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閃光
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閃光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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重石ろぅなくはないのだが、この昨家のさくひんは、どれも終盤位からくどくなる、とりあえず、完読 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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あれだけの物証がありながら事件の真相が完全に闇に葬り去られてしまったことに国民の疑惑は捜査陣へと向きました。しかしこの本でじつにスッキリしました。 | ||||
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意外に知られていない名作だと個人的には思っている。 事件の事も知れるし、警察内部や時代背景も興味深い。 悲しい犯罪ミステリー。 もしこの説が近かったら、この昭和最大の未解決事件とは何とも悲しい事件であることか。 そして組織の怖いことか。 | ||||
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三億円事件。 昭和に起きた未解決事件でも特に有名な事件ですが僕はこの事件をよく知らない。 どんなものなのかそんな興味で手に取りました。 未解決。 つまり犯人がわからないからの仮説ではありますが、なるほどこういう見解なのか! とワクワクしながら読めました。 事件の舞台の府中の近くに住んでいた時に読んで事件があったのはすぐそこじゃんと! と驚いたことがもう5年も経ちますが未だに鮮明に覚えてます。 1日で一気に読み終えるほど展開も早く面白い作品でした。 | ||||
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3億円犯人関連の創作小説。ところ変えて現在のハナシヘ。良くできているのですが、若干すっきり納得する感じではなかったかも。 | ||||
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サクサク読める文章ではありませんが、じっくりと読ませてくれる作品です。実際の三億円事件とは背景が違うのでしょうが、このような話でも分かる気がします。 | ||||
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久しぶりに、面白い小説でした。展開がスリリングで、飽きさせません。そのうちに、映画化されるのではないでしょうか? | ||||
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奥田英朗、伊坂幸太郎、宮部みゆき、恩田睦を経た私が、また違う作家が読みたいと思い本屋へ行き、ノンフィクションの『19歳一家四人惨殺犯の告白』を見つけてまず面白そうと思った。そして隣にあった『閃光』。 殺人事件の捜査陣に名乗りを上げた老刑事と相棒に選ばれた若い巡査部長。老刑事はこの殺人事件に34年前に起きた“3億円事件”との接点を見出した。昭和最大のミステリーに、緊密な文体と重層的なプロットで迫る!というカバーを見て、この2冊を買うことに決めた。 フィクションと分かっていながら、ノンフィクションと錯覚するほどどんどんのめり込みました。 登場人物がどんどん増えてのちほど繋がって行く。なるほどこう来たかという大変よく出来たストーリーでした。 最後どうなっちゃうのと期待しすぎて、少し私の想像と違いあっけない結末が星1つ減という評価となりました。 | ||||
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三億円事件といえば有名だが、1981年産まれの自分にはあまり馴染みの無い話だった。 この小説はたまたま主人が買ってきたのだが…一言で言うとめちゃくちゃ面白く読み応えあり!! 主人公滝口刑事と相棒の片桐、一癖も二癖もある男達…前半では全く好きになれなかったが物語も終盤を迎えると なんともいえない気持ちで2人を見守る自分に気付く。 読み終えてからも余韻が消えず、ネットでこの事件の詳細を調べまくったところ…無知な自分には驚きの連続だった。 ただの小説だとばかり思っていたが、事件の経緯から登場人物、あらゆる事実をかなり忠実に再現しているではないか。 それを改めて知り、ますます切なさがこみ上げてきた…。 一番辛いのは無責任な報道によって何の罪もない人間が人生をボロボロにされてしまったこと。 マスコミは今現在もその反省を全く生かしていない。 というか反省すらしていないんでしょうね…。 小説のラストも決してハッピーエンドとは言えないが…自分は片桐刑事に救われた気がする。 いやぁ…お勧めの一冊です。 | ||||
