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刑事の墓場
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刑事の墓場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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『脳男』は、ハードでスリリングな作品だった。 『刑事の墓場』も同じテンションを期待すると、あっさり裏切られてしまうかもしれない。ノホホンとは言わないまでも、テレビドラマでよくお目にかかるような、どこにでもある緩やかな刑事ものである。 警察組織からのはみ出しものが集まる動坂署。青天の霹靂で転任してきた雨森警部補は、やる気がない。そんななか、雨森は、傷害事件の被害者 小須田里香の自宅を訪ね、そこで里香の死体を発見してしまう。事件が解決できなければ、動坂署の取りつぶしという噂も取り沙汰されてされてきた。吹き溜まりの刑事達が重い腰をあげ始める ・・・ 読み始めは、コメディタッチの刑事ものかと思いきや、そこまでもいかず。警察内部の内紛劇にがっちり絡みそうでそうでもなく。実は、皆優秀な刑事たちでしたというのはわかるのだが、個性がいまいち発揮されていないという中途半端さが歯がゆかったりする。事件の顛末も平凡だ(『脳男』と比較しているのが悪いのか)。 刑事たちがそれぞれの得意技をいかして、事件の真相を突き止めていく様はスピード感はある。しかし、ラストに明らかになる、何故、刑事達が動坂署を守ろうとするのかという動機に脱力したりする。不貞腐れていた雨森が、徐々に刑事としての本分に戻るという展開としては、本作品だけでは弱いのだろう。 シリーズものの第一弾であるなら、まぁ良いかとなるが、続編はないみたいだね。 | ||||
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犯人捜しの小説としては物足らなさが残るストリーしかし警察物としては新しい部分を掘り起こして結構面白い展開ですが、なぜ主人公が動坂署に飛ばされたか疑問のままです、ラストの温泉の話も少し強引な閉めかたでは。 | ||||
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「拗ね者集団が動き出す」という設定自体は月並みだが悪くないので、脳男の作者の料理方法に期待したのですが・・。 謎解きの醍醐味と終盤の快感は得られましたが、類型的で新鮮味はありませんでした。前半のユーモラスな感じが良い味付けだったのですが、後半それを減らしてサスペンスフルになったものの人物造形が平坦になってしまいました。各登場人物のその後についても決着をきちんとつけて欲しかったです。悪役についても。 ただ主人公も脇役の刑事たちも好感がもてて筋運びも無理がなく一気に読めました。・・ 脳男の続編の方が読みたいです。 | ||||
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「拗ね者集団が動き出す」という設定自体は月並みだが悪くないので、脳男の作者の料理方法に期待したのですが・・。 謎解きの醍醐味と終盤の快感は得られましたが、類型的で新鮮味はありませんでした。前半のユーモラスな感じが良い味付けだったのですが、後半それを減らしてサスペンスフルになったものの人物造形が平坦になってしまいました。各登場人物のその後についても決着をきちんとつけて欲しかったです。悪役についても。 ただ主人公も脇役の刑事たちも好感がもてて筋運びも無理がなく一気に読めました。・・ 脳男の続編の方が読みたいです。 | ||||
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