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(短編集)
刑事のまなざし
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刑事のまなざしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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パターン化(少時虐待or家族崩壊⇒やむなく殺人⇒真犯人の自分の家族をかばって自首⇒涙涙涙の感動物語)による量産体制完了、って感じですか。ラスト1行を鍵かっこ会話(ex「仲間だ」)でしめるのも素敵。「神の子」の劇場用映画化も近い?残念ながらどの登場人物にも共感・同情・感情移入できません。 | ||||
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勧善懲悪ミステリーな短編小説でございます。 起こる事件のひとつひとつが痛々しく、眉根寄りっぱなし。 読後感微妙。 「んじゃ、オメーはもうこのシリーズ読みたくねぇのか?」と問われれば答は「否」。 「読む。 読ませておくれ」となること必定。 | ||||
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読みやすかったのたが、最終章で落胆。 妹を殺した相手を衝動的にということだが、その後の主人公のセリフが、ハンパなく矛盾している。 自分の身内を殺したかもしれない相手が、その罪を感じ続けていけるか確認したいと被害者は感じることがあるとか何とか、そしてそのために殺人者と結婚することがあるとか何とか?片や殺し、片や結婚って。 更正を望むとか望まないとか全然関係無いし。 もうこれただの好みだよね。 なんか、もっともらしく言ってる所がいろいろ怖い。 結局、犯罪を犯した者に対してきれいにまとめようとすると、矛盾するということだけは伝わってきた。 | ||||
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短編連作もので、まさにテレビドラマシリーズにうってつけ。 私は残念ながらドラマは見ていませんが、こちらの小説を読むと、一つひとつの章に、短いながらも奥深いストーリーと人間模様が詰まっているし、夏目刑事の鋭い人間観察眼と推理にも驚かされ、申し分なく面白く、さぞ映像映えするだろうと思いました。 夏目刑事の推理(犯人を追い詰めるときの言葉)が明かされる際に、それまでなんの伏線もないため、「えっ、そうだったの!?」と驚くと同時に、読者として若干置いてけぼり感を感じました。 夏目刑事が一つの謎を追うような長編を読んでみたいです。 | ||||
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ドラマ化されたのを見ていましたが、読み返して改めていい作品だったなと思いました。 他人にお勧めできる本です。 | ||||
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とりあえず、全然小説なんて読みたくない。今までの自分の好きだったもの、 皆大嫌い。 というモードに入って半年。 そうなるととてもとても暇なので、iPADで無料で読める漫画と、無料で出来る ゲームばっかりしていても、つぶれない暇ができて。 そんな時に手に取りました。 とりあえず、今が旬の薬丸さんなので、結構安心して読めました。 薬丸さんでは、恐らく初めてでしょう、連作もの。 主人公は夏目さん。薬丸さんお得意の法務技官から転職した刑事。 その刑事さんが、名探偵なり、名推理。次々と事件の糸口に切りかかる。そして 明かされた悲しい事実とは。 という連作もの。 最終話が、何となく想像がついてしまったのですが、それでも安定した筆運び。 そしてストーリー展開。そこまでの一つ一つの短編が、夏目さんを描くのにとても 効果的で、最後の話の、ホントに最後のところで呟く主張と言うのが、響きました。 90点。 少年院の医師と言うのをやっていたりすると、少年院の子供たちと言うのは、 蘇生能力が高いのか、ただ単に愛情に飢えていたのか。しっかり食事をとって、 会話を重ねると、生き生きとしてくるのが、とてもうれしい。 でも、再犯の話を聞くととても悲しい。 そんな気分を思い起こしてくれたお話でした。 減点は、それでも無理があるよなあ。と言う設定。でも〇かな。 でも何にもしたくない、何にも読みたくない、なんて気分でも、安定して 読めます。そんな人、そんな時にお勧めします。 | ||||
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薬丸学さんについては、江戸川乱歩賞受賞作「天使のナイフ」以来のファンであるが、一作一作ごとに味わいがあり、 且つまた、作品の底に流れる作者のテーマが重く心に響く。 理不尽な事件や出来事に対する、やり場のない辛さ、やるせなさ、どこにもぶつけられない怒りと向き合う人々の姿が、 読む者の心を鷲づかみにして離さない。 夏目は何を思い、何を支えに酷な現実を耐えて生きているのか? 単に、ワクワクドキドキするだけのミステリーとは完全に一線を画している。 ミステリーとして物語を堪能し、そして読み終わった後は登場人物のそれぞれに思いをはせながら本を閉じる。 松本清張亡き後、現代の社会はミステリーの第一人者と呼んでも決して過言ではないだろう。 夏目のその後は「その鏡はうそをつく」「刑事の約束」を読むことでうかがい知ることができるが、 その姿もまた、人としての懊悩を抱えながら生きる姿が描かれている。 | ||||
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薬丸 岳 氏の作品は、いつも一気読みです。ストーリー展開の軽妙さが良いです。まだ読んでいない作品は全て購読しようと思います。 | ||||
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どの話も面白かった、夏目信人に、椎名結平がだぶる。他の作品も読んでみよう。 | ||||
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大好きな一冊になりました。 夏目さんの心の強さと優しさに触れ、 心が動かされ、 自分の中に新たな基軸が生まれました。 | ||||
