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ブラックペアン1988



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ブラックペアン1988の評価: 4.30/5点 レビュー 124件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 41~60 3/6ページ
No.70:
(4pt)

まずはシリーズを読んでから

この作品単体でも楽しめるが、この作品に出る登場人物はバチスタ以降の田口・白鳥シリーズに
出る人物ばかりのある種のスピンオフ作品になっているので、まずはそちらを先に読んだ方がいいだろう
中身は最新器具を使用した安易に行える医療を目指す高階と、医者の技術の高さをこそ重要とする
病院側の対決で、その決着はなるほどと考えさせられる物があり、その結果高階が取った行動も
医者として当然ではあるがある種の感動があった
ただそこが作品のピークで、その後の展開はややだれる
タイトルにもなってる話ではあるが、もう少し上手くまとめてくれたら最高だっただけに惜しい
このシリーズが好きな人ならば満足できる一冊だろう
ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.69:
(4pt)

バチスタシリーズ主要メンバの若き日

非常に楽しめました。
研修医・世良が主人公となり、外科手術の外回り、助手など経験を経て成長を見せる作品。
 講師として登場する高階、
 看護師の藤原、猫田、花房、
 医学生、速水、島津、田口、
「チームバチスタの栄光」シリーズ主要人物である彼らの若き日が読めるので、関連作品である「チームバチスタの栄光」、「ジェネラルルージュの凱旋」を読んでいると、より楽しめます。
大学病院内での権力争い、患者へのがん告知、医師として患者の命を助けるという強いハート、
読んでよかったと思える作品でした。
読み終えて、本作の主要登場人物である、世良、渡海のその後が気になりました。
新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)より
4062772426
No.68:
(4pt)

海堂さんの若き日が投影されて

「チームバチスタ」の20年前、東城医大の外科教室に何があったのか。時代はバブルに浮かれ医療界の力は現在よりもはるかに強い。しかし東城医大には現状に甘んじることなく、未来へ何かを賭けようとする医者たちがいた・・・。

この物語は若き海堂さんの医局時代が投影されているという。大学病院といえば「白い巨塔」のようなイメージが強いが、術技優先の東城医大ではそんな悠長なことも言ってられない。外科医ともなれば手術室で時に厳しい決断を迫られ、若手は先輩医に小突き回されながら学んでいったのだろう。この小説には「バチスタ」のような派手で大振りのミステリーはないが、一つ一つの医療シーンに海堂さんの思い出が詰まっているようでぐいぐいと惹きこまれ、いつの間にか世良の成長を応援している自分がいた。

動脈結索を敢えて若い第二助手やらせた渡海も、スナイプ術で高階を試した佐伯も、外科医という特殊な世界とは言え難事にあたっては綺麗ごとだけでは済まないことがわかる。清濁併せ呑む佐伯のような上司に鍛えられていく高階も世良も、何というか幸せなんだろうなと思った。
ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.67:
(5pt)

回想

今回は『田口・白鳥シリーズ』以前の東城大学医学部のお話です。

私は医学についてはずぶの素人ですが、海堂さんのシリーズはチームバチスタの栄光から手に入る限りすべて読んできました。もしかしたら私にとって海堂さんの作品の中で一番好きな話かもしれません。

これを読んだ時私は世良先生(本作の登場人物)と同じくらいの年で、将来どうしようか迷っていた年でした。本作は若い世代の葛藤とそれらを乗り越えていく物語だったので、非常に感銘を受けました。またところどころ様々な名言が存在し、その名言を胸に今は仕事をしています。

まだまだ今後色々な方向で話が進んでいくと思いますので、それを楽しみにこれからも読んでいきたいと思います。
ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.66:
(5pt)

信じられません!!

