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化合
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化合の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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STシリーズを最初から読んできたが、1巻目はキャラクターの造形が説明くさくて、 登場人物を素直に受け入れられず、エンターテインメントに無理に寄せている感じがあった。 巻を追うごとに筆がのっていく感があったが 本作はこれまでのエンタメ感はなく 骨太の警察小説という趣。 若かりし頃の菊川の目線で語られる一人称の物語は ゆるゆるとしたスタートから徐々にスピード感がアップし タイムリミットが迫るなか しっかりSTにつなげるラストは爽快。 多忙な検察官がそこまで強引なことをするかという点は違和感があったが この時間の流れの作り方は、さすが今野敏! 熟練の書き手による良作です! | ||||
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最後までSTメンバーの登場が無く、不思議に思っていたが、最後にその理由に納得した。STメンバーの活躍による科学捜査が行われない一方で、捜査本部の中での検事と刑事達の意見対立や所轄のベテラン刑事の捜査の妙を菊川刑事の目を通して描く展開は楽しく読めた。STシリーズの一作としての所以は最後に納得出来たものの、本作はシリーズから独立した著者ならではの警察小説として全ての今野敏ファンにお勧めです。 | ||||
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エピソード0とか序章といったタイトルの予想に反して最高傑作の一つだと思います。 自白の盲信等による冤罪を防ぐための確証として科学的証拠の位置付け,真実の追求こそが大切なことをうたっています。 また,権威/権力に抗することは難しいものの良心に照らして譲ることができない局面も時には存在することを示唆しています。 ただし,科学にも間違いが起こり得ることを知っておく必要もあろうと元科学者としては感じます。 結局のところ全ての点で整合性のあることが肝要だと改めて感じました。 | ||||
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読んでいて、警察・検察の仕組みがよくわかりました。展開を早く面白いし勉強になりました。 | ||||
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成程、こういう経験をしているから、菊さんは主線を外れた捜査をするSTにも理解があるのか。 と、思えた作品。 後半はドキドキワクワクして一気に読めた。 最後に爽快さが残るのが、このシリーズの良い所かも。 次作品も読んでみたい。 | ||||
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いつものようにSTの活躍・存在感が徐々に発揮されていく展開。結末が予想通りですこしがっかりかな。 | ||||
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至る前の菊川が担当した事件。この過程があってST やST メンバーに期待する想いがよりわかったかも。 | ||||
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シリーズとは全く違ってオーソドックスな警察小説として読むことができました。読むきっかけにはなりましたが、シリーズに結びつける必要はないかと。 | ||||
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いつもの特殊キャラのメンバーが登場しないので、どうかと思いましたが、そこは今野作品!あっと言う間に引き込まれて、最後まで、読破しました。 | ||||
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随分前にシリーズ通して読んだが、テレビ化で再読しました。 このシリーズは気軽に読めて、そこそこ楽しめます。 本当にこんな主人公たちがいたら楽しいだろうな。 | ||||
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公衆電話で十円玉積み上げて連絡をとったりと、 懐かしい1990年。 ほんのちょっと前のようなのに、なんかいろいろなことが 違ったんだなぁとすごく感慨深かった。 まさしく、携帯電話以前・以後では世界がずいぶん違ってしまったのだなと。 そして科学捜査もまだまだ幕開けしたばかりの時代。 まあそれはそれとして、 ほんとうになんていうか「冤罪」ってあるんだろうなと。 疲れ果てて「自白」してしまえば それを翻すのは本当に大変なことなんだなと。 しかし、今野さんの作品というか文章は読みやすいです。 すいすいと読めて、あれっと思ったときには読了 そして読了感がいいんだよねぇ 安心して読める作家さんです。 少し物足りないような気もするけど外れないというのは偉大です(笑) | ||||
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この作家の本が好きです。 これだけ、書店になかったので、手に入れられてよかったです | ||||