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昭和43年12月10日の朝はドシャ降りだった。午前9時20分頃、芋窪街道を大手電気メーカーの工場に向って走っていた日産セドリックの運転手は、ルームミラーで赤色灯の白バイを確認した。白バイはセドリックを追い越し、左手を水平にして路肩に停車させた。 警官は運転手右のウィンドウを開けさせ、銀行の現金輸送車である事を確認した後、こう言った。「支店長の家が爆破されました。この車にもダイナマイトが仕掛けられているとの連絡が入っています。車内を見せて下さい」しかし、車の点検は昨晩も今朝も充分したと言うと、あっさりと引き下がり、「それでは車の外を調べます」と言った。 車体の下に屈んだ警官は突然鋭い声で、「あったぞ、ダイナマイトが爆発するから逃げろ!」と言い、同時にものすごい煙が車体の下から噴出した。運転手を含めた4人の乗員はあわてて逃げた。間髪をおかずに警官は車に乗り込み、猛発進してその場から走り去った。 世に云う3億円事件の発端である。そして、平成15年1月31日早朝、玉川上水で中年の扼殺死体が発見された。この事件が、長い年月に亘って封印されていた3億円事件の新たな幕開けだった―― 個人的な話から始めたい。3億円事件発生の頃、私は高校生で、前月か前々月辺りから、クラスは違うが同じ学年の女学生とつきあい始めていた。その女学生は以前、国分寺に住んでいたので、発生当初はこの事件で持ちきりだった。 その女学生は、第一犯行現場はもとより、現金輸送車の3億円入りジュラルミンケースを別の車(カローラ)に詰め替えた第二現場、現金輸送車を白バイで待ち伏せしていた第三現場、空(から)のジュラルミンケースが後部シートにあったカローラが発見された第四現場の全てを実際に知っていたので、興味は尽きなかった。 私たちは犯人が単独か、複数かという事でも議論した。彼女は単独、私は複数を主張したが、実際の警視庁は単独説をとり、やがて迷宮入りとなった。単独でも出来なくはないが、複数のほうが自然だろう。 本書は3億円事件をモチーフにしたフィクションであるが、複数説である。白バイ警官が偽装だと見破られた場合を想定して、およそ100m後方で車を待機させ、状況を見ている共犯者たちの描写があるが、迫力満点である。 さて、犯行の一週間後、重要容疑者で立川周辺の不良少年グループのリーダー格だった19歳の少年が、青酸カリを服毒して自殺したが、この点を永瀬は重視した。 しかしこの事実は3億円事件を多少齧った人間なら周知している事で、より深い謎がそこから派生していくのである。なぜ白バイの警官に偽装して強奪したのか? なぜ多くの遺留品が有りながら迷宮の淵に降りて行ったのか? そして、3億円は何処に消えたのか?・・・・・。 永瀬の筆は、話を現在と過去を微妙に交錯させているので、先を読みたい側からみると、歯痒い思いをさせられ、心憎さを覚えるぐらいだ。文庫600頁、多少ボリュームがあるが、その厚さもいい。 | ||||
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分厚い本で知らない作家でしたので、 皆さんのレビューがなければ購入していなかったと思います。 3億円事件の概要が作者の取材と想像でおもしろく描かれており、 3億円事件の真相が知れたと錯誤するくらいリアリティがありました。 これだけでも充分おもしろいのですが、 3億円事件に関連したとされる人物達の殺人事件が発生し、 その謎解きの小説としても楽しめます。 登場人物一人ひとりの描き方も素晴らしく、 おススメしたい作品です。 | ||||
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主人公の滝口刑事を「踊る捜査線」の和久刑事(いかりや長介が演じた)と思わず重ねて読んでいた。構想の雄大さと事件の意外性に久しぶりの警察ミステリーの面白さを味わった。もし三億円強奪事件の真相の一端が本ストーリーと重なっているとすれば、と考えてやはり違うのではないかと思った。日本の警察はそれほど秘密に対して口が堅くないはずだから。。。 | ||||
