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(短編集)
プリズン・ストーリーズ
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プリズン・ストーリーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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「この水は飲めません」など人間関係が中心の話はジョークが効いてて面白いのですが、金やオークションなど、手口や小細工が中心の話は込み入っててオチも弱く感じました。 金儲けに非常に興味のある方には面白いかもしれませんが、女性向きではないかも。 かなり読み込まないと分かりにくいです。 途中で飽きて、読むのをやめてしまった稀有な一冊。 | ||||
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監獄の経験が肥やしになっているようです。堀江もんと同じです。 | ||||
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作者が偽証罪で獄中にいた時に聞いた物語を中心に作られた12編の短編集。作者らしい落ちがあったり、皮肉たっぷり の内容であったり、それなりに楽しめる。多分に作者の脚色がはいっているのではないかと想像するが、特に僕が 好きなのは「ソロモンの知恵」。悪女に騙され、叔母から遺産を引き継いだ男は全ての財産を法廷で彼女に取られそうに なる。だが、裁判官が下した名判決は?財産を公正にきちっと半分に分けたと主張する女に裁判官は「じゃあ、その 公正に分けられたはずの財産のどちらを選ぶかは、男性に任せよ」という判決。なかなか洒脱で好きだ。 | ||||
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長編に違わず1話1話がまとまり良く読めるのが良い。それに読んだ後の後味も格別で、休み時間を有意義に過ごせて満足。久々に満足出来る本を手にしましたね。 | ||||
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皆さん、評価低いなぁ。 これは弱った。 何とも、ジェフリー・アーチャー、ただ転ばないな。 偽証罪で4年の実刑は、正直お気の毒としか言いようがないが、ま、作家がいわく付きの人間だらけの監獄にいたんだから、随分いろんなネタが仕入れられたと見える。 そこらを料って、作った短編集。 人生とは、何とも奇なるモノだなぁ。 作品としての完成度を語るのも一興だけど、ジェフリーとしては、できるだけ手を加えたくなかった、と言うことなのかしら。 皆さんの厳しい評からするとちょっと気後れがするけど、正直に言おう。素直に、おもしろかったです。 人の怖さを思った。置かれる状況によってあらわれる人の怖さ、というか。 実話だから、余計な脚色なく、じんわり、どっと、ぐぐっと、怖い。 事実でなくて欲しい、と言うような気がするくらい。 ありそうでないことを作り上げるのもおもしろいけど、なさそうであった話を、微妙な味付けで提供する。この妙は、私は買いだけどな。 | ||||
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私は今とっても悲しい思いにとらわれています。 ジェフリー・アーチャー作品との出会いは私がまだ15歳のとき。今から30年も昔に、「大統領に知らせますか? (1978年) (新潮文庫)」というスリラー小説をたまたま手にしたときです。エドワード・ケネディがもし大統領に当選し、そして暗殺者の魔の手に狙われたら…ロナルド・レーガン(当時はまだ大統領になる前)の名まで登場するこの虚実ないまぜの小説のあまりの面白さに夢中になったものです。 続いて手にした軽妙洒脱なコンゲーム小説「百万ドルをとり返せ! (1977年) (新潮文庫)」にもすっかり魅了され、「ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3」「ロスノフスキ家の娘 (上) (新潮文庫)」「新版 大統領に知らせますか? (新潮文庫)」と一連のロスノフスキ家サーガでは、読書の愉悦にどっぷりとつかったものです。 しかし、作者アーチャーが私生活上のスキャンダルに見舞われた頃と前後して、彼の著作物はどれもかつてのワクワク感を与えてくれなくなってきました。 私が手放しで賞賛できる彼の最後の作品は「盗まれた独立宣言〈上〉 (新潮文庫)」。それ以降は、どこかにアラが目立ってしまい、楽しめなくなってしまったのです。 そして今回の「プリズン・ストーリーズ」。投獄生活の中で仕入れたネタをもとに紡いだ11の短編集ですが、わずかに「アリバイ」という一編だけは楽しめたものの、あとの作品は読み終えたときに、これはもうダメだという思いしか残りませんでした。アーチャーが作家としてもう私を楽しませてくれることがなくなってしまったことが決定的だということを感じて、胸がつぶれる思いがしたのです。 巻末にある訳者解説によれば、次回作は現代の「モンテクリスト伯」ともいえる復讐譚だとか。しかし、それに対してもう高い期待をもつのはやめてしまった私がここにいるのです。 アーチャーほどの作家も、その力を失ってやがて消えていく日が来るのだな、そんな寂しい思いしか残らない短編集でした。 | ||||
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内容は、短篇ミステリー集です。 しかし、一つだけ大きく違うのは、これはジェフリー・アーチャーが実際に獄中にいた時に集めた犯人から聞いた犯罪ものばかりだということです。このジェフリー・アーチャーという人、イギリスの上院議員(貴族院)でありながら、獄中でもそういう聞き取りをしているという。。ロンドン市長選で過去のコールガール事件の偽証で4年間獄中にある時にこういうことをしていたという。。まぁある意味すごい人ではありますね。雰囲気とか構成としては、村上春樹の「回転木馬のデッド・ヒート」と同じような感じでしょうか。実話をもとにした話をまとめてあります。 獄中で集めた話ということで、語り手はみんな犯罪者ですが、しんみりする話もあり、馬鹿笑いしちゃう話あり、ぞっとする話ありとさすがにバラエティに富んでいます。ただ、厳しく言うとそこまで止まり。 どれも実話なんだけれど激しさとか生々しさが少なくて、彼の他の創作のミステリー小説のほうが鋭さも面白さも上です。事実は小説より奇なりといった部分もあるんですが、逆に実話ということにこだわりすぎて小説としてのひねりがたりないかと。 そんなわけで評価は5の3です。 | ||||
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