M.G.H. 楽園の鏡像



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初公開日(参考)2000年05月
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長編小説

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M.G.H. 楽園の鏡像 (徳間文庫)

2021年06月08日 M.G.H. 楽園の鏡像 (徳間文庫)

無重力の空間を漂っている死体は、まるで数十メートルの高度から落下したかのように損壊していた。日本初の多目的宇宙ステーション『白鳳』で起きた不可解な出来事は事故なのか他殺なのか?従妹の森鷹舞衣の“計略”により、偽装結婚をして『白鳳』見学に訪れていた若き研究者鷲見崎凌は、この謎の真相を探るため、調査に乗り出すことになった…。第一回日本SF新人賞受賞作。(本格SFミステリー)(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

M.G.H. 楽園の鏡像の総合評価:6.83/10点レビュー 12件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

M.G.H. 楽園の鏡像の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

M.G.H. 楽園の鏡像の感想

これは好みの作品ですね。埋もれてました。

冒頭から始まる『無重力空間での墜落死』という不可解な状況の提示は魅力的です。
宇宙ステーションが舞台なのでSFとなりますが、何でもありの奇想のSFではなく、ほんの少し先の未来が舞台である現実的な世界を描いてます。

また、理系用語豊富ですが教養範囲。特殊なものは丁寧に説明されています。
ライトノベルも描く方なので、キャラの気持ちも入りやすい。
本書は初心者から楽しめるSFミステリだと感じました。
なんとなく、森博嗣『すべてがFになる』の設定や雰囲気を色々と感じましたが、
S&Mシリーズが好きな方には本書も好まれると思いました。

事件の魅力も然る事ながら、テーマ性もよかったです。
『ミラーワールド』と表現された、現代で言うインターネットのバーチャル空間においての相手との対話。
相手は人なのか人工知能なのか。人の死後、その人の情報はネット中にどのように存在し続けるのか。と、語りかけられるテーマに面白く触れられました。
2作目の『海底密室』にも話題として出てきましたが、ネットと言う新たな世界での『人の存在』を意識させられました。

SFを読みなれていないのもあって、宇宙での表現方法が新鮮でした。
気に入った所を引用しますと、
>舞依の瞳から、涙がこぼれた。地上に比べて、ほんの少しだけ、ゆっくりと流れ落ちるその透明な液体を、凌はとても綺麗だと思う。
重力の違う宇宙空間にいる事を感じさせる表現が素敵です。

シリーズをもっと読みたいのですが、無いのが残念。
よい作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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未読の方はご注意ください

No.10:
(3pt)

ユニークなアイディアだが物語の進展が冗長(ネタバレ注意)

帯のキャッチフレーズや裏表紙の作品紹介文が読者の関心を誘う。曰く「無重力空間に浮かぶ墜落
死体・・・」と。しかし、なかなか本題に移行せず閉口する。ユニークな事件だけに宇宙ステーショ
ン白鳳の内部見取り図などを挿入してあれば、もっとイメージし易かっただろうと思う。
(以下ネタバレ)
 犯人の殺人動機については、己のレゾンデートルを量子力学の不確定性原理に例えた点。少しタフ
だった。最も好ましかったのは、何と言っても舞衣のイケイケぶり。いじらしくまた切なかった。
M.G.H.―楽園の鏡像Amazon書評・レビュー:M.G.H.―楽園の鏡像より
4198611947
No.9:
(2pt)

つまらない不満点

手軽に持ち運びできる文庫版。
表紙も今どきで良いです。
ただ、挿絵が欲しかった。
M.G.H.―楽園の鏡像Amazon書評・レビュー:M.G.H.―楽園の鏡像より
4198611947
No.8:
(4pt)

第1回日本SF新人賞受賞作

第1回日本SF新人賞受賞作

SF的設定を活かした本格ミステリ
多目的宇宙ステーションの無重力の空間に漂う「墜落したような」死体の謎を探る

2000年に単行本として出版された作品の文庫化
仮想現実と現実の差についての議論は、2010年の現在においては少々陳腐化してしまった感も・・・

SFならではの特殊な設定を上手に活かし、興味深い「謎」を提供してくれます
M.G.H.―楽園の鏡像Amazon書評・レビュー:M.G.H.―楽園の鏡像より
4198611947
No.7:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

「無重力下の墜落死」&「気密状態のステーション内の真空暴露」


「無重力下の墜落死」と「気密状態のステーション内の真空暴露」
という二つの特殊状況における怪死が扱われているSFミステリ。

どちらの謎も、義務教育レベルの理科知識をもとに、明快に解明されます。
(前者は、死体が与圧服を着ていた理由やタイトルが暗示する死因の変換、
 後者は、現場のすぐ外側に、宇宙という真空の空間があることを利用した
 ミスディレクションがそれぞれ秀逸でした)。


また、そうしたハウダニットだけでなく、仮想人格を持つ人工知能が存在するような世界
であってもけっしてなくなることのない、人の業を淵源とするホワイダニットも印象的です。

そして、“重力”を操ることで、現実に対して己の存在証明をしようとした犯人と、
自らの人格を電子化し、ネットの住人となることによって“重力”の呪縛から逃れ、
現実を超越しようとしたある科学者との対比は、生と死、現実と仮想といった概念
の変容と振幅を端的に形象化しているといえます。





M.G.H.―楽園の鏡像Amazon書評・レビュー:M.G.H.―楽園の鏡像より
4198611947
No.6:
(3pt)

う〜ん……

わたしがオッサンなんでしょうか、この主人公設定にはあまり感情移入ができなかった。
それと10年前の作品なのでしょうがないのでしょうが、登場するガジェットがどれも手垢まみれ。まあ、これはSF作品の宿命なので仕方ないでしょう。それでも10年前にもこれらはすべて元になるものがあったと思うけど。
ハードSFではなく、ラノベSFって感じですかねえ。
若い人には受けそうだと思いました。
M.G.H.―楽園の鏡像Amazon書評・レビュー:M.G.H.―楽園の鏡像より
4198611947



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