同じ値段だったので他社の分と同時に購入してみました。ハッキリ言って、雲泥の差でもったいない本舗さんの本が状態がイイです!新品と言っても過言ではないと思います。
1円とは思えないぐらい、いいです。
値段以上の価値があると思います。
ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.65:
(4pt)

青かった高階権太病院長

本書(海堂尊『ブラックペアン1988』講談社、2007年)はバチスタ・シリーズと同じ桜宮サーガの一作であるが、時代は遡って1988年である。田口公平や速水晃一の学生時代で、高階権太病院長が講師として大学に赴任した頃である。速見の剣道部生活を描いた『ひかりの剣』と時期的に重なる。
バチスタ・シリーズでは腹黒い狸として描かれている老獪な高階院長も、新米講師時代は組織に波紋を起こす跳ねっ返りであった。白鳥圭輔的なアクティブフェーズの使い手になっているものの、佐伯教授にやりこめられそうになる青さも見せる。
看護婦も厳しい藤原、昼寝好きだが非凡さを見せる猫田、初々しい花房美和と、登場人物が成熟している『ジェネラル・ルージュの凱旋』の凱旋との相違点や共通点を楽しめる。田口、速見、島津吾郎のトリオは学生時代から医者としての三者三様の方向性を見せていた。この作品も高校までとは異なる大学生活の豊かさと多様さを垣間見せる。(林田力)

ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.64:
(4pt)

意外と

あまり期待しないで読んだのですが、意外と面白かったです。
他の方も書かれていましたが、
薄いので上下巻にしなくてもよいのではなかろうかと思いました。
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
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No.63:
(5pt)

「動」のジェネラル・ルージュ、「静」のブラック・ペアン

主要登場人物に、明確な悪人がいない珍しい小説。ジャンルが違って恐縮だが「もののけ姫」(個人的に、宮崎駿の最高傑作だと思う)に似た印象を受けた。
権力者の過去の所業について、最後の最後に誤解が晴れる。
それは意表を突くものではないかもしれないが、誠実な一人称の語り口に、心を引き込まれる。
「ジェネラル・ルージュ」での黒崎もそうだったが、土壇場での「男気」のようなものを感じた。

私は「ジェネラル」と「ナイチンゲール」で、半ば「強引に」魂を持って行かれ、虜になった。
対照的に、今作には静かに心の表面をなぞり、そっと染みていくような感触があった。

エンターテインメント性は薄いが、ミステリーで無いようでいて、やはりミステリー。
「ジェネラル」でも感じたが、何か、エラリー・クイーンに近いものを持っているような気がする。
スタイリッシュなようで、ちょっと情けない所もあり。一人称。謎解きは物語進行とともに進み、読者も全ての証拠とともにそこに立ち会っているような錯覚を持つ。だが最後の最後、さりげなく意識から遠ざけられた事実による、意外な逆転劇。
ちょっと、似たところがある。

もしかすると、作者の最高傑作かもしれない。
「静」のブラック・ペアン、凄く良かった。
ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.62:
(5pt)

バチスタシリーズの原点

上下に分かれていますが、それぞれが薄いので、分けなくても良かったのでは・・・と思います。(商売上手です)

内容のほうですが、非常に楽しめました。
研修医・世良が主人公となり、外科手術の外回り、助手など経験を経て成長を見せる作品。
講師として登場する高階、
看護師の藤原、猫田、花房、
医学生、速水、島津、田口、
「チームバチスタの栄光」シリーズでの主要人物の彼らの若き日が読めるので、前作(時系列では後になりますが)を読んでいると、より楽しめます。
大学病院内での権力争い、患者へのがん告知、医師として患者の命を助けるという強いハート、
読んでよかったと思える作品でした。
読み終えて、本作の主要登場人物である、世良、渡海のその後が気になりました。
ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)より
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No.61:
(4pt)

スナイプAZ1988の挿絵が欲しくなる1冊

バチスタシリーズのような医学ミステリーといった感じはありません。しかしながら、若い頃のバチスタシリーズおなじみのメンバーが出てきたり、全体を通じて研修医世良の視点で描かれているため、分かりやすく、面白い1冊になっています。

