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鬼女の都
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鬼女の都の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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この著者の小説はまずホラーから入った。京都を舞台に京都出身であることを有効に使った独特の雰囲気のホラーを数編読み、それらはとても気に入っていた。そういうものを期待していたらまったく違っていて、個人的にはちょっとがっかりだった。 最初に出てくる主要登場人物3人がみんな東京から来た少女たちで、1人は自分のことを「ボクは・・・なんだ」というしゃべり方をする女の子、もう1人はフリルいっぱいの少女っぽい服を着て甘ったれた声を出し、それを売りにしている女の子、もう1人は理屈屋で冷静なタイプ。「ボクは・・」のしゃべり方や、裏は結構計算づくでしたたかなくせに甘ったれたしゃべり方をする子、などなど、この3名に最後まで好感が持てずに終わってしまった。 主人公たちを標準語で東京方面の人間にしたのは、全国マーケットを狙ったことなんだろうか(笑)。確かに全編由緒正しいまともな京都弁で通したら、それは読みにくいだろうと思う。それにしても、ずっと目上の大人の京都人に対しても「だってボクはOOなんだもの。そうじゃないよ!」みたいなしゃべり方で話かけ、自然に敬語が出てくるはずの場合にこんな言葉使いは不自然だと思った。ということは、10代からせいぜい20歳程度の目線から描かれている?読者に想定されたのはジュニアだけ?会話になんだか違和感が残った。 それに、京都の雰囲気を売り物にした作家が自殺したという原因も「たかがそんなことで自殺するだろうか?」という程度のものとしか思えず、犯人の犯行声明らしき手紙も、京都の奥深さ、不気味さを強調したいががめに、無理やりこじつけているような。全般にご都合主義というか不自然なのだ。だいたい一応事件なのに警察が一度も出てきませんか? 自分も京都生まれの京都育ち、京都の描写や京都人の心理を描いたところは、なるほどとか、そうだそうだとうなずきながら読めるところもあった。けれど・・・大人の小説を期待して読まない方がいい、これはジュニア小説ですね。 | ||||
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怪奇現象(と思われること)を起こした犯人とその意図を、主に犯人の残した手紙の解釈から探るミステリ。この手紙のために登場人物らは混乱に陥るのだが、書いた当人に皆を混乱させる意図がないなら、あそこまで誤解されそうな書き方はしないでしょう、普通は。この部分が強引だったことと、スケールの小ささが気になりました。京都を舞台にしたアイデアは面白かったのですが。 | ||||
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