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告解者
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告解者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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購入して良かった | ||||
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刑務所から出所した人、仮釈放の人などの厚生施設など知らなかった世界が舞台で 面白かったが、ヒロインの女性が余りに無防備、思慮に欠ける行動が多くて、なんでやと 展開に少し無理があったのが惜しい。 | ||||
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本書は、更生保護施設で勤務する若き女性補導員と強盗殺人罪で無期懲役刑となり模範囚として仮釈放で社会復帰した者を中心として、「更生とは何か」を繰り広げていく物語である。 本来、更生とは加害者が罪を償い、全うな人間として社会に復帰することをいう。これが一般的な感覚ではないだろうか。しかし、本書では、それが更生と言えるのかと問題提起されている。 何か大切なものを守るために結果として罪を犯した場合、例えば、わが娘が義父に強姦されそうになったところを実母が助けるために義父を刺し殺してしまったとしたら、この実母の更生とは何を指すのであろうか。実母は義父に対する憎しみで「あんな獣は死んで当然」と言い張り、社会的にも義父は非難され、その反面、実母は社会人として立派に生活していたとしたら、そもそも実母は更生する必要があるのだろうか。 以上のように、本書は更生の本質を問いかけてくる。更生という字は、一文字にすると「甦」という字になる。犯罪者を甦らせると捉えると、一般的な更生のイメージに近くなるが、果たしてそれが更生の本質なのだろうか。深く物事を考えるテキストとしても、本書は有益な書物と言える。 | ||||
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犯罪者の更生とは?テーマは重いが、上手い、読み手に、推理させながら、最後まで、飽きさせない、物語に。仕上げてある・ | ||||
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以前に起こした殺人事件をやり遂げるために模範囚を演じ、無期懲役仮釈放となった久保島と更生保護施設に勤務するさくら、それに梶刑事が中心に話は進みます。 公園で起きた殺人事件、容疑者となる久保島。過去の久保島の犯罪について明らかになる新事実等々。 とても面白く、一気に読め終えました。 更正とは何か・・色々考えさせられる一冊でした。 | ||||
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生保護施設と犯罪者の更生と償いを巡るミステリ。 犯罪者の更生に関する被害者遺族の想い、加害者の就労問題、少年法の可塑性など、更生の現実と難しさに正面から挑みつつ、ミステリの要素も交えており読み応えがあった。 物語に中に出てくる以下の発言が印象に残っている。 ・遺族がどんなに怒っても現実は変わらない。怒りを肯定するのではなく、自分の苦痛を正確に認めることが出発点。 ・更生とは永遠に未完成。更生した・しないの白か黒で見るものではなく、地味な行為の積み重ねの中にある。 更生保護施設の職員のさくらの真面目で素直な気持ちも好感がもてた。ただ、さくらの推理が冴えすぎていたので、もう少し伏線がほしかった。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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殺人を犯した人間が贖罪する。厚生することの難しさを感じましたが 最後の展開にはちょっと無理があるように感じました。 | ||||
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非常に残念な作品だ。無期懲役者の仮保釈…元教会の 更正施設…マグダラのマリア… これだけでも十分重くなるはずなのだが 残念なことに深みがありません。かなり説明不足です。 施設が元教会であったこと、これについてどのような経緯で 教会でなくなってしまったのか? 神父が死んだから…という 程度では教会はなくなったりしません。施設職員がクリスチャンだと いうなら まだ納得いきますが…。教会というところは教会神父の私物 ではなく、神のものであるはずなので、他者に安易に譲ることはありません。 マグダラのマリアに関しても、イエスの母マリアではなく、マグダラノマリアは 多くの大罪を犯しながらも神の子イエスに許され以後、イエスとともにいたことなどを 仏教国の日本人に知らしめるくらいの説明があってもいいんではないかと… そして23年の無期懲役仮釈放者久保島は、死んでしまった元恋人のために 人を殺したのである。しかしキャラ的に無理なのは、本人が敬虔なクルスチャン であり… まだ許せていないのが信じられないのだ、 この著者はちょっとしっている専門用語(田中ビネー式とか、秘跡だとか)聞きかじった 言葉を羅列しているし、かかってきた携帯電話の表示はxxxxだ。 ってxxxって名前入れたの自分なのに… このくどい言い回し…残念 石川県の雰囲気は良かったです。 しかし2人を殺し、まだ復讐が終わっていないのなら 聖書の言葉を使うなり、もっと苦しみ、深刻さを表現すべき。 この程度の作品なら プロじゃない人でもかけるレベルの話である。 | ||||
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デビュー作以来快進撃を続けている作者の第4作。 リーダビリティは抜群で、この作品も読んでる時は非常に引き付けられるものがあるのだが、本作の場合ちょっと仕掛けが安易すぎやしまいか。 デビュー作「雪冤」もエンディングまできて「これはないな」と思わず苦笑したものだが、それに通じるものがある。 「雪冤」よりはまだ納得はできるのだが、本作でも過去の事件の捜査過程でどうみても変だと思うところに誰も食いつかなすぎだし、そういうことがあったこと自体すべて後出しでその事実がわかるようになっているので、どうにもご都合主義的に思えてならない。 「罪火」「確信犯」と力作が2作続いたせいもありさすがにちょっと息切れ気味なのは仕方ないところだが、今後の日本のリーガルミステリーを背負って立つ逸材として、次回作では捲土重来を期してほしい。 | ||||
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前作「確信犯」は間延びした感があったものの、この作品では見事に真実に迫っていく描写や、登場人物の心理すべてがうまく伝わってきてぐいぐい引き込まれました。 罪火でもそうでしたが、こういう影のある青年の描写、とてもうまいですね。 この作品、テレビドラマ化するなら、松山ケンイチさんあたりで見てみたいですねぇ。 | ||||
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