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傷痕
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傷痕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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しばらく前に購入して、記憶にあるのは、もう読み直す事はないだろう、という感想だけです。 | ||||
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このようなサスペンスを今まだかつて読んだことがない。それは、サスペンスを読んで初めて涙が出てしまったからだ。 壮絶な過去を持つ主人公がただ謎解きをするような、猟奇的なものではない。この主人公の体験は、おそらく考えられる限りもっとも悲劇的なものだ。文字で表される最悪の経験がここにある。いったい人はそのような状況から快復することが出来うるのか、という興味で読み進めた。それは結局、自分だけの力だけではなく、本当に心温かい人たちによって進められる。「いやし」などという最近では軽くなりすぎた言葉で表してはだめだと思う。このようにまわりにいる人たち支えを得られる彼女は幸せだ。その意味では、真の意味でハッピーエンドを私達に教えてくれる本ではないかと思う。 | ||||
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「書店員さん、大絶賛−今年の徹夜本はこれで決まり!一気読みした人、続出!」という帯の惹句にひかれて読んだ。 凶悪犯に夫と娘の命を奪われ、自らも心と身体に深い傷を負ったFBI捜査官スモーキー。 休職中の彼女を襲ったのはハイスクール時代からの親友惨殺の報せだった。現場には親友の娘とスモーキー宛の犯人からの挑戦状が・・・。職場に復帰したスモーキーとその仲間たちと、自分は“切り裂きジャック”の末裔だと名乗り、FBIを挑発し愚弄する犯人との熾烈な戦いがはじまる。 ストーリーは、男性作家ながら、スモーキーの微妙な女性心理をたくみにからませながら、残虐なサイコパスと彼女を中心としたFBI捜査チームとの攻防がスピーディーに描かれている。犯人の残忍さ、執念深さ、FBIチームのメンバーのバラエティーに富んだパーソナリティー、形を変えながら次々に届く犯人からの挑戦状。なるほどページ・ターナーの要素は充分そなわった作品である。 しかし、物語自体どこかで読んだようなサスペンスの域を脱していないし、真犯人も分かってみればそれほど意外な人物ではなかった。 本書は、あえて言えば、よくできた通俗エンターテインメントである。 | ||||
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「書店員さん、大絶賛−今年の徹夜本はこれで決まり!一気読みした人、続出!」という帯の惹句にひかれて読んだ。 凶悪犯に夫と娘の命を奪われ、自らも心と身体に深い傷を負ったFBI捜査官スモーキー。 休職中の彼女を襲ったのはハイスクール時代からの親友惨殺の報せだった。現場には親友の娘とスモーキー宛の犯人からの挑戦状が・・・。職場に復帰したスモーキーとその仲間たちと、自分は“切り裂きジャック”の末裔だと名乗り、FBIを挑発し愚弄する犯人との熾烈な戦いがはじまる。 ストーリーは、男性作家ながら、スモーキーの微妙な女性心理をたくみにからませながら、残虐なサイコパスと彼女を中心としたFBI捜査チームとの攻防がスピーディーに描かれている。犯人の残忍さ、執念深さ、FBIチームのメンバーのバラエティーに富んだパーソナリティー、形を変えながら次々に届く犯人からの挑戦状。なるほどページ・ターナーの要素は充分そなわった作品である。 しかし、物語自体どこかで読んだようなサスペンスの域を脱していないし、真犯人も分かってみればそれほど意外な人物ではなかった。 本書は、あえて言えば、よくできた通俗エンターテインメントである。 | ||||
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正直に言えば、この人が犯人かも?と上巻から思っていた。予想通り。予想通りだったけど、嫌な展開ではなかった。犯人の動機、きっかけなど全て予想・当てたわけじゃないし。物語全体で見れば、面白かった! 犯人がスモーキー以外の捜査官の大切なものを標的にしたのには大胆さを感じたし、読むスピードも早くなった。捜査官を挑発しながら、新たな殺人を撮影したビデオを送りつける犯人。読み出すとラストまで一気読みしてしまうのが分かる気がする。 犯人を追うFBI捜査官達のキャラも良かったけど、警察の刑事達にも個性があって良かった。こんな事件の中でも、家族愛や恋の予感があったのが人間らしさがあって良かったのかも。 ☆4つか5つかで悩むけれど、一気読みしてしまったので☆5つ。続編も気になる。 | ||||