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このシリーズのスピンオフだったとは初めて知りました。キャラが生きていて、ハードボイルド。やはり今野敏先生のストーリーはぐいぐい引き込まれます。 | ||||
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菊川刑事の若かりし頃の話で、STの人たちはでてきませんが、とても面白く読めました。 | ||||
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STメンバーはいないけど、菊川刑事、三枝さんの若いころの物語。楽しく読みました。また一癖ある先輩滝下刑事と組んだ菊川刑事の苦悩の日々、滝下刑事の優秀さに気付いたときの心の変化。STメンバーと接する時の菊川刑事とは違う若い純粋な姿が面白かったです。 | ||||
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これを読まないと、「ST」のファン失格ですね。 STシリーズがお好きな方は是非どうぞ。 | ||||
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今野さんの長く続く人気シリーズ、STのスピンオフという感じの本作です。 舞台はバブルが弾けた直後、くらいの1990年です。 STシリーズでも活躍する菊川さんが、まだ新米っぽい雰囲気を出していて、楽しいです。 まだ携帯電話もパソコンもそんなに普及していない時代なので、刑事さん達の地道な聞き込み調査などが一つ一つ実を結んでいく過程が、良かったです。 そんなに派手な立ち回りとか全く無いし、STシリーズのような美形や特殊な能力のある方たちの活躍があるわけでもないのですが、読ませます。 私はSTシリーズを読んで、この本を手に取りましたが、この本だけ読んでも大丈夫だと思います。 でも菊川さんがこの後どう刑事として生きていくのか知りたくなったら、是非STシリーズまで読んで頂きたいと思います。 菊川さん、作者様に愛されてますね。 | ||||
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今野さんの小説の中でも、特に面白く仕上がっている作品のひとつと言っていいので はないでしょうか。 まぁまぁ、検事さんのキャラがステレオタイプというのはありますが、それにしても 読者を飽きさせないストーリー展開で、最後まで緊張感を持ったまま読むことができ ました。 満点の評価でいいのではないでしょうか。 | ||||
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色々なシリーズ物を書いている今野氏。その中でも著作数や人気で評価が高いSTシリーズ。 本作はそのSTシリーズのスピンオフとも言える作品なので、ある程度STシリーズを読んでからの方が楽しめると思う。 主人公はSTシリーズお馴染みの菊川警部補。シリーズでは45歳の設定だが、本作は30代半ばと言う時代。別途、シリーズで顔を出す三枝も少しだけ顔を出す。 さて肝心の本作に関しては、殺人事件の本部が立ち、菊川は(若手なので)ベテランの所轄刑事とペアを組む。ところがこのベテラン、菊川にはまるでやる気の無い様に見える。やる気が無い様に見えて実は・・・、と言うのは今野氏の著作に良く出る人物像なので、読み手にはわかり易い設定。 このベテラン刑事を含め、手柄をあせる検事、それと対立する現場と言った人物群はやや類型的か。 その類型的な人物群でやや評価は下がるが、それでも飽きさせる事無く読み進めさせてくれる筆力は流石だと思う。 惜しむらくは、心理描写が中心なので捜査内容(と言うか警察の動き)としては非常にお粗末。「普通、そんなの最初に調査するのでは?」と感じる点を後回しにしている。勿論、そうしないと物語が数ページで終わってしまうからだが、それだったらシロの容疑者をもっと読み手側にも「こいつ怪しい!」と思わせる設定にして欲しかった。 あとは科学捜査部分。最後のセリフでもST設立の予兆をさせているがこの科学捜査部分でも後付け感や無理やり感が有り、読み手としては本作の内容だけでは科学捜査の必要性を感じない。もっと科学捜査の必要性を感じられる設定でも良かったのでは?と感じる。 | ||||
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本作品の時代は,1990年6月の設定である. 1.検事主導でシナリオを作って現場捜査員を無視 2.科学捜査を無視するが,最後は,将来的にこれが主流となるだろうと,締めくくる. 3.DNA鑑定が主役を務めた足利事件が起こったのが1990年5月12日で,再審決定がなされたのが2009年6月24日 4.障害者郵便制度悪用事件で,村木局長(当時)が逮捕されたのが,2009年6月14日 5.本作品が佐賀新聞に連載開始されたのが,2009年11月2日 今は検事主導が批判されているが,1990年当時は当然だったかもしれない,そう思わせる作品である. この作者の常として,読みやすく,会話の多い,改行がよく行われている文章である.当たり外れの多い 作者であるが,今回は当たり.しかし,トリックは単純すぎる嫌いはある.当時30代半ばであった菊川 も,今は定年間近.その後,どのような刑事生活を送ったかを描いて欲しいものだ. 当時はそうだったが,いまはだいぶ変わった,これはヤング島耕作で使われている手である.そのため, 後出しじゃんけんの批判は免れないだろう.動機は不純だが,文章の読みやすさで4つ星. | ||||
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