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旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦



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旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦の評価: 4.45/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(3pt)

ここまでは順調ですね。

彼らが言うすべてのことは、より多くの! 速い船積みが付いている大きいプロダクト!!!非常にクールな、製品としてアドバタイズされます。 高品質.価格を打つことができない!次の時間を返す価値がある 価格のためのかなり気の利いた あまりにもそれを愛した! 高い費用効率の高い特別なデザインは、私が非常にそれを愛するようにします。 私はそれを受け取った後、全体的なテストを行った。
旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)より
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No.10:
(3pt)

盛り上げ方が上手い

2005年に出たカッパ・ノベルス版の文庫化。
 『聖遺の天使』につづくシリーズ第2弾。
 レオナルド・ダ・ヴィンチが探偵役を務める短編5本が収められている。
 前作から読むべき。人物関係などの把握のためにも。
 正直に言って、トリックはどれも大したことがない。しかし、それを物語として上手く処理しているところに魅力がある。ディテールが巧みにつくられ、盛り上げ方も巧みだ。しかし、短編ということもあってか、前作よりも人物の魅力が薄いように感じた。
 ルネサンス期イタリアの耽美な世界にどっぷりと漬かることができる。
旧宮殿にて  15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:旧宮殿にて 15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)より
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No.9:
(5pt)

探偵役は、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ

◆「忘れられた右腕」

  ナポリ大使の秘書官が、大枚をはたいてミラノの美術商
  から、古代ローマ時代の作品とおぼしき彫像を購入する。

  ルドヴィコは、秘書官から彫像の警備を依頼され、ミラノ王宮の衛兵をその任
  に当てるのが、なぜか右腕だけを残し、彫像は忽然と消え失せてしまう……。


  冒頭でチェチリアが遭遇する出来事から、あっさり真相を見抜く人も
  いると思います。しかし「なぜ右腕だけが残されたのか」という問い
  に対するスマートな逆説的解答は、やはり素晴らしいです。



◆「ウェヌスの憂鬱」

  大聖堂八角塔の設計案選考会が行われている
  旧宮殿で、建築家が一人の詩人を殺害する。

  建築家は、ある女性との関係をネタに脅迫されていたのだ……。


  殺人の場面から始まるという倒叙スタイルの作品。

  お約束の物理トリックに加え、叙述トリックやダイイング・
  メッセージなど、多彩な趣向を堪能することができます。

  また、本作が本書の掉尾を飾るという構成が採られることで、
  叙述トリックを、より効果的に機能させているのが秀逸です。  

  

◆「愛だけが思いだされる」



◆「窓のない塔から見る景色」



◆「二つの鍵」




旧宮殿にて  15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:旧宮殿にて 15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)より
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No.8:
(4pt)

ダ・ヴィンチにした理由は?

歴史上の人物を登場させた推理小説と来れば、私の大好物である。時代背景もよく書かれており、この時代をよく調べて書いたのだろうなと思う。
 しかし、五つ星でない理由はつい柳広司の「饗宴ーソクラテス最後の事件」や「はじまりの島」などと比べてしまうからである。柳広司の作品もまた、歴史上の有名人物を探偵役とするが、事件は虚構でありながら、その人物(ソクラテス、ダーウィンなど)のその後の(実際の)人生の転機となっている。
 今のところこのシリーズは、この当時の知識人で芸術的才能もある人物(確かにこの時代、すぐに思いつくのはレオナルド・ダ・ヴィンチではあるが)であれば誰でも良かったのではという疑問を払拭するところがなく、そこが私にはマイナス要因と感じられる。
 今後、彼でなければならない理由があったのかどうか、また、チェチリアが「史実に反して」ルドヴィコの愛人ではない理由はなんなのか。その辺りが明かされるのを待とうと思う。
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No.7:
(4pt)

ダ・ヴィンチにした理由は?