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家族を殺され、自身も傷つけられた女性FBI捜査官スモーキー。自身に起こった悲劇から休職中、親友が殺される。しかも犯人はスモーキー宛に挑戦状を残していった。精神的に参っている状態から、苦悩しながらも復帰するスモーキーの強さが感じられます。彼女の捜査官としての執念もそうですが、家族への愛、他の捜査官達の存在もいいです。犯人のメッセージ、FBIのプロファイリング、チームでの捜査、驚愕の事実。気がつけば、あっという間に上巻を読み終えてしまいました。 性犯罪が取り上げられる内容なので好き嫌いはあると思いますが、ミステリーとしては面白いです。下巻にも期待を込めて☆4つ | ||||
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同じ出版社の作品と似てるところが気にかかる。でも内容的にはこっちのほうがだんぜん面白い。主人公を取り巻く仲間たちがいきいきと描かれていて人間的にも魅力があって。でも上巻の最後のほうで、犯人を特定できるそのものズバリの記述があるところと安直なラブシーンが興をそぐので、☆4つ。テンポよく軽く読めるので上々かな。 | ||||
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内容は、過去に深い傷を負った女性が、FBIになんとか復帰して、以前のチームと共に、新しく起きた事件を解決する物語。 その事件とは、過去に自分も関係した事件に深く関係していると・・・。 そんな感じで、進みます。主人公の心情、友人の悩み、周囲の仲間など、良く書かれてます。 つまり、登場人物の説明はちゃんとしていると、そんな感じ 事件の内容は、猟奇殺人が多数。まぁ、苦手な人には残酷な内容かな。 しかし、内容は良いけど、なんとなく古く感じるのですよ。 少し前の小説と、なんとなく展開が似ているような・・・ そんなわけで、評価としてはまぁまぁって感じです。 | ||||
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読み出したら止まりません。 一気に読んでしまいました。 主人公のFBI捜査官「スモーキー」が、自らの身に降りかかったあるショッキングな事件から立ち直り職務に復帰し、残虐な殺人事件を解決する物語です。 スモーキーだけでなく、同僚達もそれぞれに「傷」を抱えながらプロに徹して事件に立ち向かう姿に共感が持てます。 それぞれを思い遣りながらも本音で語れるこんな「大人」のチームだったら、どんな難事件でも解決できるでしょう。 残虐なシーンが出てきますが、スピーディな展開のせいか、それ程気にせずに読み進めていきます。 本著は著者の第一作ですが、第一級の娯楽作品として楽しめます。 第二作の完成が今から待ち遠しいです。 | ||||
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男性が書いたとは思えない、傷ついたFBI捜査官の女性心理を細やかに描写しようとしています。 捜査の内容は突飛でもなく目新しさはありません。犯人も途中でなんとなく分かり、「この人が犯人だったらがっかり」と思ってたらやはりそれが犯人でした。 「誰よりも優秀な」というキャラを、エピソードで見せるのではなく、セリフでそのまま言い合うのは好きではありません。それぞれのキャラクターは際立っているものの、どうも使いこなせておらず残念です。 ただ、先が読みたくなるストーリーで、帯の言葉に期待が大きかった分、辛口になってしまいました。飛行機の中で読んだりにはお勧めです。 | ||||
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殺害方法の残忍さ、筆者のウェブサイトでのトレーラーを見ると確かにその異様さが不気味です。 が、ストーリー自体は「あれ?これって○○と同じ展開じゃ?」とどっかで読んだ気がしてしまう。 犯人も意外でもなんでもなく、その犯人に至るまでの経緯があっけなすぎて逆に拍子抜け。 順当すぎというかもっと捻りが欲しかった。 本作の主人公のFBI捜査官が、アレックス・カーヴァ著の「マギー・オデール捜査官」と キャラクターが被りすぎているという気がするのは自分だけだろうか。 主人公に感情移入ができず、また犯人が「切り裂きジャック」の末裔と言う設定も安直だと感じます。 ストーリーはテンポよく進むとはいえ、斜め読みしてしまった部分が多いのも事実。 途中に入る安直すぎて取って付けてきたようなロマンスには興ざめ。 2作目が出たらきっと読みますが、期待していただけに拍子抜けの作品でした。 | ||||
