城』に近いと感じるのは、私だけか? 『不夜城』の出来がそれほどの物であった、と言う事なのだが・・・ | ||||
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愛犬の死を見とるために、軽井沢の別荘に、こもっていた作者が書いた本ということで、主人公は5人殺しの健ではなくて、愛犬のほうでしょう。ひたすすらに、健に従い、訓練すればなんでもできると健に言わせ、善も悪もなく、噛み殺し、食事を楽しむ。愛犬のことをひたすら考えて、彼を主人公にしてしまった。後は、付け足しのような気が。 | ||||
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馳さんは、「不夜城」読んで、こりゃあものすごい作家がでたなぁ…としばらくファンになって読んでいたが、作風というか内容がいつも暴力団と中国人マフィアの派閥争いでしかないので、少し飽きてきて読むのをしばらくやめていた。 今回「沈黙の森」という題名からすると、暴力団などとは全く無縁の小説だろうと思い読んでみたのだが、なんと軽井沢の山の中で暴力団の抗争と言う話で、舞台が東京から軽井沢に変わっただけだった(笑) ただこの人の暴力描写、縄張りなどの闇の掟の描写などは本当にリアルでその世界にいたのだろうとしか思えない。 この主人公は、20年前に東京で中国人を次から次にぶち殺して恐れられあがめられいたのだが、ある理由で突然消えてしまい、伝説となっていた。 その殺人マシーンが過去を隠して軽井沢で別荘の管理人をしていた。 その軽井沢にある暴力団の3億の金を盗んだ奴が隠れている…という情報があり、3億を求めてありとあらゆる組が乗り込んできて、地元のやくざ、地元の警察などを巻き込んで金の争奪戦が始まり、それに伝説の主人公も巻き込まれていく…というおきまりの流れ。 しかしこの人の描写が息もつかせずと言う感じでページをめくらせるために、私も早く次が読みたいから今日は飲まずに帰ります…という状態であった。 ものすごく分厚い本ですが、一気に読ませてくれます。 | ||||
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