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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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主人公の刑事と、女殺し屋の血塗られた追跡劇をドライかつハイテンポで描いたアクション作品。 本作は、大藪春彦へのオマージュ作品である。 矢作氏はチャンドラーの影響が色濃い作風が多いため、満足に描けているかどうか不安であったが、読むと杞憂に終わるだろう。 むしろ、大藪氏の欠点である必要以上の銃器や車の解説などを適度に抑え、逆に映画的な表現を多用することで、容易にイメージしやすい世界観を生み出している。 しかし、強引に多くの要素を盛り込もうとしたせいか、ストーリーの展開がいま一つの出来になってしまったのが悔やまれる。 それでも、アクション小説そのものどころか、書ける作家が少なくなってしまった現在、ダイナミックな作品を読めること自体に大きな価値がある。 | ||||
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車盗の現場を張り込んでいた刑事。張り込み中、ティファニーのショーウィンドーに銃撃を加え宝石を持ち去った女を見ていた隙に相棒が惨殺される。 その女の影を追っていく刑事だが、その行き道は死屍累々とした血の行程だった、と言う話。ロシアマフィアや中華系マフィアの暗躍、謎の女の八面六臂の殺戮劇など、アクション要素は満載。最終局面まで正にノンストップのストーリー。 表現も矢作氏特有のウィットの溢れたものが多く、その点も評価できるのだが、女の押し出しが強すぎて正直ほかのキャラが全部飲まれてしまっている点が残念。 アクション小説が好きな人なら満足できるが、読後に意外と何も残らないかもしれない。 | ||||
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