歴史上の人物を登場させた推理小説と来れば、私の大好物である。時代背景もよく書かれており、この時代をよく調べて書いたのだろうなと思う。

 しかし、五つ星でない理由はつい柳広司の「饗宴ーソクラテス最後の事件」や「はじまりの島」などと比べてしまうからである。柳広司の作品もまた、歴史上の有名人物を探偵役とするが、事件は虚構でありながら、その人物(ソクラテス、ダーウィンなど)のその後の(実際の)人生の転機となっている。

 今のところこのシリーズは、この当時の知識人で芸術的才能もある人物(確かにこの時代、すぐに思いつくのはレオナルド・ダ・ヴィンチではあるが)であれば誰でも良かったのではという疑問を払拭するところがなく、そこが私にはマイナス要因と感じられる。

 今後、彼でなければならない理由があったのかどうか、また、チェチリアが「史実に反して」ルドヴィコの愛人ではない理由はなんなのか。その辺りが明かされるのを待とうと思う。
旧宮殿にて  15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:旧宮殿にて 15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)より
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No.6:
(5pt)

あいまいな関係

巨匠レオナルドとミラノ宰相ルドヴィコ、白テンを抱く貴婦人のモデルチェチリアの交友とその周りで起きる事件を描いた短編集。

 短編集なのだけれど、一つのテーマに基づいて書かれている感がある。ミステリー風に書かれていて、それぞれの作品で事件は完結しているのだけれど、この一本の芯自体が全体での伏線として機能していると思う。掲載順が絶妙。連載を読むよりも、一冊で読んだ方が多分良い。

 読み終わってから、彼らが実在の人物であることを知った。実在の人物と時代背景を基にして作品を書くのは、怖いけれど、奇妙なリアリティがあって面白いと思う。今後もこういう作品、書いてもらえないかなあ。
旧宮殿にて  15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:旧宮殿にて 15世紀、ミラノ、レオナルドの愉悦 (光文社文庫)より
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No.5:
(5pt)

あいまいな関係

巨匠レオナルドとミラノ宰相ルドヴィコ、白テンを抱く貴婦人のモデルチェチリアの交友とその周りで起きる事件を描いた短編集。
 短編集なのだけれど、一つのテーマに基づいて書かれている感がある。ミステリー風に書かれていて、それぞれの作品で事件は完結しているのだけれど、この一本の芯自体が全体での伏線として機能していると思う。掲載順が絶妙。連載を読むよりも、一冊で読んだ方が多分良い。
 読み終わってから、彼らが実在の人物であることを知った。実在の人物と時代背景を基にして作品を書くのは、怖いけれど、奇妙なリアリティがあって面白いと思う。今後もこういう作品、書いてもらえないかなあ。
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No.4:
(5pt)

名探偵ダ・ヴィンチ

画家、建築家、彫刻家と、多彩な才能を持つ、レオナルド・ダ・ヴィンチ。『最後の晩餐』などの作品は有名だけれど、その人となりは、それほど多く伝聞されていないと思う。史実や作品を通しての輪郭とかは、調べればある程度わかるだろうけれど。それにしても、そのダ・ヴィンチを名探偵に仕立てるとは。

当時の時代背景も、小道具も、舞台となるミラノとその周辺国との関わりも、美術、音楽、芸術、医学の当時の状況も、かなり盛り込まれている。贋作に使われる素材、なんていうのも、非常に興味深かった。

かなり資料を読み込んでいるんだろうけれど、でも資料の羅列にならず、ストーリーにさりげなく取り入れているところが、読みやすさになっているのかも。

本格的なミステリーなんだけれど、トリックや事件の謎解きに、ダ・ヴィンチの多彩な知識や才能が活かされて、その鍵は、結構身近なところに隠れていたり。

気まぐれで、理屈屋で、つかみ所がなく、それでいて非凡な才能を持つ人物。ダ・ヴィンチって、こんな人だったんだろうな、と妙に納得させる文章の巧さ。

歴史小説的な要素を多分に盛り込みながら、謎解きの醍醐味も味わえ、シャープで洗練された表現も多い。ダ・ヴィンチ以外の主要登場人物も好ましく、不可能犯罪と思われる事件を、最後にずばっと解き明かすダ・ヴィンチが格好いい。
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No.3:
(5pt)

名探偵ダ・ヴィンチ

画家、建築家、彫刻家と、多彩な才能を持つ、レオナルド・ダ・ヴィンチ。『最後の晩餐』などの作品は有名だけれど、その人となりは、それほど多く伝聞されていないと思う。史実や作品を通しての輪郭とかは、調べればある程度わかるだろうけれど。それにしても、そのダ・ヴィンチを名探偵に仕立てるとは。

当時の時代背景も、小道具も、舞台となるミラノとその周辺国との関わりも、美術、音楽、芸術、医学の当時の状況も、かなり盛り込まれている。贋作に使われる素材、なんていうのも、非常に興味深かった。