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昭和43年12月10日。雨の降りしきる府中刑務所前の路上で発生した三億円事件。未解決のまま40数年経過した今も多くの人の記憶に残り、脳裏に焼きついている事件である。 本書「閃光」はその三億円事件の闇の真相に迫った力作である。東京小金井での男の他殺事件から端を発した捜査がかの三億円事件につながっていく過程を現在と過去とを巧みに交差させながら見事な描写力と筆致で600ページを超える分厚い文庫本だがページをめくる手も休むこと無く、一気に読ませてしまう。 作者 永瀬隼介は元週刊誌記者、事件系ノンフィクションライターの経歴に裏打ちされた実力をいかんなく発揮し、その描写は文字でありながらも迫真性があり凄みを感じる。事件の真相は闇の中であるが本書に書かれた顛末が事実なのではないかと思わせるほど本書には説得力がある。 これだけの文章力、構成力を兼ね備えた実力派、永瀬隼介はもっと注目、評価されていい作家である。 これからも永瀬隼介の作品を読破したい。また、今後の活躍にも目をそらさずにいこうと思う。 | ||||
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これはスゴイかも。柱になる登場人物も、サイドで流れるストーリーも、丁寧で骨太。 サイドのストーリーが最後にまとまり、そうしてきらっと掬いあげられたとき、ちょっとじんとした。 よく考えるとたくさん人も死んでしまうし、結末だってハッピーといっていいものか・・ でも、なんだか読んだ後は、あったかいようなほっとしたような気分になった。 この作家さんは多分、すごく心根があったかい人なんじゃないかなぁ。 | ||||
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ほぼ現実の三億円事件を踏襲しつつ、多彩な登場人物を巧みに絡めていく構成にはまさに脱帽! 最近でこそ時々表面化する警察の「圧力」「組織防衛」という図式は、かなり説得力ある展開であるのは言うまでもないが、登場人物それぞれの人間模様も充分に堪能できる。 読破後は、まさに昭和の大事件の真の結末を見たという錯覚に陥ってしまうほど、完成度の高い力作であり、世代的にタイムリーな方には特にお勧めです!。 | ||||
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3億円事件を題材に、登場人物達の過去と現在をとてもよく書いていて面白かったです。 序盤、少しダラダラ気味で失敗したかなぁ…と思いましたが、途中からどんどん展開し、一気に引き込まれました。 ただ、終盤近くになると、犯人が見えてきますが、他の謎の部分を一枚ずつ剥がしていくので、犯人が見えてきたから面白くないという事はありません。 最後のほうになると、とっととまとめて結末にもってこうとだんだん雑になる作品もありますが、最後の最後まで興味が失せる事なく面白く読めました。 | ||||
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所謂「3億円事件」モノの中でも なかなか説得力のある秀作。 人物造型にやや難はあるが展開が小気味よく 文章に無駄も少なく一気に読める。 特に警察内部の事件に対するスタンスの設定は 秀逸で「さもありなん」と思わせる。 真面目、丁寧、真摯なミステリー。 | ||||
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その当時、世間の驚愕と羨望の眼差しを浴び、人々の脳裏と犯罪史に刻みこまれた昭和最大のミステリー3億円強奪事件。時は流れ、すでに時効を迎えており現代人には過去の産物でしかない。しかし、34年という歳月が流れた現在、警察組織の威信のために閉じられたそのパンドラの箱に手をかける事件が起きる。定年を間近に控えた老刑事の耳に、空気のごとく流れる死体発見の一報。そこには記憶の扉をこじ開け、風前のロウソクを燃え上がらせるような聞き覚えのある名前が‥‥。パンドラの箱を巡る老刑事と警察組織、そして3億円事件の犯人たち。過去を清算しょうと単独捜査に出る老刑事を嘲笑うように3億円事件の犯人たちが殺されていく。犯人は、再びパンドラの箱を閉めようとする警察組織なのか、あるいは3億円事件の共犯者たちなのか?物凄く面白く、たいへん興味深い内容であった。書評子が個人的に興味ある事件であったからだろう。また、ノンフィクションだからといってこの事件に独自なへたなオチを創らなかった著者には拍手を送りたい。この昭和最大のミステリとうたわれた事件を前にして、尻尾を巻く推理小説ファンもいないだろうが、とにかく読んでほしい秀作である。 | ||||
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