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(短編集)
バイバイ、ブラックバード
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バイバイ、ブラックバードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 1~20 1/5ページ
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なかなか、電子版がないので、紙本は中古を買います。比較的きれいなので安いし重宝してます。 | ||||
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伊坂幸太郎特有の言い回しで癖になる。星野にはめっちゃ共感できる。出てくるキャラクタが繭美を始めみんな魅力的。 | ||||
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著者得意の連作で、相変わらず最後の種明かしが気になって読み進める。一人の主人公が5人の女性との夫々ユニークな出会いと別れを展開する。最後までその存在が謎として残っている「6人目」の女性との距離感の縮まりと別れを描く最終章の結幕(種明かし」は軽快で著者作品らしい爽やかな読後感が残った。 | ||||
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良いです。 | ||||
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本は美品、簡易包装でした 郵便の遅れのため、到着が一日ズレたのは、残念でした | ||||
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久々に好きだった伊坂ワールドを堪能しました 5話の終わりと強烈キャラクターの繭子と星野のストーリーが良かったです なぜわざわざ5人の女性に別れを告げに行くのか 死をどうとらえているかが書かれている伊坂さんのロングインタビューも良かったです 終始楽しく読めました | ||||
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最後は、もう少しどんでん返しを期待した。 伊坂さんの小説は、いつも非日常的な展開なのに話の中に吸い込まれていく。 今回も変わった主人公と(?)と普通そうな感じからイヤイヤこんな人いないだろって感じの5人の女性。 中でも1番なぜこのキュラクター?こと繭美。 そこに辞書を絡めてくるあたり、何でこんな話を思いつけるのだろうかと感心してしまいます。 | ||||
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本作を読むにあたって事前に太宰治の『グッドバイ』を久方ぶりに読み返してみましたが、太宰も面白いですね。 編集者が伊坂幸太郎に太宰治の『グッドバイ』の続きを書きませんか、との提案し、伊坂がこれに対し、続きは書けないけど、太宰の設定を踏まえた自身の新しい小説なら書ける、と返したのが本作が執筆されるきっかけとなったとのこと。 太宰の真骨頂は、思わずニヤリとしてしまうユーモア感覚あふれる描写や会話にあると思うのですが、なるほどその意味では伊坂幸太郎にも共通する魅力だと言えます。 太宰『グッドバイ』ではキヌ子という女性が登場するのですが、このキヌ子の設定が面白い。普段は汚く悪臭のするボロ着を着ているのに、お化粧をすると絶世の美女になる。それでいて、とてつもない怪力持ちの大食いで、主人公の男がキヌ子をコントロールしようとしても、顔を拳固で殴られ眼鏡を壊され、いとも簡単にキヌ子の言いなりになってしまうしまつ。 この点、本作では、繭美という女性、とてつもない怪力持ちという点では共通しますが、外見が真逆です。体もでかければ腕も脚も太く、何から何まで規格外。同じ星の生き物とすら思えない。風船とも樽ともつかない、往年のプロレスラー、アブドーラザブッチャーに瓜二つの巨体。秋田出身の女性からは「なまはげを思い出して嫌だ」と言われる。 一方、主人公の星野は、ヤマタノオロチならぬゴマタノホシノと繭美に呼ばれるように、同時に5人の女性と付き合っており、それがまったく嫌味がなく、他人の気持ちに敏感で、目の前で寂しそうにしている人を見たらとりあえず声をかけてしまう星野にとっては、いずれとも真面目で自然なお付き合いではあったのですが、この5人とお別れの挨拶をするため、一人ひとりのもとに繭美とともにまわっていくのです。 本作は6つの章に分かれており、1章ごとに1人の女性との物語が展開し、最終章が繭美との物語で締めるという構成になっています。 個人的には第5章における「おいしいパンになれなかったんだね」と言って涙を流す有須睦子の場面が良かったですね。 | ||||
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5人の女性と同時に、結婚を前提に交際している男が、やたら凶悪な大女に監視され、正体不明なバスに乗せられるーこのわけのわからない設定は、伊坂幸太郎らしいユニークなものだが、男が恋人一人ひとりに、律儀に別れを告げに行き、大女によってぶち壊しにされる、このエピソードを繰り返すに従い、大女=死神で、バスに乗る事が死を暗示している事に気付いて来る。すなわち作者の「死神」シリーズを想起させるわけだが、この作品では死神たる大女と、男がいつしか心を通わせ、「死神」がラストで救いの手を差し伸べる、心憎い構成となっている。「死神」シリーズでは、絶対に人間とわかり会えないのが死神なのだから。 いつもながら、個性的なキャラ設定は楽しく、女性関係がだらしないようで、実は純粋で全く悪意のない男の好感度は高い。対して、人を貶めるのに特化したような、「大女」ヒロインは、見事にムカつかせてくれる。これほど好感度の低いキャラも珍しく、この二人が心を通わせるラストが効果的になっている。それぞれ違った個性の彼女のキャラ設定も、エピソードも十分に楽しく読めた。 ただし、この感想は、解説を読んで書いているのが、本当のところ。読書中は、単純にこのヒロインにムカつき、バスの正体不明さに首を捻っていた。「死神」シリーズ未読だと、面白さも減ずるのは難点ではなかろうか。 | ||||
