ワイヤレスハートチャイルド
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ちょっとSFがかったミステリ。 日常の謎系の話で、寮に現れる幽霊の正体、ロボットと人間の行き違いの原因などが、名探偵によって解き明かされる。 ただ、いずれも強引すぎるというか、無理矢理こじつけたような解決であり、かなり不満が残った。 人物造形が独特で、主人公である青年、名探偵、ヒロインたる少女、友人たちのいずれもが嫌な性格をしている。読者の感情移入を拒絶するような描き方だ。しかし、そこにリアリティがあり、小説としての魅力を感じさせられた。 | ||||
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ネタバレになるので詳細は書きませんが、ミステリとしては一点NGな点が見られました。 が、そこがこの作品の肝でもあるので、これを指摘するのは野暮なのでしょうか…………。 それを除けば、読みやすく淡々とした形のストーリーですね。 170ページほどなので、少々ボリューム不足な感じもしました。 キャラクターは魅力的なので、もっと見せ場がほしかったです。 全体的にほんわか、まったりしているので、さらっと読めますよ。 | ||||
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喫茶「織葉庵」の面々――アルバイト店主の宮城、古参のアンドロイド従業員なつみさん、常連客の氷上秋水先輩・・・――を描いた青春SFミステリー。忘れ難い味わいの作品です。 凶悪・明白な刑事犯罪が起きる訳ではないので、ほのぼの路線の「コージーミステリ」かと思わせるかもしれませんが、その実はとても重く、深く、鮮烈です。SFとしても(例えばロボット・テーマとして)充分に読みごたえがあります。 そして何より、純粋に小説として素晴しいです。これほどの小説を、私は近年読んだことがありません。短い(200p未満。ノヴェラです)ながらも、才人・三雲岳斗の最高傑作だと思います。 三雲岳斗のファンは、おそらく (1)電撃文庫や角川スニーカー文庫のライトノベル作品を愛読している人 (2)「M.G.H」や「聖遺の天使」などのハードカバーを愛読している人 に大別されると私は推測しています。そして、ファンの層が二極分化しているが故に(どちらの好みからも多少外れた)この「ワイヤレスハートチャイルド」はマイナーなのでしょう。しかし私はどちらの方々にも自信を持って本作をお奨めします。(1)の方には「たまには単発もいいですよ」、(2)の方には「表紙に騙されるな!」という言葉と共に。 | ||||
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