かなり資料を読み込んでいるんだろうけれど、でも資料の羅列にならず、ストーリーにさりげなく取り入れているところが、読みやすさになっているのかも。

本格的なミステリーなんだけれど、トリックや事件の謎解きに、ダ・ヴィンチの多彩な知識や才能が活かされて、その鍵は、結構身近なところに隠れていたり。

気まぐれで、理屈屋で、つかみ所がなく、それでいて非凡な才能を持つ人物。ダ・ヴィンチって、こんな人だったんだろうな、と妙に納得させる文章の巧さ。

歴史小説的な要素を多分に盛り込みながら、謎解きの醍醐味も味わえ、シャープで洗練された表現も多い。ダ・ヴィンチ以外の主要登場人物も好ましく、不可能犯罪と思われる事件を、最後にずばっと解き明かすダ・ヴィンチが格好いい。
旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)より
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No.2:
(5pt)

ダ・ヴィンチ・ソート

ひとむかし、いや、ふたむかしくらい前にもうなるのか、その時までは、「SF作家」といえば、なんと言うか、とにかくオールジャンル何でも書けるひとのことだという印象があった。栗本薫、笠井潔、菊池秀行、山田正紀などの作家活動、作品群の影響大なんですが、露骨に言ってしまえば、SF作家はミステリーも書けるけれど、ミステリ作家はSFが書けないと、そんな感じがあったわけです。無論そんなことはないわけですが。で、新本格が台頭し、それらの作家がSF(ないし超現実)的な設定を導入し始め、ついでに言うなら名探偵キャラがやおい市場に流通し始めてから、なんとなく上記の印象は逆転しだしたわけなんです。まぁ、時の勢いというやつ。――今若いひとたちは、どういう印象持っているのかいないのかわからないけれど、本書の作者は、久しぶりに、オールジャンル作家としてのSF作家を感じさせてくれるひとであるわけです(ジャンルの中にラノベも入っていますよ)。
 本作は堂々たる歴史ミステリで、徒に晦渋にならない筆運びでうまく大衆(探偵)小説の枠組みに収めた。つまりは、「SF」的思わせぶりを断ち切って、「ミステリ」作家に身をやつしている――ということなんです、「オールジャンル」という意味は。収録作品はどれもシンプルなトリックで、ミステリアスな物語を見事に演出しているが、『ザ・ベストミステリーズ2005』『本格ミステリ05』双方に採録された「二つの鍵」は論理パズルのスリルを存分に堪能できる名作。何でこれが推協賞とれなかったんでしょう。推協くそたわけ。
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No.1:
(5pt)

ダ・ヴィンチ・ソート

ひとむかし、いや、ふたむかしくらい前にもうなるのか、その時までは、「SF作家」といえば、なんと言うか、とにかくオールジャンル何でも書けるひとのことだという印象があった。栗本薫、笠井潔、菊池秀行、山田正紀などの作家活動、作品群の影響大なんですが、露骨に言ってしまえば、SF作家はミステリーも書けるけれど、ミステリ作家はSFが書けないと、そんな感じがあったわけです。無論そんなことはないわけですが。で、新本格が台頭し、それらの作家がSF(ないし超現実)的な設定を導入し始め、ついでに言うなら名探偵キャラがやおい市場に流通し始めてから、なんとなく上記の印象は逆転しだしたわけなんです。まぁ、時の勢いというやつ。――今若いひとたちは、どういう印象持っているのかいないのかわからないけれど、本書の作者は、久しぶりに、オールジャンル作家としてのSF作家を感じさせてくれるひとであるわけです(ジャンルの中にラノベも入っていますよ)。
 本作は堂々たる歴史ミステリで、徒に晦渋にならない筆運びでうまく大衆(探偵)小説の枠組みに収めた。つまりは、「SF」的思わせぶりを断ち切って、「ミステリ」作家に身をやつしている――ということなんです、「オールジャンル」という意味は。収録作品はどれもシンプルなトリックで、ミステリアスな物語を見事に演出しているが、『ザ・ベストミステリーズ2005』『本格ミステリ05』双方に採録された「二つの鍵」は論理パズルのスリルを存分に堪能できる名作。何でこれが推協賞とれなかったんでしょう。推協くそたわけ。
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