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伊坂作品は、最後に「やられたー」という感じで終わることが多かったのですが、これは、、、読んだ人それぞれが考えてくださいという結末。でも読後感は良い。5人の女性に、あまり魅力が感じられなかったのがやや残念。一番魅力的だったのは、結局のところ繭美でした。 | ||||
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5股をかけている主人公は、巨体な《繭子》と共に、それぞれの女性との関係を精算に訪れるんだけど。解説を読むまで《繭子》の正体が何者か、気がつかなかった。 それでも、平易な文の中に、《主人公がみっともなくも繭子に抗えない様子》は輪郭として浮き出てきて、最後まで一気に読めた。主人公に思わず同情するか、繭子の正論に共感するか、《観》が問われる現代らしいコミカル。ノベライズをありがたく思う。 | ||||
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相変わらずキャラクターが駿逸であり、伏線の回収も美しいです。伊坂作品で一番笑ったかもしれません。 | ||||
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「キックした。」で終わる本作品は、主人公の星野一彦の頼りなさ(計算高くないところ)に苛立ち、助演の繭美という下世話な女に嫌悪しながら読み進める連作短編集です。 主人公が二股ならぬ五股をかけていた女性たちになぜ愛されていたのかという謎解きでもあり、それが「キックした。」に凝集されているようにすら感じている読後です。「パンになりたい」というのもいい話でしたね。 ストーリーを明かすわけにはいかないので、以上のような中途半端なレビューでお許しください。 蛇足:私が買った文庫本()2018年1月の第13版)にはテレビドラマ化の紹介がありますが、帯ではなく、直接カバーに帯のように印刷されていました。経費削減のためかな? | ||||
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伊坂氏の作品はご無沙汰でしたが、不思議と嫌味はない物語だと思いました。前向きな別れだったけど、繭美の最後の行動が格好いいです(*^^*) | ||||
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最後は、想定外の結末でした。この終わり方、ずるいなあ。途中、様々な伏線が張り巡らされ、予想だにしない展開で回収されます。最後のエピソード、続いてほしかったなぁ。あっという間に読み終えました! | ||||
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WOWOWでの連続ドラマ化の話を聞き手に取った本です。 解説を読んでみると、この本は太宰治の未完で絶筆となった「グッド・バイ」を完結させる様に、出版社から依頼されて書かれた作品とのことでした。 従って、物語の構成も主人公が「五股」をかけていた五人の女性に別れてくれる様に、女性を伴って出かけてゆくと言うものになっています。 ただ、違っているのが、太宰治の場合はキヌ子と言う絶世の美女を伴って、諦めてもらうと言うものですが、本作品の場合は繭美と言う強烈な個性を持つ巨漢の女性で、相手が主人公の相手として想像だにしない女性を持ってきていると言うことです。 どちらのケースが、すっきり「別れ」を納得してくれるのかは微妙ですが、確かにとんでもない相手を連れて行った方が、呆気にとられて別れてもらえるかも・・・。 いずれにしても、このひ弱で心優しくとても「五股」が出来ると思えないような主人公と、強烈な男まがいの女性のコンビは、非常に「魅力的な」組み合わせになっていて読ませます。 ただ、この作品のバックには「あのバス」に乗ると言う前提が存在します。 それは、太宰治がこの後自殺した様に、「死」と限りなく結びついていて、面白可笑しく別れ話が進んでいく裏に「死の影」を感ぜざるを得ません。 この辺りは、太宰治の影が色濃く感じられる部分です。 でも、ラストは魅力的でした。 太宰治が最後まで書いていたら、こんな結末にはならなかったでしょう。 個人的には、このラストは最高だと思いました。 | ||||
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2010年。5人の女性と付き合っていた星野が、なんらかの理由であのバスにのり連れ去られることになる。繭美といっしょにその5人の女性に別れを告げに行く話し。借金の理由や、あのバスが何かなどについては明らかにされない。不思議な小説。双葉文庫。 | ||||
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人は良くわからないことに対して想像力を膨らませ、時として本来以上の物語を作り出すことができる。 スティーヴン・スピルバーグがジョーズを制作した際に、サメを物語の中盤以降まで直接出さなかった。 これは観客の持っている想像力を掻き立て、恐怖を刺激するためだ。 謎を残したままにするというのは私は基本的には好きではない。 結局、風呂敷を閉じられなかったという作者の無責任さを感じるからだ。 しかしながら、本作ではそれを感じなかった。 個人的には、フェルミ推定が得意な彼女に対して黒でも白でもない余韻の残し方は、絶妙だった。 ハッピーエンド至上主義者の著者からの贈り物、今しばらくは浸っていたい。 | ||||
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伊坂の小説はだいぶ読んで来た。 華やかではないストーリーはいつもながら。 これを読んで、嫌いだった太宰治の「グッドバイ」を読みたくなった。 | ||||
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天然たらしの主人公が何人かの恋人に別れを告げていく。主人公の天然っぷりが突き抜けていて面白い。別れの描写も哀しさがなくとても幸福な気持ちにさせてくれる。 | ||||
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