 生死に直結する外科医の難しさと同時に、患者としての視点から権力や策略の中で手術されることの怖さを感じました。

 外科医としてそれぞれ違ったカッコ良さをもつ「佐伯・高階・渡海」。 彼らのやりとりと世良に向けた高階や渡海の言葉が、この本の魅力だと思います。
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
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No.60:
(4pt)

バチスタシリーズの原点

バチスタシリーズでのキーマン高階が若いころのお話。
バチスタやジェネラルのときには院長らしく貫禄満点だが、
このころは若者らしく熱い感情も出して、それが新鮮。しかし、それも高階らしい。

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
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No.59:
(5pt)

面白くて一気に読了!

著者の本はこれまでにほとんど読んでいたので、そのシリーズの原点にあたるというこの本を購入。個人的には、映画やテレビドラマにもなった「チームバチスタ」よりも一気に引き込まれ、買ったその日のうちに上下巻を読み終えました。

先日、続編にあたる『ブレイズメス1990』が出版されたというので、今から楽しみです。
惜しむらくは、この薄さで、上下巻に分けないで欲しかったです(シリーズ全般に言えることだけど)
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
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No.58:
(5pt)

チーム・バチスタより面白いかも!?

映画にもなったベストセラー、『チーム・バチスタの栄光』から20年前の東城大学医学部付属病院を舞台にした医学サスペンス小説。

チーム・バチスタなど一連のシリーズの登場人物も多数出てきて、ファンとしてはうれしいところ。

主人公は世良という研修医だが、彼の周りにいる一癖も二癖もある外科医たちに振り回される中で、外科医として成長していく様子を描く。

上巻の物語の中心は、帝華大学から食道癌手術の新技術をひっさげてやってきた新任の講師、高階(チーム・バチスタにも登場している)が、さまざまな波紋を投げかけ、古参の医師たちと反発しあうところ。
登場人物の紹介といった感はあるが、どの登場人物も個性的で魅力的だ。

下巻の展開への伏線となるようなエピソードもあるが、まだまだ、クライマックスには遠く、下巻を読むのが待ちきれない。

チーム・バチスタも面白かったけど、外科手術にかける医師たちの情熱が伝わってきて、これもとても面白い。もっと早く読めば良かった。ちょっと後悔。
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
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No.57:
(5pt)

上下巻に分かれてることだけが不満。

とっても面白かった。上巻では、大きな事件らしいことはほとんど怒らず、登場人物たちの紹介と主人公である研修医、世良の医師としての成長ぶりを描くにとどまっていたけど、この下巻では、ストーリーは急展開する。

ネタバレになるので、詳しくは書けないけれど、この題名、「ブラックペアン」の由来に絡む大事件が起き、医局の外科医たちの奮闘が描かれる。

基本的に登場する外科医たちは癖のある個性的な人物ばかりだけど、皆、善人ばかりなのが、ちょっとリアリティに欠けるかもしれないけれど、患者の生命を守る医師たちの熱い思いには、素直に感動する。

『チーム・バチスタの栄光』の映画化されたときに出演していた吉川晃司と作者の対談があとがき代わりについているけど、これはおまけ。

この小説の続編、『ブレイブメス1990』も出版されたので、ぜひ、読んでみたい。

でも、ちょっと一言。どうして、この薄さで上下巻に分ける必要があったのだろう?不思議だ。1冊にして、値段を下げてくれればいいのに...
それだけが不満かな。

ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)より
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No.56:
(5pt)

クールな表紙と納得の結末

クールな表紙が気に入って購入しました。
私は他にも海堂さんの作品をいくつか読んだことがありますが、
比較的当たり外れの多い作家さんだという印象を持っています。
言い換えれば、作品によって明確なテーマ性があって雰囲気が
全く異なるということです。(だから批判ではなく称賛です)
その観点で言うなら、本作は(私個人にとって)当たりでした。