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人間の心の弱さを見事に描き切っています。 悪人だから犯罪を犯すわけではない。 善人だって、どこかに心の弱さを持っている。 そんな人の哀しさの描写が素晴らしい。 でも、ほぼ原作通りだったテレビドラマのほうが、説得力があったので、星は4つにしました。 それでもおすすめの作品であることまちがいありません。 | ||||
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この著者の作品はどれも面白いですね! 本作は特に読み易いと思います。 | ||||
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テレビ放映は知ってましたが、まさか薬丸さんとは・・・。 7章で構成され、ラストで完結します。 とにかく面白かったです、テレビみておけばよかった・・・。 | ||||
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一話一話の事件のあらましは決して後味のよいものだとは言いがたい。 しかし、主人公夏目の優しい「まなざし」が見事にそれを浄化し、胸を打つストーリーに仕上げている。 人が人の罪を暴こうとするときに必要なのは1つの疑いと9の他者に寄り添う気持ち。 罪を犯す側・隠すの人間にも 愛しい誰かの存在があり、その存在のために罪を犯したり、隠し立てをしようとしている。 ということはどこかで何か歯車が狂えば、誰しもが罪を犯してしまう可能性を秘めているということであろうか。 人は大なり小なり罪を犯し、犯されながら生きている。 どうしたら罪と向かい合うことができるのか。どうしたらその罪を償うことができるのか。 せわしなく過ぎていく日々に、ふと立ち止まってこの一冊をかみしめたいと思った。 | ||||
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TVで「刑事のまなざし」を観て原作を読みたくなりました。 読んでみてわかったのは,TVが本作からインスピレーションを得て,いくつかのプロットを拝借し,独自の番組になっていたことです。夏目役の椎名桔平はそれほど好きな俳優ではなかったものの,この場組を観てその演技力の高さを再評価していました。椎名桔平の夏目像,そして夏目のまなざしがなければこの番組は成立しなかったようにも思えます。 原作は一番最後に収められている「刑事のまなざし」として点と線が結びつき収束する短編集です。それぞれの短編が夏目以外の視線で描かれています。中には二人の視線でまとめられている作品もあります。他者の意識の流れを通して夏目の人柄が少しずつ浮かび上がってくる。そして,夏目のまなざしが読者の中にイメージされていく。そういう短編が有機的に結びついた短編集になっています。 TVでは描けない犯罪の生々しさや猥雑さや人の心の闇が薬丸氏の言葉で描かれており,TV版で描かれる夏目とその妻や娘との温かい姿は直接的には描かれていません。TV版はとてもマイルドでわかりやすくなっています。TV版はTV版としてとてもよい番組だったと思います。しかし,原作は原作として魅力ある作品として仕上がっていますので,興味がある方は是非お読みください。続編が読みたいという気持ちもありますが,夏目が登場する作品は,これはこれで終結させてもよいと思いました。続編が出版されていますが,読むべきかどうか迷っています。 | ||||
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母がドラマを見ていたので、気になって原作を手に取りました。 警察官は人を疑う生き物であるという固定観念を毎回覆していく様、洞察力が鋭いという設定は少しありきたりでしたが、前職が法務技官というのは今までに無いもので面白かったと思います。 | ||||
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ドラマより先行して読みました。原作は、今までにない観点から作り上げた作品だと感じました。読み終わった後に面白いと思うかどうかは好みに大きく左右されると思います。私は個人的に好きな作品です。ドラマは完結しませんでしたが、原作は完結しています。 | ||||
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主人公の夏目信人はかつて法務技官として少年鑑別所などで、少年に向き合う仕事をしていた。しかし、ある事件がきっかけでその職を辞し、警察官になった変わり種の男である。そんな男が向き合うことになるのは、いうならば社会の陰で苦しんでいる人が関係している事件である。そして、夏目は、鋭い観察眼で事件の関係者から本音を拾い上げていく。本書は7つの短編から構成されている。短編としての完成度も高い。しかし、それぞれの物語につながりがあり、最後まで読み進まなくてはわからない謎もある。その展開のすばらしさにも感心した。心情がうまく描かれた極上のミステリーだ | ||||
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東野圭吾・宮部みゆきの作品が好きなので両者とは異なる視点の作風が気に入りました。 | ||||
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テレビドラマの『刑事のまなざし』はかなり変わった刑事ドラマで、原作があるというので読んでみることにした。 始めの6編はなかなか面白と思って読み進んだ。 今までにない刑事物で、文学性も高いように感じた。 弘兼憲史の『ハローハリネズミ』を思い出した。 しかし、最終章の『刑事のまなざし』を読み終わったら気分が悪くなった。読書をしてこんな不快な思いになるのは久しぶりだった。この章で夏目の娘の事件の謎が明らかにされるのだが、あまりにもご都合主義的というか狭い範囲の人間関係の中にすべての事件を込めている。そしてそれがどれも救いようもないくらい、浅い背景だ。 この著者はよほど不幸な屈曲した人生を送ってきたのだろうか。私には全く共感できない世界である。 | ||||
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