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閃光
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閃光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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これはスゴイかも。柱になる登場人物も、サイドで流れるストーリーも、丁寧で骨太。 サイドのストーリーが最後にまとまり、そうしてきらっと掬いあげられたとき、ちょっとじんとした。 よく考えるとたくさん人も死んでしまうし、結末だってハッピーといっていいものか・・ でも、なんだか読んだ後は、あったかいようなほっとしたような気分になった。 この作家さんは多分、すごく心根があったかい人なんじゃないかなぁ。 | ||||
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ほぼ現実の三億円事件を踏襲しつつ、多彩な登場人物を巧みに絡めていく構成にはまさに脱帽! 最近でこそ時々表面化する警察の「圧力」「組織防衛」という図式は、かなり説得力ある展開であるのは言うまでもないが、登場人物それぞれの人間模様も充分に堪能できる。 読破後は、まさに昭和の大事件の真の結末を見たという錯覚に陥ってしまうほど、完成度の高い力作であり、世代的にタイムリーな方には特にお勧めです!。 | ||||
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3億円事件を題材に、登場人物達の過去と現在をとてもよく書いていて面白かったです。 序盤、少しダラダラ気味で失敗したかなぁ…と思いましたが、途中からどんどん展開し、一気に引き込まれました。 ただ、終盤近くになると、犯人が見えてきますが、他の謎の部分を一枚ずつ剥がしていくので、犯人が見えてきたから面白くないという事はありません。 最後のほうになると、とっととまとめて結末にもってこうとだんだん雑になる作品もありますが、最後の最後まで興味が失せる事なく面白く読めました。 | ||||
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所謂「3億円事件」モノの中でも なかなか説得力のある秀作。 人物造型にやや難はあるが展開が小気味よく 文章に無駄も少なく一気に読める。 特に警察内部の事件に対するスタンスの設定は 秀逸で「さもありなん」と思わせる。 真面目、丁寧、真摯なミステリー。 | ||||
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その当時、世間の驚愕と羨望の眼差しを浴び、人々の脳裏と犯罪史に刻みこまれた昭和最大のミステリー3億円強奪事件。時は流れ、すでに時効を迎えており現代人には過去の産物でしかない。しかし、34年という歳月が流れた現在、警察組織の威信のために閉じられたそのパンドラの箱に手をかける事件が起きる。定年を間近に控えた老刑事の耳に、空気のごとく流れる死体発見の一報。そこには記憶の扉をこじ開け、風前のロウソクを燃え上がらせるような聞き覚えのある名前が‥‥。パンドラの箱を巡る老刑事と警察組織、そして3億円事件の犯人たち。過去を清算しょうと単独捜査に出る老刑事を嘲笑うように3億円事件の犯人たちが殺されていく。犯人は、再びパンドラの箱を閉めようとする警察組織なのか、あるいは3億円事件の共犯者たちなのか?物凄く面白く、たいへん興味深い内容であった。書評子が個人的に興味ある事件であったからだろう。また、ノンフィクションだからといってこの事件に独自なへたなオチを創らなかった著者には拍手を送りたい。この昭和最大のミステリとうたわれた事件を前にして、尻尾を巻く推理小説ファンもいないだろうが、とにかく読んでほしい秀作である。 | ||||
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