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事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男
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事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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内容は賞を取る位だから面白く無い訳は無いのだが、如何せんスピード感がなさ過ぎるよ。ん~残念! | ||||
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些か強引な展開と荒削りな文章で、せっかくの面白い設定とストーリーが吹っ飛んでしまったクライム・サスペンス小説。 20年前に宮崎の病院に全身を切り刻まれて、捨てられた賢慈は青年になり、社会への復讐に走る悪魔と化する。 葉真中顕の『ロスト・ケア』のような社会派ミステリーのようなテーマと沢村鐡の『一柳美結シリーズ』のようなストーリーを併せ持つ作品なのだが、両者のレベルには至らず。 | ||||
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ほとんど小説の類は読んだことの無い上でのレビューであることを前置きした上で。 文章は説明的な要素が若干多めに感じるものの、それが映像的なイメージに繋がりにくい と感じたので、逆に読みなれた人なら自分の好みでイメージできる柔軟さがあると 思います。時系列が、演出上前後するのでそのあたりの整理に不慣れな読者には 少々辛いかもしれませんが、トラベルミステリーなどでは常態化しているものでも あるので、そのテの小説を読みなれた人には、特に向いているかもしれません。 序盤からやや現実離れ(と捉えていいものか…)な展開なので、その現実離れ的な印象が 残ると全体的に臨場感が伴わない印象を受けるかもしれませんが、ストーリーとしては 純粋に楽しめるものだと思います。 | ||||
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500ページ以上という厚さの割に、内容が薄い印象でした。 色々と詰め込んではあるのですが、その1つ1つが掘り下げられていないので なんとも中途半端なまとまり方になってしまっています。 実際の事件や地名を扱っているので、当時の知識があればより楽しめますよ。 題材が題材だけに、ハッピーエンドではありません。 なんとなく後味の悪い作品になってしまっているので、その手の内容が苦手な方は 注意が必要です。 個人的には「ゴールデン・エレファント賞」を同時受賞した『裏閻魔』の方が 読みやすく、内容も濃く、登場人物に感情移入がしやすくて好きです。 | ||||
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個人的に嫌いではない設定で、平日の夜連続4日で読み終えました。 以下雑ぱくですが・・・ 主人公のキャラクター 読み始めてすぐに、「脳男」の鈴木一郎が思い浮かんだ。 ストーリー 読み進んで「ゴールデンスランバー」を思い出した。 最近のエンターテインメント作品らしく、そのまま映像化できそう。 読み物としては人物の背景描写に物足りなさを感じる。 前半は流れに乗ってどんどん読んでいけるが、物語に深みが不足しているせいか、後半は映像的な描写の細かさが煩わしく感じた。 最後まで引きつけられる娯楽作品って、最近なかなか出会えてません。 | ||||
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映画のようなオープンニングからどんどん読み進めてしまう魅力。後半の女性カメラマンへの葛藤や警察との攻防に前半の残虐さに比べて若干の物足りなさを感じます。さらに、ラストのほうでは、えっそんな終わり方?みたいな印象を受けましたけど、全体的にはエンタテインメントとして十分に楽しめました。 | ||||
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王道なストーリー展開には好感が持てた。ただ、主人公のダークさが少し迫力不足。内面の狂気の深さをもう少し突っ込んで表現されていると、よりひき込まれただろうと感じた。周辺登場人物ももう少しキャラクターを明確化してあると読みやすかった。映像映えしそうなダイナミックなシーンは満載なので、その手の物語が好きな方には一読の価値ありだと思います。 | ||||
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この手の作品は良い気分はしないだろうけど、 好きなので、よく読みますが。。 テーマは良いけど、どうせなら、 もう少しリアルに掘り下げたり、 若干、えぐくかいても良いのでは? と思ってしまい。。 少し、大々的に言ってる割には、 物足りなさを感じてしまい、 少し、モヤモヤと。。 あと2押しくらい(?)欲しかったです。 | ||||
