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螺鈿迷宮
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螺鈿迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 21~40 2/5ページ
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百年の歴史のある病院を舞台にした濃厚に「死」がただようミステリーです。 「田口・白鳥」シリーズにもよく「桜宮病院事件」が引用されるため、読みたくなってしまう(筆者にうまく誘導されているのですが)。 もちろん、本書だけでも完結した作品となっています。最終的にAiがキーとなるのはお約束。 | ||||
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父である院長とその娘である美人姉妹の医師がいる桜宮病院は終末期医療を扱い、バチスタスキャンダルを起こした東城大学付属病院から末期癌患者等が転院されてくる。又、東城大付病院で厄介者扱いされて移ってきた姫宮看護師がおり、同様に専門でない皮膚科の診療の為に白鳥医師が送られて来る。その桜宮病院では患者が次々と亡くなっており、新聞社の編集員である別宮葉子は、友人であり劣等医学生である天馬大吉に、その病院のボランティア要員として潜入させる。 | ||||
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海堂氏の読みやすくテンポの読みやすい文章がいいですね。 チームバチスタと同じく医療の闇を焦点にあてた作品(終末医療など)で あり、登場人物も少しかぶっているけれどやや幻想的な雰囲気もあって良かった。 最後にあの人までで出てきてなんだか得した気分。 チームバチスタを読んでいなくとも、読める作品ではあるけど、 読んでいたほうがより楽しめると思います。 | ||||
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本書(海堂尊『螺鈿迷宮』角川書店、2006年)は医療ミステリーである。バチスタ・シリーズの田口公平が主人公ではないが、桜宮市を舞台とする桜宮サーガの一作である。終末期医療をテーマとする。死を操るという医者としての一線を越えた病院の闇に迫る。バチスタシリーズの白鳥圭輔が登場し、医療の常識からは外れるが、彼の理想とする診断方法が実践される点に注目である。(林田力) | ||||
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この作品を色で例えると、個人的にはセピア色かなと思います。 最後まで楽しく読めました。 | ||||
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「チームバチスタの栄光」、「ナイチンゲールの沈黙」の続編です。 火食い鳥こと白鳥が登場します。 終末期医療がテーマにした重めの作品です。 いずれは誰にでも訪れる死、その死が近づいた終末期医療の問題を取り上げています。 本作の主人公である、「天馬大吉」(作品中では、天馬=ペガサスに大吉でめでたい名前と言われている)が、なぜ主役なのか?他の登場人物とのかかわりは?など不明な点がありながら進むのですが、終盤に全てが明かされ、そういうことだったのかと納得。 また、あの口喧嘩なら負けたことがなさそうな白鳥が言い負かされてしまうシーンがあり新鮮で楽しめます。 | ||||
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怪人20面相ばりのド派手な消え方に、それまでのストーリーが吹っ飛びました。 舞台とキャラクターは共有するけど、バチスタのシリーズとは言えないでしょう。 じいさんの思想も好きです | ||||
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・終末期医療に対する厚生労働省の対応 ・病理解剖数の減少に対する警告 ・AIに対する無理解、厚生労働省の対応 などが、この本における作者の医療問題の提起だと思います。 死を取り扱う暗い雰囲気の話の展開ですが、そこに練りこまれた綿密なストーリーは素晴らしいと思いました。 作者の全ての本を読んでいませんが、必ず続編にあたる本があるはずですね。 | ||||
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「チーム・バチスタ」シリーズに連なる作品で、このシリーズを3作目まで読んでから、 「螺鈿迷宮」を読むと時系列的に解りやすいでしょう。 バチスタシリーズが、Aiを主軸としたメッセージを持つとするなら、 本作品は、終末期医療の在り方を問う作品になっていると思います。 主人公は、天馬大吉という1人の大学生ですが、あの白鳥も登場するし、 うわさの姫宮もいよいよ登場します。 物語は、作者独特の流暢さでサクサク進んでいきます。 冒頭の「序章」は、軽く読み流さずにしっかり読んでください。 | ||||
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下巻に入り、展開も進みます。 病院で起こり続ける連続不審死は何故なのか。 病院長とその双子姉妹の行動。そして、怒涛のラスト。最後に残された謎。 医療エンターテイメントとしてだけでなく、ミステリーとしても しっかり読める作品だったと思います。 続編が期待できます。 | ||||
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新品のようにとてもきれいな商品でした。 このようなものなら、又利用したいです。 | ||||
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暗いよ・・。その暗さ故に著者が伝えたいものが薄れている様な気がする・・。 | ||||
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期待していた通りよかったです。 他の作品とのつながりがあって、この人はあの作品でも出ていたなどの発見もあり楽しく読むことができました。 また、現在の医療が抱えている問題を改めて認識することができました。 | ||||
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期待していた通りよかったです。 他の作品とのつながりがあって、この人はあの作品でも出ていたなどの発見もあり楽しく読むことができました。 また、現在の医療が抱えている問題を改めて認識することができました。 | ||||
