■スポンサードリンク
(短編集)
あんじゅう 三島屋変調百物語事続
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
あんじゅう 三島屋変調百物語事続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 81~85 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部版百物語。 今回は、怖そうでいて、どこか滑稽な感じのが多かった。 水の逃げる話も、恐ろしさもあるのだけれど、 神様が、姿も行動も、可愛らしい。 なんだか、だだっ子のような神様と、上手につきあっていく主人公も、健気で可愛らしい。 前作より、心の傷が癒えてきた感じである。 くろすけの話は、正にファンタジーの世界。 くろすけは、寂しさから産まれた、小さな可愛いもの。 私も、くろすけ、、のようなものを探して、廃屋のなかを探して歩きそうだ。 結末には泣かされた。 百物語になるように、続けてほしい。 お勝とか、脇役も本当によいので、、。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「三島屋変調百物語」の続編です。 おちかの元にやってきて「不思議」を語りたがる人は、後を絶ちません。 今回も四つの物語が語られます。 お旱さんを扱った「逃げ水」、双子の姉妹に対する呪いを扱った「藪から千本」、紫陽花屋敷に出没する得体の知れないものを扱った「暗獣」、そして人間の業ヶ引き起こす山間の村を襲った悲劇「吠える仏」です。 個人的には、小説の纏まりとしては「逃げ水」、切ないラストで「吠える仏」が気に入りました。 いずれにしても、様々なパターンの物語はどれをとっても面白いのですが、この巻から新たなキャラクターが数多く登場します。 そして、おちかを助けることになります。 縁起物としてのお勝、手習いの若先生青野利一郎、偽坊主行然坊、いたずら坊主三人組、紅半纏の半吉と言う岡っ引きなど、おちかの応援団が花盛りです。 それだけに、今後の展開の自由度が増え一層楽しみになります。 早期の次巻刊行を期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部さんの作品は、時代ものでも現代ミステリでもファンタジーでも、読んだあとに人間の暖かさを感じてとても好きです。もちろん辛い、やるせない終わり方の話もありますが、それすら人間の醜さ、恐ろしさ、素晴らしさへの宮部さんの愛情のように感じます。この「あんじゅう」は前作に引き続き、お化けよりも妖怪よりも奇っ怪な人間の百物語に引き込まれます。どの話も秀逸ですが、くろすけの物語は号泣でした。何度でも読みたくなる素敵な本です!宮部さんの時代物映画化しないかな〜 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙は地味〜な色合いですが 中を開くと見開きごとに1点、南伸坊の挿絵があります。 これは新聞連載時の挿絵を使用してるのかは知りませんが それが、まあ、かわいらしく、ほのぼのしてて、明るくて 物語と見事にマッチし、読む楽しさが倍増します。 なんて贅沢な! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞連載中から前作もそうでしたが毎朝、一番に読んでいて 単行本になるのが本当に待ち遠しかった。 おちかは未だに過去の忌まわしい出来事を引きずってはいるが お勝という新しい女中を得て、一人で抱えきれない諸々の苦しみや 百物語の影響をお勝の存在がまさに厄除けのごとくに和らげている。 どの章も好きだが「あんじゅう」のせつなさ 「吼える仏」の人間の業や愚かさが特に気に入っている。 このシリーズはもっともっと書きついで欲しい。 最近の作品では読み応え・内容とも個人的には第一位。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!