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ダークゾーン
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ダークゾーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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趣味のひとつとして将棋を指しており、将棋関連の書籍として某所で 紹介されていたことから購入した。貴志祐介の小説ははじめて読んだ。 冒頭は突然ゲームのような世界の戦闘から始まる。登場人物たちは異 世界に紛れ込んだためか異形となり、2つの陣営での戦いを強制される。 とにかくなぜ戦わなければならないかの理由ははっきりとせず、主人公 の奨励会3段の塚田はとまどう。塚田は将棋でつちかった戦略と勝負勘 で陣営を指揮し、異世界での戦闘を進める。この塚田の思考をトレース しながら物語は進むので、自分も敵陣営の動きや狙いを推測して、さな がらゲームのプレイヤーのような視点から眺めていた。 本編の間には「断章」という形で主人公・塚田の現実世界にいたとき の生活が思い返される。なぜ人々はこの異世界に放り込まれたのかとい う根本的な謎もあって、差し迫る戦いとパラレルで少しずつ全体像が 明らかになっていく。 戦闘はゲームやファンタジー世界の雰囲気で進み、またテンポも良い ため読みやすかった。 | ||||
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イソラからの貴志さんファンですが、この作品だけはどうしても読破できる気がしません。 私の知識が追いつかないのです。 チェスについては全くの無知なので、たくさんでてくる単語が理解できない。 何度も挫折と再挑戦を繰り返していますが、未だに読み終わっていない作品です。 内容がちょっと難しすぎるかな・・・。 | ||||
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最初の設定を理解するのに時間がかかった。 中盤は比較的に面白かったが、最後の戦いはあまり理解できなかった。 ラストは想像していた通りだった。 | ||||
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前半は「クリムゾンの迷宮」をよんだ時のように不思議に満ちていてワクワクしたけど中盤でオチがみえた。 ファンタジー系のRPGが好きな人じゃないとモンスターのイメージもわきづらいだろうし シミュレーションをやってないと六角形の意味もピンとこないだろうと思う…しかもそれがメインのストーリーと 全然関係ないのが残念。せめて現実とダークゾーンで誰がどうして誰になったのかくらいは説明もしくは 推測できる展開にしてもらいたい。最近のこの人の本は無駄に長いような気がする。 | ||||
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宣伝の文言を読んだ時には「クリムゾンの迷宮」のような作品か?と期待したのですが、 実際にはかなり色合いの違う作品でした。 読後の感想は「残念」というのが正直なところ。ドキドキするような緊迫感を期待したの ですが、ゲームのような現実味の乏しい設定(特に7番勝負だから、最終決着までは死んで も次にはリセットされて生き返るところ)のために、一度もドキドキすることがありませ んでした。この辺りは終止過緊張状態で読んだ「クリムゾンの迷宮」との大きな違いです。 ただし、さすがは貴志祐介で、つまらないわけではありません。初めはこんなに何回も 戦闘シーンを読まされるのかと憂鬱になりかけましたが、退屈することなく読ませては くれます。途中からは、合間に入ってくる現実世界?の方の「断章」に興味の大半が移り、 なぜこういう不条理な世界に足を踏み入れたのかという謎を楽しむことは出来ました。 ラストは予想の範疇を超えることはなかったけれど・・・。 | ||||
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他にもたくさん書いておられるようですが、筆者の本は初めて読みました。面白かったです。 ネタのひとつである永井豪のマンガを評者も読んだことがあります。記憶が定かではありませんが、それよりもゲーム性が高いと感じました。 欲を言えば、もう少し駆け引きの部分(戦略の部分)が多くても良いような気がします。また、パラレルで書かれる物語で、もう一方の物語のオチが途中で見えてしまい、少し残念でした。 | ||||