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東京タワー爆破事件から始まる印象深い作品。 最初の事件が大きなインパクトを持っていたので、先が気になったのですが、犯人の正体が序盤で明かされたり中盤の失速感は残念でした。 個人的にラストの最後の事件は、緊迫感のある書き方でよかったと思う。 ただ、東京タワーの爆破よりも大きな事件が起こると思って読んでいたので、ちょっと拍子抜けだでした。 | ||||
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東京タワーの爆発による大量無差別殺人や非常にむごい虐待を受けた慈男の過去、NPO団体の代表としての慈男の残酷なまでのカリスマ性、前半は、盛りだくさんの新鮮な展開に飽きることなくページが進んでいった。 しかし、まさかのタイミングでの犯行声明とともに、中盤過ぎあたりから、それまで強烈な個性を放って作品の中心だと思っていた慈男の出番が少なくなってしまい戸惑いを感じた。 映画で見るのであれば、これでもよいのだろうが、小説としては、後半でも慈男の心の動きなどあってほしかったと感じる。特にエピローグのところで種明かしのように書かれていることは、本編でもっと丁寧に書いて欲しかったと思う。 前半で手を広げすぎて収拾がつかなくなったのか、紙面が足りなくなったのか、最後は2時間ドラマのお決まりのパターンのようになってしまい、やや残念に感じた。 | ||||
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”東京タワー爆破”というインパクトの有る出だしの割には、 結末へ向けての加速感があまり感じられない。 最初の飛行機内での撮影や、東京タワー爆破に使用された爆薬の公表など、 提示された伏線の始末がイマイチだと思う。 文法、文学的なことは素人感覚ですが「・・・である」「・・・だった」の使い方、 配分が悪く、テンポが悪いと感じたのだと思います。 また”PC”と記述しても”パトカー”と記述しても2文字しか代わらないのだから、 省略する必要はないのでは? amazon vine仕様なので、製品版では校正されているかもしれませんが、 とても気になった点をひとつ。 8月の爆破の件を調べる刑事が、同年12月の聞き込みなのに 「去年の8月26日ですけど・・・」 と尋ねるのは、誤植ではないと思いますが。 追加 「女性の作家さん?」と思われるフシもあったのですが、 (どうもエグいシーンを遠まわしにしている感じがして。更には”筒”なんて書いているし) 他の方のレビューを参考に調べてみると五十過ぎの男性でした・・・星2つでよかったかも。 | ||||
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結構なページ数があるが、さらりと読める。なかなか面白い。 主人公の生い立ちや性格設定には天童荒太、物語の作りには村上龍の影響が多いように感じるが、両者とは追求しているテーマの深さが違う。その分、全体的にあっさりしている。 読者の期待としては、たとえば主人公の犯罪準備の行動を詳細に記述したり、事件の首謀者として発覚してからの展開はもう少し時間をかけて恐怖感を煽って欲しかった。 ともあれ主人公の出自とキャラクター設定は非常にユニークだし、伏線も効いている。何より主人公の計画が綻びてきて軌道修正していくあたりの「いらだち」が良かった。今後の作品にも期待したい。 できれば「人間は誰しも、相手の心の中に自分の似姿を探すものだ」と呟いて、女性カメラマンを利用する主人公の暗い過去をもっと読んでみたいものだ。 | ||||
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東京タワーが爆破され倒壊した。人が降ってくる光景を写真に撮り気が滅入ったカメラマンは、雑誌の取材で「慈しむ男」に出会う。15年前の未解決事件にこだわる刑事もまた、奇妙な殺人事件を捜査するうち「慈しむ男」にたどり着く。だが「慈しむ男」は狭まる包囲網に怯まず、さらなるジェノサイドの実現に突き進む……。 神の視点から書かれた文章はシンプルで明瞭。500頁を超える作品ですが、私は1泊2日で読了しました。リアリティーを重視せず「こんな大悪党がいて、すごい事件を起こしたら(フィクションとして)面白いよね」というタイプの作品です。作者の提示したキャラクターに興味を持てたなら細かいことを気にせず読むのが吉です。 わずか数kgの除草剤爆弾による東京タワーの爆破・倒壊は、本作を象徴する描写。いくら効率を高めても分厚い鉄板の塊を「ずたずたに破壊」するには絶対的にエネルギーが足りないし、タワー脚部の高さ数メートルのコンクリートをよじ登って爆弾を仕掛ける姿の目撃情報がゼロなのも奇妙。一事が万事この調子ですが、ドラマ『24』などを素直に楽しめる人なら、心配は要りません。 読後、著者が54歳と知って少し驚きましたが、「だから作中の20代男性がオヤジ喋りをするのか」と納得。まあでも西村京太郎さんも80歳ですし、「ライトノベル的」とか「山田悠介っぽい」などと形容される作品の書き手も読み手も、世代を超えて存在するのでしょう。 ところで、こうした犯罪小説は、何が楽しくて読んでいるのか自分でもよくわからない。中盤以降の展開はどうあれ、序盤に東京タワーが倒れて400人以上が亡くなることに変わりはなく、なんだか虚しい気もします。 | ||||
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