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『報復』以来久しぶりの、ヴィレッジブックスが帯で大絶賛している本だから即効で購入。確かに一気読みは出来るが、「早くおわんねーかな」という感じ。パトリシアコーンウェル等を読んでいたので、『傷痕』の捜査の仕方になんとなく素人臭さが・・・ 著者が元々カウンセラーだったためだろうけど、精神医はいいとして、うつ病患者の主人公までカウンセラー口調になるところで萎る。犯人も最初の数ページ、というかカバーの人物紹介でわかってしまいます。そのほか矛盾点がいろいろありますが、終盤の展開はよかったのでまあまあ楽しめました | ||||
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一気読みしたのは、「書店員さん、大絶賛」の帯がついていた『報復』以来。だから、「書店員さん……」の帯つき作品は必ず買うことにしている。次はだれが襲われるのか? どんな目にあわされるのか? 犯人は? そんなことを考え、時間を忘れて読み続けずにはいられなかった。 スリリングなストーリー展開もさることながら、なによりも魅力的なのは登場人物たちだった。顔、体、心、場所はさまざまだが、みんなどこかに傷がある。傷をかかえ、くじけそうになりながらも、ときにはだれかに寄りかかったり、寄りかかられたりして、それぞれがたくましく生きていく。そんな登場人物たちの姿に胸を打たれ、読み終わるころには、やさしい気持ちに、励ましてもらったような気持ちになっていた。傷ついている人にも、傷ついていない人にも、ぜひともすすめたい作品です。 | ||||
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ジェフリー・ディーバーの『ボーンコレクター』を思わせる残虐な連続殺人で、たしかに殺し方の異常さには、凄まじいものがある。だが、不思議と不快感は残らず、インターネットをふんだんに取り入れた“旬”に新鮮さを感じながら、次の犠牲者はだれか?今後の展開は?とページを繰る手が止まらなかった。猟奇殺人事件ものにしては珍しい(と思うのだが)主人公をとりまく捜査官たちの人間関係にも、なかなか心温まるものがある。あまったるいのではなく、プロとしての厳しさのなかにも豊かな人間性を感じる。とくにポニーという少女の存在が大きい。こういった残虐ものはちょっと・・・・・・という向きにもお勧めだ。 | ||||
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小説に対して「読み出したらとまらない」というのは間違いなく、賛辞です。でも、一気に読んで「あ〜おもしろかった!」。爽快感だけを残してそれきり忘れてしまう、ストーリー展開にのせられはしたものの、胸には何も残らない。そんな経験はないでしょうか。 この『傷痕』は“読み出したらとまらない”けれど、それだけではありません。ずーんと心に響く。それもここちよく。 まず文章がいい。すごくいい。とても読みやすいのに、言葉の密度が高いから、読者をがっちりつかんではなさない。それから、なんといっても登場人物がいい。主人公のFBI特別捜査官・スモーキーをはじめとして、彼女をとりまくチームの面々はもちろん、通りすがりの人々までもが生き生きと、それぞれの魅力にあふれている。切り裂きジャックの末裔を名のる犯人の手口は残虐極まりなく、まともな人間なら「もう読めない」といいたくなるような残酷なシーンも登場する。が、それでも先を読まずにはいられないのは、ストーリーの行方とともに、登場人物たちがどうなるのか、知らずに眠れないからだ。 登場人物たちは誰もが痛みをかかえている。わけても、スモーキーほど酷い目に遭わされた経験をもつキャラクターを私は知らないが、不幸比べをしてもはじまらない。それぞれの悲しみ、つらさ、痛みはその人だけのもので、誰とも共有はできない。けれど互いに思いやる心さえもっていれば、なんとかやっていけるんじゃないか。そんなふうに、すなおに思わせてくれる、素敵な小説です。 | ||||
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著者紹介で「トマス・ハリス、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリーなどに比され・・・」という記述があったので期待した。 これでもか、と言うほど猟奇的な描写が出てくるものの、それを補う背景が安易で緻密さに欠け、この手のミステリーを読み慣れている人は、上巻を読み切らないうちに犯人の見当が付いてしまうだろう。 下巻はそれなりに面白く読めたが、犯行の動機や手口、犯人や被害者の背景など、いずれも二番煎じの感は拭えない。 ストーリー構成の上でも前述の作家たちには遠く及ばず、今までに読んだいろいろなミステリーの寄せ集めのような作品、というのが正直な感想である。 | ||||
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