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読み終わったときに、なんて後味が悪いんだろう、と思いました。 せっかく仮想現実のゲームをメインにしているのですから、ハリウッド映画みたいに、もっとスカッとした展開にすればいいのに、と思います。 | ||||
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貴志佑介さんの作品は情報量が多く、ストーリーが緻密で、想像力を掻き立てる文章力に惹かれ毎度楽しく読ませてもらってます。しかし、今回はその中のストーリのおもしろみが乏しく、全然すっきりしない読了感が残されてしまいました。貴志さんの作品の中ではあまりおすすめのできるものではありません。 | ||||
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貴志祐介の新作「ダークゾーン」はそれなりに楽しく読めはしたが、本当の実力はこんなものではないはずだという気持ちが強く残った。 この作家のスタイルは作品のテーマとなる事柄について事前にかなり情報を蓄積させ、その情報が発酵して化学変化を起こすのを待って作品の骨子を考えるような印象があるが、本作のテーマである「将棋」に関しては発酵がまだ不十分で、ストーリーに驚きを生み出すほどではなかったように思う。登場人物が強制的に理不尽なゲームに参加させられるというプロットは「クリムゾンの迷宮」と似ているが、「クリムゾンの迷宮」ではゲームの目的と舞台となった「火星」にきちんと決着をつけているのに対して、本作では「ダークゾーン」の正体にあいまいな説明しかなされていない。その点も評価を下げる要因になっている。 おそらく今回はルールの裏を読み互いに出し抜き合うゲームのスリル感を主に描きたかったのだとは思うが、そもそもルール(駒の役割)が複雑なので戦略に関して「目から鱗」の知的な驚きが得にくいことも構造上の欠陥だ。この点ではシンプルなジャンケンをテーマにしながら話が二転三転した傑作「カイジ」の方がずっと優れている。 前作「悪の教典」では自分の利益となるように他人の行動をチェスの駒のようにコントロールするキャラクターが描かれていたが、そのゲーム性の部分を強くしたのが本作だとも言える。方向性は面白いと思う(「悪の教典」は後半少し失速したとは思うが・・)。貴志祐介にはもっともっとその部分を突き詰め様々な設定と十分な化学反応を起こした上で新たな傑作をものにして欲しい。 | ||||
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楽しむポイントは 1.貴志氏の筆力により表現される重厚な戦闘描写 2.戦闘が繰り広げられる虚構の世界は一体の何なのか の2点だと思います。 戦闘描写はTVゲームやカードゲームを連想させるものであるため、 好きな人にとっては面白い作品だと思いますが、 苦手な人は楽しめない可能性が高いと思います。 ストーリーも薄く、私は半分ほど読んだ所で結末の大方の予想はついてしまいました。 また話の展開上、読者を楽しませるために戦闘ルールの情報を小出しにしていましたが、 プロ棋士を目指す勝負師である主人公が全体のルールも確認せず、 行き当たりばったり的に戦うことにも矛盾があるように思え、 主人公への感情移入もし辛かったです。 こちらの作品であれば同じ著者の『クリムゾンの迷宮』をお勧めします。 | ||||
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ゲームのルールを解説している段階で、小説が終わってしまったような印象を受けます。 この手の話であれば明確なルールが提示されてまぎれのない中で力と力でがっぷり四つみたいな展開を期待したのですが。 後だしでルールや戦略が明らかにされてそれで勝負がつくというのが。 それでも最後まで一気に読ませられるのはさすがです。 ただ、ゲームそのものを外側から切り崩すような貴志流のどんでん返しを期待していたのですが (だからこそ最後まで頁をめくり続けたのですが) 最後までそれはなかった。 あと将棋がわかることは本書の読書に必要ありません。 ハチワンダイバーくらい読んどけばいいかも。 | ||||
