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化合
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化合の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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これを読まないと、「ST」のファン失格ですね。 STシリーズがお好きな方は是非どうぞ。 | ||||
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今野さんの長く続く人気シリーズ、STのスピンオフという感じの本作です。 舞台はバブルが弾けた直後、くらいの1990年です。 STシリーズでも活躍する菊川さんが、まだ新米っぽい雰囲気を出していて、楽しいです。 まだ携帯電話もパソコンもそんなに普及していない時代なので、刑事さん達の地道な聞き込み調査などが一つ一つ実を結んでいく過程が、良かったです。 そんなに派手な立ち回りとか全く無いし、STシリーズのような美形や特殊な能力のある方たちの活躍があるわけでもないのですが、読ませます。 私はSTシリーズを読んで、この本を手に取りましたが、この本だけ読んでも大丈夫だと思います。 でも菊川さんがこの後どう刑事として生きていくのか知りたくなったら、是非STシリーズまで読んで頂きたいと思います。 菊川さん、作者様に愛されてますね。 | ||||
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今野さんの小説の中でも、特に面白く仕上がっている作品のひとつと言っていいので はないでしょうか。 まぁまぁ、検事さんのキャラがステレオタイプというのはありますが、それにしても 読者を飽きさせないストーリー展開で、最後まで緊張感を持ったまま読むことができ ました。 満点の評価でいいのではないでしょうか。 | ||||
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色々なシリーズ物を書いている今野氏。その中でも著作数や人気で評価が高いSTシリーズ。 本作はそのSTシリーズのスピンオフとも言える作品なので、ある程度STシリーズを読んでからの方が楽しめると思う。 主人公はSTシリーズお馴染みの菊川警部補。シリーズでは45歳の設定だが、本作は30代半ばと言う時代。別途、シリーズで顔を出す三枝も少しだけ顔を出す。 さて肝心の本作に関しては、殺人事件の本部が立ち、菊川は(若手なので)ベテランの所轄刑事とペアを組む。ところがこのベテラン、菊川にはまるでやる気の無い様に見える。やる気が無い様に見えて実は・・・、と言うのは今野氏の著作に良く出る人物像なので、読み手にはわかり易い設定。 このベテラン刑事を含め、手柄をあせる検事、それと対立する現場と言った人物群はやや類型的か。 その類型的な人物群でやや評価は下がるが、それでも飽きさせる事無く読み進めさせてくれる筆力は流石だと思う。 惜しむらくは、心理描写が中心なので捜査内容(と言うか警察の動き)としては非常にお粗末。「普通、そんなの最初に調査するのでは?」と感じる点を後回しにしている。勿論、そうしないと物語が数ページで終わってしまうからだが、それだったらシロの容疑者をもっと読み手側にも「こいつ怪しい!」と思わせる設定にして欲しかった。 あとは科学捜査部分。最後のセリフでもST設立の予兆をさせているがこの科学捜査部分でも後付け感や無理やり感が有り、読み手としては本作の内容だけでは科学捜査の必要性を感じない。もっと科学捜査の必要性を感じられる設定でも良かったのでは?と感じる。 | ||||
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本作品の時代は,1990年6月の設定である. 1.検事主導でシナリオを作って現場捜査員を無視 2.科学捜査を無視するが,最後は,将来的にこれが主流となるだろうと,締めくくる. 3.DNA鑑定が主役を務めた足利事件が起こったのが1990年5月12日で,再審決定がなされたのが2009年6月24日 4.障害者郵便制度悪用事件で,村木局長(当時)が逮捕されたのが,2009年6月14日 5.本作品が佐賀新聞に連載開始されたのが,2009年11月2日 今は検事主導が批判されているが,1990年当時は当然だったかもしれない,そう思わせる作品である. この作者の常として,読みやすく,会話の多い,改行がよく行われている文章である.当たり外れの多い 作者であるが,今回は当たり.しかし,トリックは単純すぎる嫌いはある.当時30代半ばであった菊川 も,今は定年間近.その後,どのような刑事生活を送ったかを描いて欲しいものだ. 当時はそうだったが,いまはだいぶ変わった,これはヤング島耕作で使われている手である.そのため, 後出しじゃんけんの批判は免れないだろう.動機は不純だが,文章の読みやすさで4つ星. | ||||
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私の知識不足なのかもしれないけれど、登場する検事があまりに常軌を脱していて、現実感がなかった。こんな人がまかり通っているとしたら、警察の世界は恐ろしい。また、最後の彼の反応もまた、それまでの言動からしてありえない気がした。 本庁捜査1課の若手と、所轄の古参刑事の掛け合いは悪くなかったが、古参刑事の人物像が前半と後半では、ひとりの人格と納得するには飛躍があったような気がする。 ストーリーの都合上、登場人物に、全く違った人格の動きをさせてしまったところが、この作品の無理があるように思う。 | ||||
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捜査を独断で主導する検事、疑問を持っても従わざるを得ない警察官たち。 そんな中で、やる気のなさそうな所轄のベテラン刑事とコンビを組まされた 本庁(警視庁)の真面目な若い刑事が、捜査に疑問を持ちつつも恬淡と捜査を進める。 中盤以降、所轄の刑事の意外な優秀さと信念に気づき、真相究明に共に尽力する。 検事と刑事の対立という設定が生かされていて、 真犯人究明までにタイムリミットが設定され、緊迫感が持続する。 文章は読みやすく、最後の勝利が恬淡と描かれていてもの足りなく感じるが、 読後感は爽やかである。 | ||||
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