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終末医療の問題点をモチーフにした作品。 これまで読んだ著者の作品の中では、1、2を争うおもしろさでした。 ドラマというより、映画化して欲しいと思う作品でした。 本書にある桜宮病院の患者は、末期的な症状ではあるが、 麻薬の力によって生命が終わるその瞬間まで活き活きと暮らしている。 ただ寝ているのはなく、働く喜びを噛み締めている。 一方、いわゆる普通の病院では、終末期になるといろいろなチューブを 身体に繋がれ、延命することに全力が注がれている。 どちらがよいかと問われれば、答えに窮してしまう問題である。 高齢化社会が進む現代では、きちんと考えないといけないと気づかせてくれました。 せめて選択できればよいなと思いました。 ところが、行政は財政再建の過程で終末医療にかかるリソースを切り捨てていると 本書は指摘しています。 本シリーズは、普段触れることが少ない医療現場の問題点を、物語を通して伝えてくれるので、 視野を広げるという意味でもおすすめしたいです。 | ||||
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この人が描く人物はどれも魅力的だと思う。本作の登場人物でもアンラッキートルネードとかわがままバイオレットとか銀獅子とかあだ名で特徴と性質が分かりやすい。 伏線と謎を散りばめつつ現代の医学が抱える問題も浮き上がらせる手法は今回も健在。 満を辞して?の登場の氷姫は想像してたのとちょっと違ったかな。とりあえずこの人の看護は絶対に受けたくないな(笑) | ||||
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一連の作品を読んできました。 ここでの評価が高かったので、 読んでみましたが、良かったです。 終末医療を取り扱った内容ということで 期待値は低かったのですが、 十分面白かったですし、 死についても考えさせられました。 これまで読んできた著者の作品の なかで私は一番好きでした。 | ||||
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海堂尊氏の作品は「チーム・バチスタの栄光」にたまたま興味を持って読んでみたことがきっかけでしたが、それをきっかけに私はこのシリーズにすっかりハマってしまいました。彼の作品は後半にいくにつれてどんどん物語に引き込まれていく、不思議な魅力があると思います。 この「螺鈿迷宮」は、外伝ではありますが、個人的に一番シリーズの中で好きな作品です。 本編だけでなく、これも映像化してほしいな!と純粋に思う作品です。 特に、主人公の天馬大吉くんが、本編の田口先生に負けず劣らずステキなキャラクターで、すっかり気持ちを持っていかれてしまいました。作中の登場人物たちがなんだかんだ言って天馬くんに手を差し伸べてしまう気持ちが良く分かります。 また、天馬くんには、今の社会が抱えるいろいろな問題に対面して立ち止まってしまっている現代の若者の姿も映し出されている感じがして、そういった“現代っ子ぽさ”がほんとに良くできているなと思います。 これはほんとに個人的なイメージなのですが、もし映像化されるなら天馬くんは嵐の相葉くんとかがぴったりだなと思うんですが(ファンだから言っているという訳ではないですよ)。 なにはともあれ、一読の価値ある作品だと思います。 シリーズ全てにおいて言えることかもしれませんが、この作品も、医療、社会、人の倫理感など、取り扱っているテーマは決して易しいものではありません。しかし、一見出来そこないだけど純粋な心を持った1人の医学生の目を通してみることによって、普通の人が読んでもすんなりと物語に入っていける作品となっています。そこが、海堂尊氏のほんとにすごいところですね。 | ||||
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海堂尊氏の作品は「チーム・バチスタの栄光」にたまたま興味を持って読んでみたことがきっかけでしたが、それをきっかけに私はこのシリーズにすっかりハマってしまいました。彼の作品は後半にいくにつれてどんどん物語に引き込まれていく、不思議な魅力があると思います。 この「螺鈿迷宮」は、外伝ではありますが、個人的に一番シリーズの中で好きな作品です。 本編だけでなく、これも映像化してほしいな!と純粋に思う作品です。 特に、主人公の天馬大吉くんが、本編の田口先生に負けず劣らずステキなキャラクターで、すっかり気持ちを持っていかれてしまいました。作中の登場人物たちがなんだかんだ言って天馬くんに手を差し伸べてしまう気持ちが良く分かります。 また、天馬くんには、今の社会が抱えるいろいろな問題に対面して立ち止まってしまっている現代の若者の姿も映し出されている感じがして、そういった“現代っ子ぽさ”がほんとに良くできているなと思います。 これはほんとに個人的なイメージなのですが、もし映像化されるなら天馬くんは嵐の相葉くんとかがぴったりだなと思うんですが(ファンだから言っているという訳ではないですよ)。 なにはともあれ、一読の価値ある作品だと思います。 シリーズ全てにおいて言えることかもしれませんが、この作品も、医療、社会、人の倫理感など、取り扱っているテーマは決して易しいものではありません。しかし、一見出来そこないだけど純粋な心を持った1人の医学生の目を通してみることによって、普通の人が読んでもすんなりと物語に入っていける作品となっています。そこが、海堂尊氏のほんとにすごいところですね。 | ||||
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もう、これは本来、上下合わせたレビューで星いくつっていう 評価でないとおかしいよね。 上下合わせれば私は文句無く星五つです。 けれど上巻だけというならば、やはり登場人物の紹介やら状況 の説明やらが多くなるので、もしかしたら星三つかも…。 上巻で全ての設定を理解、把握すると、下巻は尻上がりに盛り 上がって一気読みとなります。 東城大学を中心とした海堂ワールドの極めて重要なピースなの で絶対に外せない作品だと思います。 “チーム・バチスタの栄光”からよりも、むしろ“螺鈿迷宮” から入った方が、その後の海堂ワールドをより楽しめるのでは ないでしょうか。 | ||||
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