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貴志作品的には珍しくはありません。 「クリムゾンの迷宮」を将棋を使う事によって和テイストに仕上げたという感じです。 何が珍しいのかというと、例えば「クリムゾンの迷宮」の主人公藤木、「天使の囀り」の主人公早苗、「青の炎」の主人公秀一、「悪の教典」の主人公蓮見などなど、貴志作品にはとても魅力的な主人公が存在します。しかし、この作品の主人公塚田には、どうも感情移入しにくい面が多々あります。自分本意な理由で他人や恋人を傷つけ、自分自身の保身に走ります。 「悪の教典」の蓮見も自分本意な理由で殺人を繰り返しますが、決して嫌われるタイプのキャラクターではありません。事実彼のtwitterでは多くの信者が訪れています。 私は貴志作品が大好きです。だからこそ、塚田という主人公をもっとキャラ立ちした、共感の得られる魅力的な存在にして欲しかったと思うのです。 次回作の主人公に期待します。 | ||||
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エンターテイメントたっぷりの物語を提供してくれる著者・貴志祐介の 最新作。『新世界より』で衝撃を受けて著者に魅せられたのですが、そ の次の作品『悪の経典』はまたまたぶ厚い上下2巻組。読むタイミング を図っていたら、読みやすそうな(それでも500ページ弱あるんですが) な本書が刊行され、手に取りました。 物語は軍艦島で幕をあけます。そして、「戦え。戦い続けろ。」の声に 導かれて、どちらも将棋の棋士の卵である主人公・塚田とライバル・奥本 が、赤と青に分かれて、戦いに明け暮れます。 本書の醍醐味は、定められた戦いのルール(将棋とウォーゲームを足し て2で割ったようなもの)の中で繰り広げられる、様々な策略や戦術の バリエーションの豊富さ。「その手があったか!」という自由な発想に 驚かされます。棋士ってたぶんこういう思考回路なんでしょうね。一方、 ゲームの背景や人間関係は添え物程度。小説としては到底『新世界より』 の深い世界には及びません。 物語としてではなく、新ゲームの攻略本として楽しむ本です。 | ||||
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毎回、リセットされて繰返えされる戦闘は飽きてしまう前に絶妙のタイミングで変化があるために最後まで一気に読むことが出来ました。 しかし、いつもの貴志作品と比べて主人公の平時の心理描写が乏しいためにラストに至るまでの盛り上がりに欠けました。序盤で落ちが分かってしまう事もマイナス要素です。他作者なら星4ですが、貴志さんはもっと凄いと思うので星3です。 | ||||
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貴志さんのファンですが正直、ワーストな気がします。 バトルシーンはまぁまぁ楽しめたんだけど、やっぱり八回も繰り返されるのはきつい。 正直本当に七ゲームを消化するとは思わなかった。 あと各ゲームの必然性の問題もあると思う。読んだ人はこんな方法もあるなー、とか思いながら読んだと思うけど、 この八ゲームも貴志さんが偶発的に思いついた八ゲームなんだろーなとラストを読んだら思ってしまう。数ゲーム読者案で差し替えても困らないだろう。延長戦もページ数稼ぎにしか…。 あと死んでもいき帰れるっていうのが、貴志さんのウリ(だと僕が思っている)であるスリラー感を半減させていると思う。 とにかく回数制が失敗だと思う。 と、これだけ悪口を書いたけど、一般図書の平均点は軽く越していると思う。(僕が貴志ファンなのもあるかな?) | ||||
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物語の主人公たちに巻き込まれるように、バンバン猛スピードで進む展開と、先の見えない感覚が世界観とマッチしてすごく面白い。 中盤までは。 残りページが少なくなるにつれ、「これ本当にまとまるのかよ」と不安になってくる。 そしてどんどん猛スピードでページが減っていく。 そして結局、すっきりしないうちに終わった。 オチがどうのこうのと言われているが、オチはまあこれでいいとしても、もっと説明するとことかあるだろうと思う。 ネタバレのために言わないが、結局あれは誰がアレしてなんであいつがああなったのかっていう説明は必要だと。 新世界より、は、コマゴマした点など吹き飛ばすくらい勢いと爽快感があったので、残念だったと言わざるを得ない。 ただ、読んでいる間は面白くてページをめくる手がとまらないというのは事実なので、星は3つで。 次回作に期待したいところ | ||||
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前半はよかった! 青銅人が青銅魔神に昇格する場面等は、クリムゾンの迷宮のように、RPGをしているようだった。 残念なのが、壮絶な八局の戦いが、まったく意味がなかった事。 次回作に期待 | ||||
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