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罪深き海辺
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罪深き海辺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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舞台はJRで都心から2時間程度の海辺の町・山岬。 日本中どこにでもありそうな、かつては漁業で栄えた港町の、 かもめしか来ないような寂れたマリーナを巡って繰り広げられるドラマです。 都会の情景はほとんど登場しないところが、大沢作品の中では異色かもしれません。 地方都市のありふれた日常に、一人の謎めいた男が突如現れることにより、 渦巻く欲望のあちこちに波紋が生じ、人が死んでいきます。 ストーリーの細かなところでやや説得力を欠くものが無いこともないのですが、 平易な文章で読みやすく、次の展開が気になって仕方なくなる、 娯楽小説としては非常に良く出来た作品で、一気に読んでしまえます。 登場するのは、地元の警官とヤクザと山岬市民達で、 主人公・干場は、颯爽とした長身のスポーツマン。 朴訥な台詞に好感が持てます。 新宿鮫のヒリヒリするような緊張感や、鮫島のようなニヒルさはやや薄いのですが、 大沢小説の新たなキャラクターとなり得るのではないでしょうか。 私はとても楽しめました。 | ||||
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うーん、最初から何ら新味もない展開で退屈な文章が続く。 登場人物はみなステレオタイプ的で、当然、その行動も 分かりやすく面白みがない。 はっきり言って駄作だと思います。 | ||||
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対立する複数組織に牛耳られた街に、風来坊がフツと立ち寄り、何気ない軽い調子で、これらを壊滅に 導く。読み出しは丸々、黒澤明監督の[用心棒]か、マカロニウエスタンと呼ばれた映画[荒野の用心棒]の オマージュか?と疑ったが、どうしてどうして、私には[ザ・ジョーカー](1 の方、続編は駄目だった。) 以来の会心作と思われた。最近のロシア、中国、台湾マフィアがどうのこうのという、くどい 解説がなく、絞り込んだストーリーをグイグイ読ませていく。結構どんでん返しも用意されており、 それをサラッと見せるのも旨いと思いました。 500ページ一気読みでした。この一作は海外のミステリーと比しても遅れはとらないなぁ。 題名も[ゾンビシティ]から改題して、良かったんじゃないでしょうか? 題名が結構物語の本質を表わしていると、思います。 | ||||
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ピーンと張った一本の糸のように、ノンストップで最初から最後まで語られるから、きりのいい場所がなくて、読みだすとやめられない。息もつかせないとはこのことだ。 しかも予想通り(?)、終盤には読者を裏切るような謎解きがあるのだけど、とても気持ちのいい裏切りなので読後感も爽快! 主人公の干場功一が、爽やかで強くて、そのお陰でジメジメした話も明るく楽しめる。 ハードボイルド好きにはおすすめです! | ||||
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