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閃光
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閃光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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(ネタバレありです)かなり辛口ではありますが、とてももったいなかったのでレビューします。 過去の事件の片をつけたい老刑事、犯罪を犯した息子を殺めた後も勤め上げて妻の死後ホームレスになった元警官、若気の至りの退廃的な魅力と暴力性で周りの男性を惹きつけてしまう活動家女性など、とてもいいキャラが沢山出てきます。でも、全体的にその人のキャラや、なぜ其のような心情に至り事態に至ったのか、を浮かび上がらせる「読ませるエピソード」が希薄で、話が頭に入ってきません。のにやたら登場人物が多くて(警察関係者が多いけれど)覚えられないし、読了するのが苦痛でした。これどういう話に繋がっていくのかな?がずーっと続いて、本編は後ろ40%ぐらい、という書き方でもとても面白くて引き込まれる本もあるんですが…。 これだけのプロットが勿体無いと感じざるを得ませんでした。 必然性の高い描きたい話を紡いでいたら長くなった、という感じじゃなく、最初から「3億円事件をモチーフにした600ページ越え超大作」が目的だったのかな、という印象です。 | ||||
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三億円事件 (新潮文庫) と一緒に読みます。あの時代の空気感が味わえれば・・・。 | ||||
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3億円事件の知らない世代なので、どこまでが真実かわからないが、楽しんで読むことができました。 後半の犯人の殺害シーンの書き方はすさまじかった。 映像が鮮明に映し出されてしまいました。 満足。 | ||||
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600ベージを超える長編ですが冗長ではなく緊迫感を持って読めました。3億円事件を知っている人はもちろん知らない世代の人にも面白く読めると思います。ただ私は重い感じが強く、読後感は良くありませんでした。復讐だけの為に生きているってやりきれないと思いましたから・・・ | ||||
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昭和43年12月 昭和史最大の犯罪事件の一つ 迷宮入りとなった3億円強奪事件。 玉川上水で起こった殺人事件が封印された過去を掘り起こしていく。 警察組織の威信をかけた捜査にかかわらず、なぜ事件は迷宮入りになったのか? それは警察組織にとってのパンドラの箱でもあった。 事件を追う刑事の視点、犯人、関係者の視点、現在、過去がオーバーラップしながら物語がすすむ。 こういった未解決事件は心に残るわずかな棘のようにいつまでも苛まれる。 時が経ち、犯人もこの世を去れば、未来永劫真実を知ることができない。 「真相を知る」というカタルシスを得るためには事件の解決が必要となる。 それには最早、虚実の小説という手段しか残されていないのかもしれない。 そういった意味では、非常によく取材されており、説得力を持った物語となっている。 また場面展開もストレスにならず、リズムよく読むことができる。 ただ個人的には主人公のうちの二人の刑事に魅力を感じることができず、感情移入ができなかった。 事件当時、捜査本部に在籍し、過去を引きづりつづけた退職間近の刑事、 所轄署の上昇志向の激しい直情的な若い刑事、 老獪な刑事はあまりにも惨めで矮小である。 若い刑事はあまりにも愚かである。 この二人に対する私が感じる苛立ちは、彼らにヒロイズムなどない、あまりにも等身大の人間像として表現されているからだろうか? 著者が「過去に縛られる者はみじめである、禁忌に近づく者は愚かである」とし、敢えて彼らを生み出したのだろうが… 追記: 作中で度々、「憮然」という言葉を間違った方法で使用しているのが気になった。 憮然=失望してぼんやりとしている様子 | ||||
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