理由をいくつか列挙します。

・メインの教授、講師、医局員三人が非常に魅力的で、単なる
 医療ドラマに留まらないエンターテイメント性を感じる。

・他の方がレビューで書かれているように、ミステリー要素は
 さほど高くないものの、それは上巻の引きが絶妙なためだと
 思われる。(著者の出世作がミステリ仕立てだったのもある)
 ただ、確かに二分冊にする必要は感じない。物語も連続的。

・医療専門家が説法口調で説明するのではなく、あくまで現場
 の人間たちの会話として、専門用語を自然に物語の中で使用
 している。私は医療知識ゼロですが、十分楽しめました。

・目を引く印象的なタイトルが、納得の形で物語の終焉を飾る。
 この小説の題名は、これでしかありえない。

以上です。繰り返しますが、私個人にとっては"当たり"でした。
私は著者の作品ではチームバチスタ、ジェネラルルージュ、辺り
が好きです。購入の参考になれば幸いです。
ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)より
4062765268
No.55:
(4pt)

悲しい物語

世良と花房のちょっとした恋物語があったわけだが、問題はそこじゃない。

ブラックペアンにまつわる誤解とその悲劇。

そして渡海先生ののらりくらりとしながらも溢れだす反抗心。

解説に単語が出てきて思い出したけど
渡海先生は性格悪いブラックジャックみたいな人だな
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No.54:
(4pt)

桜ノ宮シリーズ

海堂尊の既刊本を最初から読んでいないと理解が辛いかも。

でも逆に、読んでさえいれば主要キャラの過去編のような感じで
非常に面白い。

更に今回初登場の渡海先生が嫌味ったらしくて最高だと思う(笑)

上巻の最大の見どころは佐伯教授と高階講師の論争かなぁ。
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
406276525X
No.53:
(4pt)

みんな若かった

研修医 世良雅志が、高階と渡海というまったく種類の異なる人とのかかわりの中で
成長する姿が描かれている本。

医療の発展と術者の技術は相反するのかというのがテーマです。
どんなに医療が発展しても、それを駆使する術者の基本的な技量やフォローする環境が
重要なのだということが書かれているような気がします。

海堂尊氏が手掛ける一連の作品の中で、時代的には最も初期に属する本ですが、
バチスタの栄光を初めとして著者の作品を何冊が読んだ後に手に取るのがおすすめです。

他の作品では、海千山千の登場人物たちの若い姿が垣間見れて非常におもしろかったです。

特に研修医として稀有な経験をした世良雅志の今後がはやく読みたいと思いました。
ブラックペアン1988Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988より
4062142546
No.52:
(4pt)

思わずにやりとするシリーズの原点

舞台はバチスタシリーズと同じ桜宮市の東城大病院。
時間が昭和末期のバブル真っ盛りの1988年。
癌治療を題材に描く医学ミステリー。

年末年始に買ってきた本。

設定がずれているものの、ちょっと抜けた研修医世良と
すべてを知りぬいた高階や渡海という関係は
海堂尊ワールド共通です。

医療における必要悪もあるよなぁといろいろ考えてもみたり。

学部時代の田口、速水、島津といったバチスタ主要キャラも
出てきたりで、シリーズを読んでいるとにやりとする
場面も多々あります。

上下2巻になっていますが、このボリュームなら、
1冊で十分じゃないのっていう気もします。

http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2010-04-30

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)より
406276525X
No.51:
(5pt)

医療現場の臨場感

ラストでブラックペアンが重要な意味を持ってくる。
やっぱりミステリー色はない。ストーリーはシンプル。
しかし医療の専門用語がたくさんちりばめられているのに、気にならないスピード感は抜群。著者のバチスタシリーズでは最も早く読み切ってしまった。
病院の現実を描いた著者らしい作品だったと思う。
やはり気になったのが文庫で上下巻だったこと。このページ数なら一巻分でいいのでは。
ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)より
4062765268

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